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いい人風な危険人物!心理学者の本で対処法を学ぼう

今日はちょっと心理学的なおもしろい本を見つけたのでご紹介したいと思います。「うぉ!ドンズバのやつ、いたよー!」と私が度肝を抜いた一冊です。

悪質な被害にあう前にこの本に出合って…

今回ご紹介するのはアメリカの臨床心理学者の博士ジョージ・K・サイモン先生(以下・サイモン先生)による本です。サイモン先生は人間の個性(キャラクター)をとても丁寧に解説してくれています。この本には“表面はいい人、陰で執拗に攻撃する”超厄介な人間の性質、特徴、対処法が紹介されています。

ブックレビュー!『あなたの心を操る隣人たち』を読んで人間関係を振り返ったらゾクっとする

誰かを信じられなくなった時…、裏切りを感じた時…、自分の身に何が起きているかわからなくなった時に、読んでみるといいかもしれません。強く、自分らしく、生き抜くヒントがたくさん散りばめられていました。世間は広いです。今悩んでいる人も、そうじゃない人も、深呼吸してゆっくり生きましょう!

人の心を操りながら攻撃してくる人間の見分け方


あなたの心を操る隣人たち

サイモン先生のこの本のなかには、この「マニピュレーション(Manipulation)=人の心を操りながら攻撃してくる」人間のことを「関係性を操作する人=マニピュレーター(Manipulator)」と呼んで、その特徴が細かく網羅されているんです。

■マニピュレーターの特徴とは?

サイモン先生がいうマンイピュレーターの特徴を引用でご紹介しますね。これマジ、ゾワっとするよ。

はぐらかす
問題をすり替える
大事なことを伝えない(事の真相を秘密にしておく)
相手の羞恥心を刺激する
被害者を演じる
人をそそのかす
人のせいにする
無視する
無知・混乱を装う
相手に怒りをぶつけてコントロールする
脅す

引用:『あなたの心を操る隣人たち』忍び寄る『マニピュレーター』の見分け方、対処法より

これがマニピュレーターのサイン。そして熟練したマニピュレーターになると、パッと見、すごく素直ないい人に見えるというのです。性根はめちゃひん曲がっているのにも関わらず…!

この「Covert Aggressors=隠れた侵略者」、「Covert-Aggression=潜在性攻撃性」の性質を持つ熟練のマニピュレーターの対処法に苦しめられている人は、少なくないんですよ。ほーら、どうですか?皆さんの近くにいませんか?

私の周辺にもドンズバで該当する人間が、残念ながらいました。

ブックレビュー!マニピュレーターやカバードアグレッションの対処法ってあるの?

このマニピュレーターというのは、近づいてきたときにすぐ気が付けないのです。「あ、コイツは嫌なやつだな」っていうオーラが、薄いんです。攻撃性が隠れていたり、秘密にされていたりするカバートアグレッションは、初期対処ができません。

真正面から攻撃してくるタイプの人は、周りに敵も多いから、対応しやすいですよね。ある意味、自分に正直な人なので、わかりやすく嫌われているし、防御もしやすいです。しかし、カバートアグレッションのマニピュレーターは、パッと見、イイ人そうな雰囲気を醸し出して近づいてくるところ特徴なので、初動で見抜くことが極めて難しい…。向こうは、まるで親友みたいなテンションでこちらの情報をガンガンぬいてきます。弱みを探す傾向も強いので、はじめに何かおかしい…と、勘づくには、特徴と見極めのポイントをこちらが先に知っておくことが必要です。

このあたりのことは、サイモン先生の公式サイトでも詳しく紹介されているので、英語だけど読んでみると面白いですよ。(参考:Aggression and Covert-Aggression

隠れた攻撃性を持つ八方美人!羊の顔をした狼

この隠された攻撃性を持つ人間(マニピュレーターのカバートアグレッション)と呼ばれる人は、自覚ある場合もありますが、無意識でやっている場合のほうが多いそう。その人の性格そのもの。サイモン先生は、本の中で、彼らを“羊の顔をまとうオオカミ”と表現しています。日本語で言えばかなり極悪気味な八方美人、虎の威を借るめんどくさいキツネといったところでしょうか。

大きく深呼吸して落ち着きましょう!マニピュレーターやカバードアグレッションの被害にあわないための回避方法

とにかく、初動で「こいつはカバードアグレッションだ!」と発見するのは難しいので、何か問題が起きた時、「人のせいにする」とか「平気でウソつく」などの、真っ向から立ち向かわない卑怯な傾向が垣間見えたら、立ち止まってよく考えましょう。ものごとの本質を見極めるには、時間が必要です。諸悪の根源は誰なのか?最新の注意を払ってその人物の発言、人間関係をよーく観察しましょう。

