ミレーの『落穂拾い』(1857年)やルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』(1863年)など、19世紀の印象派の作品が充実しているパリのオルセー美術館。ルーブル美術館ほどの混み具合ではないので、のんびりパリ観光したい人におすすめです。5階にある「 The Café Campana (カフェカンパーナ)」は、あの名物ともいえる大時計の真後ろ!
<オルセー美術館>オンラインチケットの買い方
◆ネットで購入できる公式チケットは3種類
- オルセー美術館の入場料 12,40€~
- ロダン美術館との共通チケット 22€40~
- オランジュリー美術館との共通チケット 19,40€~
いずれも2020年2月現在の情報です。チケット料金も近年値上げされつつあるので、お出かけの前にご確認ください。
私が実際に出かけたときは、現地のチケット窓口にぜんぜん行列はなく、並ばずにすんなり購入することができました。現地購入だとオンラインの販売価格より少し安いんですよ。
毎月第1日曜日は入場無料とか、特別割引などもあるので、上手に計画を立ててみてください。
コンビネーションや代理店の安いチケットがあまりおすすめできない理由
現地で一般入場チケットを買うと、損をする!みたいなサイトがいっぱいありますが、私は個人的にいろんな美術館のコンビネーションチケットとか、代理店とかの格安チケットを買うのはあまりおすすめしません。そのわけは、ストが多いから。
「行ったら急にストしてた!」そんなことが、フランスだと日常茶飯事です。ルーブル美術館については、確かにかなり並ぶので優先的に入場したいなら事前購入も検討するといいかも。
(参考:ルーブル美術館へモナリザをみにいこう!)
よほどの行楽シーズンでもない限り、オルセーはそこまで激混みになることはないので、当日券のほうがフレキシブルに動けていいと思います。フランス語で、あの冷たい対応のスタッフに払い戻し方法とか聞くのも、ちょう苦労しますしねぇ。
あまりに安い格安チケットだと、そもそもストの場合は返金がない!なーんてケースもあるみたいですのでご注意を。
長距離列車のターミナル駅!カフェカンパーナはケーキもおいしいよ
これは有名な話ですがオルセー美術館の建物は、1939年まで鉄道の駅でした。国立美術学校のラルー教授が設計した駅舎は、彫刻や彩色石膏の装飾が施された豪華なものでしたが、その後、駅としては閉鎖。何に使うか、さまざまな議論が重ねられた結果、1986年の開館に至ったんです。結構歴史が新しいんですね。なにも知らず古い美術館を想像しながらでかけたので、到着したらすごくキレイでびっくりしました。
私のおすすめは、オルセーの顔ともいえる、大きな時計を眺めながらお茶できるカフェ「 The Café Campana 」。あまり美術作品のことはわからない人でも、ここは感動すると思いますよ。ミルフィーユおいしかったし。ぼんやり大きな時計を見つめているだけでもわくわくする場所です。さすが、おパリ♡
ここの内装も素敵で、こんなソファーも。オルセーにいったら一見…、一座り?の価値アリ。私がいうのもアレですが、オルセー美術館とても気に入ったので誰にも頼まれてないけど細かく書いてみました(笑)
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激混みと噂のルーブル美術館の名画「モナ・リザ」がガラガラだった話ほかにも<海外ですったもんだ / WORLD>では、 海外旅行でのさまざまなエピソードをご紹介中。おすすめのグルメや本当にあったトラブル、リアルな治安など、そりゃもういろいろありますが、すったもんだするからこそ面白くなる海外旅行を楽しみましょう♪