カリフォルニア州司法試験にマジで受かっちゃったドナルド先生による【連載】米国弁護士試験のホントのトコロ。私が取り組んだMBE問題集で得られた知識を日本語でまとめたオリジナルTips集です。
5. 4th Amendment (Part1)
114. Open field doctrine ⇒ 捜査のために鉄条網くらいならカットして進入してもOKらしい
115. 銀行口座記録には合理的なプライバシーの期待がないので、4th Aを根拠に証拠排除できない
116. たとえ被告本人の所有物であっても、他人の家で見つかったものに対してはreasonable expectation of privacyがないので証拠排除不可
117. 上空からの証拠収集はOKだが、熱感知式の夜間ゴーグルの使用はNG
118. 容疑者が第三者の家に隠れている ⇒ Arrest warrantだけではダメで、Search warrantも必要
119. 令状に記載の物以外 ⇒ Immediately apparentの場合のみ捜査OKだが、令状に記載の物が見つかったらNo need to further inspectなので捜査を終了しなければならない
120. Warrantの完全性は求められておらず、Reasonable effortで特定できればOK。しかし集合住宅のみを指定する場合はNG
121. 主犯が実際に無罪放免になれば、Accompliceもセーフ。暴行死の現場にいた、というだけでは共犯にはならない
122. Informantの情報が古い場合 (2か月前とか)、Probable causeがなくなり、それに基づいた令状による捜査はNG
123. 家主の許可を得れば、その範囲内でWarrantless search可。Non-paying guestはホテル宿泊者と違ってVery limited rightが認められるに過ぎない
124. Extensive regulationが課される産業 (産廃業とか) はWarrantless/Unannounced inspectionを受ける
5. 4th Amendment (Part2)
125. 警察に協力して私人が証拠収集 ⇒ Warrantが必要
126. 政府のInformantによるsecret recoding of conversationは憲法4A違反ではない
127. 校長はreasonable ground for suspecting violating school ruleがあればWarrantless searchができるが、PoliceのRequestに応じて捜査している場合は、通常のProbable causeとSearch warrantが必要
128. 他人の家に逃げた犯人はillegal searchに対するStandingなし
129. 学校でのsearchはwarrantやprobable causeは不要 ⇒ reasonable groundでOK
130. CheckpointやReasonable suspicionなしにAt randomでCar stopするのは違法
131. それなりの年齢 (= adult teen) の子どもであれば、ロックされたスーツケースに対してはPrivacyあり
132. Automobile searchはトランクもOKだが、Probable causeが必要。SILAでは①安全でない or ②reason to believeが必要
133. Stop & Friskにはreasonable suspicionが必要 ⇒ 匿名のタレコミ電話だけではNG
134. 逮捕された後でも、車のトランクの捜査にValid consentを与えることができる
5. 4th Amendment (Part3)
135. 少なくともReasonable suspicionがなければCar stopは不可。ランダムに止めることはNG。検問を設けることは可能だが、Neutral, articulable standardとMobility由来の目的が必要
136. 子ども部屋へのgeneral accessがある場合、例え子どもが成人であっても、親が捜査へのConsent可
137. Frisk:衣服のPat down程度だが、Plain feelで分かれば、武器やContrabandを押収可能
138. Automobileの捜査:Probable causeが必要であり、車内での挙動が何か不審、という程度では足りない
139. Warrantless search:AutomobileはProbable causeさえあれば、トランクやClosed containerも捜査可
140. 子どもは家へPoliceを招き入れることは可能だが、大人親の部屋へ入れることまではできない
141. Protective sweepは共犯者が合理的かつ明確な疑いがある場合にはOKだが、単独犯の部屋の捜査では行うことはできない
142. Friskするには犯人が武装している or 危険であることのReasonable suspicionが必要
143. Open field:フェンスや侵入禁止のサインがあっても、警察は令状なしで侵入可能
144. 通常のTraffic stopでは、ArrestやProbable causeがなければ、Compartmentの捜査はできない
145. 女の家が怪しい ⇒ 出てきた男を違法捜査して麻薬発見 ⇒ 女の同意を得て捜査して麻薬を発見=合法 (∵Consent)
146. 信号無視で捕まえたら酒臭い ⇒ 質問したら飲酒を認めた:Mirandaは不要
147. 刑事が令状なしに家宅捜索のためノック ⇒ 中から証拠を処分しているらしき音⇒ Exigent circumstancesに該当するのでWarrantless search可能
148. 48時間しか記憶がもたない病気 ⇒ Consent時点でConsentの意味を理解できていればOK
149. 強奪された札束にTracking device:犯人の居場所が分かっても、Hot pursuitでなければ令状が必要
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text ドナルド先生 2021年米国(カリフォルニア州)司法試験合格。世界中のディズニー制覇をもくろむアラフォー。