■マニピュレーターがつくウソのアレンジ例

たとえば、ある会社で、Sさんが心の病気になってしまいました。Sさんのいつも隣にいたマニピュレーターは、同僚のAさんに「BさんがSさんにいつも買い物を頼んでいるせいでこんなことになったんじゃないでしょうか」といいます。

一方のBさんには「AさんがSさんにこの仕事を優先しろ圧力かけて悩んでいたらしいって聞いたんですよ」と説明。

実際は、Aさんから買い物を頼まれて、Bさんから別案件の仕事も頼まれただけのSさん。

病気の理由はもっと別のところにあったとしても、Sさんをとりまく環境の事実を少しアレンジしながら、AさんとBさんが互いに加害者ではないかという疑惑の目を持たせ、相手を有利に誘導するのがマニピュレーターの手口です。

実際には、マニピュレーター本人が「お前の仕事なんかに巻き込むなー!」と高圧的な態度をとったせいでSさんが病んでしまったなんてケースもあるかもしれません。自分の加害責任を回避するのに、必死なマニピュレーターも存在します。

■マニピュレーターが、無知と被害者を装う例

正義感の強いBさんに、マニピュレーターはまくし立てます。

「僕だって、ちょっとひどいと思っていたんです。Aさんの態度は。以前からみんなおかしいって言っていました。僕は、Bさんみたいにスキル高くないですけど、全部わかってますから…」とBさんに、あたかも味方であるかのような発言しています。自分の無力さを強調し、Bさんを立て、同時にAさんを落としていますよね。

また行動力のあるAさんに、マニピュレーターはこんな角度で問いかけます。

「Bさんが頼んでくる仕事って、僕も仕方なく、たまに引き受けるんですけれど、しょうもない内容ばかりです。あのやり方は、まいっちゃいますよ。でも僕は、断れない性格なので…」とAさんに、あたかも自分までBさんの被害者のような言い方をしています。弱い性格であるという自己分析まで盛り込んで。行動力があって、なんでも自分でやらなきゃ気が済まないというAさんの性格を逆手にとって「そんなの自分でやればいいのにね!」という同調を誘ったりもするのです。

■情報や人間関係を遮断しようとする

ターゲットの良心や弱みをグサグサと刺し、自分の思うように行動させようとしてくるのがカバートアグレッションのよくある手口です。まわりくどい話し方で、ニコニコいい人の顔をしている初期には想像もできないほど、事態をややこしくしてしまうこともあります。特に当事者になってしまったらなおさら。事態の全体像の把握や原因の究明に時間がかかるかもしれません。

また前項のAさんとBさんをターゲットにしたマニピュレーターの行動では、両者の人間関係をも壊しているのがわかりますよね。ターゲットの人間関係を遮断、情報を遮断、自分の思うように相手を動かす。この流れもマニピュレーターに多く見られる特徴なんだそう。

この相手の攻撃の仕方と隠された意図をなるべく早いタイミングで分析できると対処がしやすいと思います。

虎の威を借る狐!マニピュレーターの末路

サイモン先生の本を読んで、マニピュレーターは、かなり寂しい人だとも感じました。人生を豊かにしてくれるもの、それは、まぎれもなく良好な人間関係です。

気の合う友人って、一生モノじゃないですか。一緒に仕事している会社の同僚や上司と仲がいい会社のほうが生産性も高いです。お互いを尊重しあっていける恋人や配偶者に出会えたら、その人生はとても幸せなものになると思います。

大きく深呼吸して落ち着きましょう!マニピュレーターやカバードアグレッションの被害にあわないための回避方法

人間というのは、無意識のうちに物事を考えたり、行動に移していることがほとんどです。マニピュレーター自身も、意識的に攻撃しているというのではなく、無意識にこのような悪質行動をしているそう。もとの性格がおかしいので、そもそも本質を理解しにくい人たちといえます。だから、大人になってもろくな友達がいない人って、ちょっと注意したほうがいいかもしれません。私の知っているマニピュレーターは、プライベートも、会社生活も、あまりうまくいっていない人ばかりでしたし。

世の権力者の周りには、マニピュレーターがはびこっているケースも少なくありません。よく「役職定年したら、一緒に飲みに行ってくれなくなった」とかぼやいているオジサンいますが、あれは、向こうはあなたの人柄に惚れて一緒に飲んでいたのではなく、権力というメリットを感じでそばにいただけなのです。あなたのそばにいるメリットを感じなくなったら付き合うのをやめるのは、彼らにとっては自然な行動なのかもしれませんね。

