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クリスマスマルクトで温まるドイツ

マルクトって言葉がピンときてなかったんですけれど、マルシェのドイツ語版です。

だから日本語に直訳するとクリスマス市。この時期くらいからドイツ各地にパラパラ立ち始めるんですけど、これがまたとてもキレイなの!
ミュンヘンは秋のオクトーバーフェスト(9月末から10月の第二週くらいまで)が終わってしまうと、一気に寒くなってきて、日照時間も短く、日々空はどんより、午前中なのにずーっと夕方みたいな薄暗さが続いてなんとなく気分もうっそうと暗くなる元気が出ない毎日が始まるのですが、
そこにポッと燈るクリスマスマルクトの光は本当に心と体に染みわたります。

マルクト(=市場)にはどんなお店があるかというと日本のお祭りの屋台を想像してもらうのが一番わかりやすいと思うのですが、ドイツならではのくるみ割り人形とか、ツリーに飾るオーナメント、グリューワインという暖かくてスパイスが効いた甘いワイン、キッチン用品や靴下、手袋の日用品、ハチミツ専門店やソーセージ屋さんまで。何か買い物にというよりもその雰囲気を楽しみにみんな寒い中、ダウンを着ておでかけするのです。

私のオススメはやっぱりグリューワインです。
グラスが土器みたいなもの
(中世のマルクトにいくとあります、ミュンヘンならOdeons Plaz)や
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長靴の形のマグカップ
(これはどこでもあるし、その年ごとにデザインが違ったりもするので集めるのにイイ)
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これらは、初めにデポジットを支払って、飲み終わったらグラスを戻してお金を返してもらうのですが、そのまま買い取ってしまってもいい記念やお土産になると思います。

そして、寒ーいなか、「さむいよー!」って言いながら、グリューワインを飲んで、美味しいんだか美味しくないんだか結構微妙なカリーブルスト片手に、街ゆく楽し気なヨーロピアンを眺めながら、あぁ今年も無事に終わるんだなぁとホッコリすることに幸せを感じるのです。

たいていどの町にも大きな教会があって、その教会の近くには広場があって、そこでマルクトがやっています。
旅行で行くとしたら、大きくて有名なドレスデンや、古くて趣のあるニュルンベルグのマルクトがオススメです。

もし欧州在住で有名どころは結構行っちゃったんだけど、どっかない?な方なら、アウクスブルク(結構新しい雰囲気の街なんだけどね)にいってみてほしくて、ここ屋台(ワゴンみたいな車)でバームクーヘン切り売りしてるお店があるんだけど、それがちょう美味しいよ。

ドイツあるあるなんだけど、有名なクロイツカムとかもそうなんですけど
「あーこれなら日本のバームクーヘンが良かったなー」っていうのが多いんだけど
アウクスブルグのバームクーヘンは日本人の口にとても合うと思います。

焼きたてで香ばしくってすごくおいしい。
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