しあわせの基本は良好な人間関係。|大きく深呼吸して落ち着きましょう!マニピュレーターやカバードアグレッションの被害にあわないための回避方法

ママ友の世界でも、影響力のあるママのもとに集まってくる人のなかには、マニピュレーターがいることもあるので注意したほうがいいと思います。そして意外と多いのが、恋人や配偶者、家族や親せきといったかなり近い関係の人間が、カバートアグレッションであるケース。いろんな形で、楽しい日常のふと隣に出現する隠れた攻撃性を持つ人たち。ある日、手のひらをひっくり返したように、良心・羞恥心・罪悪感を刺してきます。

マニピュレーターは、過剰な自己防衛や自身の正当化のためには本当に必死になります。「これはやりたくない」といった自分の考えや信念を変えることはありません。都合が悪くなったり、本性がバレそうになると、はぐらかしたり、問題をすり替えたり、大事なことを隠してみたり、ダンマリをきめこんだりします。うわべは穏やかでも、ずる賢く、手口は巧妙、人の弱点につけ込んでは抜け目なく立ち回る人間です。

逆に言うと、“見る目がある人”たちからは、とっくに見放されている存在でもあるのです。八方美人はいつかバレます。虎の威を借り続けたキツネを慕ってついていく人はいません。マニピュレーターって、年齢を重ねるごとに孤独になりやすい存在ではないかと思いました。だからって、ぜんぜん同情はしないけど。

実体験(1)突然、怒鳴られても…

先日、私からかなり近しい場所で、突如現れたマニピュレーターは、私の夫をうまく利用したいと考えていたようです。夫は私がお願いすれば、なんでも言うことを聞いてくれる人だと察知した彼は、私にとりいり、私の周囲の人間が「LINEでこんなこと言っていて~」と都合のいい画面だけ断片的に見せるなどしながら熱弁をふるっておりました。そして「僕はぁ~、〇〇さん(私の夫の名前)と違って、賢くないのでぇ~」「助けてほしいんですよぉ~」弱弱しい声で、被害者を装ってきました。今になって思うとあの演技、キモかった。

ところが、うまく操れるチョロい人間だと踏んでいたターゲットの私が、予定していた以上の頑固者で自分の思い通りに動いてくれない!と分かった瞬間、彼は豹変します。

「僕は関係ありましぇーん」「何も知りませんでしたからぁー」と、突然大きな声で怒鳴り散らしてきたのです。おいおい、あの軟弱キャラは、わすれたのか?結局、無駄にわめかれること、電話で1時間。

この温和で有名な私だって、キレるにきまってるじゃないですか。無責任なこといってんじゃねーよ。どけ、クズ。このように思うのであります。

隠れた攻撃性といっても、自分が窮地に追い込まれれば、こうして正面から攻撃してくるマニピュレーター。“自分は弱い”なんて純真ぶって被害面していたって、誰かの悪口を堂々と私にチクってきた時点で、充分弱くなんかありません。このケースのカバードアグレッションに対しては、性格が悪い人という結論とともに協調性がなく、行き当たりばったりな行動で、すべてのシーンにおいて多くの人間から軽んじられ続ける残念なタイプの人間ですから、助けを気安く求められない場所へ退避するのが一番です。

実体験(2)女子トイレで、必ず誰かの悪口…

とある後輩で、「○○さん、仕事中にお菓子ばっかり食べてるんですよ」「△△さんにひどい言い方されたんです」と、なんかいつ聞いてもあまり気分がよくない話ばかりをしてくる人がいました。場所は会社の女子トイレ。一見すると、ものすごくおっとりしたかわいらしい雰囲気なのですが、彼氏はおらず、実家は地方で、大学は都内だったのに社外にこれといった友人もいない様子。私は帰る方向が一緒だったので、たまに食事にいったりはしたのですが、そういうときにも、要所、要所に誰かを蔑むエピソードをいれてきて、ちょっとひいて見ていたんです。そしたらある日、飲み会の席で、女子トイレトークで仕込んだネタ「○○さんが言ってたんですけれど、あの人は…」と、エライ人の隣に座って、自分が悪者になることなくコソっとターゲットの評判を落とす瞬間を見たとき、あ!これは確定だ!思ったんですよね。

その後も、ちょくちょく連絡はきたものの、ある日「あなたの話って誰かの悪口ばかりよね。付き合いにくいわ」とハッキリ言ったら、ハトが豆鉄砲食らったような顔をされました。刺されたら怖いから「え?自覚ないんかーい。」って笑いながら、私はその場を去りました。それ以来向こうから連絡はなくなったんで、やれやれです。

大きく深呼吸して落ち着きましょう!マニピュレーターやカバードアグレッションの被害にあわないための回避方法

あ、でも、これ、後日談があって、会社を辞めてから数年後、私の連絡先を知っているのに、別の人を介してアレコレ質問してきたんです。図々しい&めんどくせぇ。お前が嫌いだといっただろ。しかし、常識人として知れ渡ってる私は、心を無にして、極めて短めの返事をして流しました。あの人と同じ土俵に乗りたくないですし。

正面突破してみても、この図太さ。マニピュレーターって、すごい生命力。

カバートアグレッションは治るのか?

本のなかでサイモン先生は、「致命的な誤解は、人間は基本的にみな同じだという思い込みだ」と言っています。隠された攻撃性(カバートアグレッション)を持つマニピュレーターは、本人の性格であり、パーソナル障害のひとつでもあって治るかどうかは、本人の意思次第ですが、面倒見るのも大変そう。「健全な良心の持ち主のあきらかな特質とは、罪悪感と羞恥心を感じ取れる能力だ」ともおっしゃっているので、まともな人は、この手の人間を正面から相手にしないことが一番なのです。

大きく深呼吸して落ち着きましょう!マニピュレーターやカバードアグレッションの被害にあわないための回避方法

ビジネスの場面なら、Win-Winの関係に持ち込むのが有効なのだと書かれていましたが、日常生活においては、自分とは関係のないどこか遠くの世界へ消えてほしい

のらりくらり、まわりくどい話しをグチャグチャされて、一生懸命、自分の意思を通そうされても、迷惑なだけです。私の貴重な時間を返せ!とぶっ飛ばしたい気持ちを抑えて、言い逃れされないように、行動の矛盾を指摘しながら理詰めしていく手段もありますが、骨が折れるし、関わるだけ無駄です。

大きく深呼吸して落ち着きましょう!マニピュレーターやカバードアグレッションの被害にあわないための回避方法

また、うっかり、このマニピュレーターに会い、カバートアグレションのターゲットにされるような事態を繰り返してしまうと「裏切られた」「もう誰も信じられない」と、リアルにメンタルの実害が出てしまいます。でも落ち着いて考えてみてください。向こうは、ゴキブリレベルの生命力を持っているんで、接点を持つこと自体に意味すらないのです。人生の大事な時間と貴重なパワーを使うのはとってもバカらしいでしょ。

なるべく近くに寄せ付けない。距離をおくのが最善。

うわべはいい人のふりをして、相手を意のままに操ろうとする。カバードアグレッションって怖い。

やさしさや思いやり、あたたかい共感力と楽しい空気。人生における豊かな時間は、本当に大切な人にだけ使いましょう。人とのつながりは、幸せの基本ですから。自分の周囲にカバートアグレッションのマニピュレーターを近づけないように心がげることが大事です。

私は心理学ビギナーだけど、サイモン先生の本を読んで、こんな風に、身近で起きたいろんなことをたくさん考えさせられました。

うわべはいい人のふりをして、相手を意のままに操ろうとする。
誰にもわかってもらえない「心の暴力」から身を守る方法を
臨床心理学者が教えます。

引用:『あなたの心を操る隣人たち』帯より

心の暴力では、警察は動きません。

いまの生活の中で、似たような人間関係に疲弊しているよ…、という人は、サイモン先生の本の中で、なにかヒントが見つけられるかもしれませんよ。浮かれポンチな私が、エディンバラで撮影したちょっとキュンくる風景とともにご紹介しました。

【INFO】

今回ご紹介した本は<あなたの心を操る隣人たち>です。


あなたの心を操る隣人たち

原書の初版は1996年。20年も前に発行されている本ですが、今読んでもすごく役に立ちます。心理学ビギナーにもおすすめ。人生は誰のものでもありません。なんだか周囲に振り回されているなと感じたら、ちょっと手に取ってみてくださいね。

▼メンタル直撃な人は、気軽に相談できるクリニックも

<浜松町こころのステーション・クリニック>

IQテストの取材させてもらいにいったときの体験談なんですけれども(;^_^A。カフェみたい空間で相談できるメンタルクリニックで、患者さんファーストな先生でした。あんまり強烈なところに相談に行くもの不安だという時には、ちょっと話を聞いてもらうのにいいと思います。雰囲気などのご参考に!