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ギークな天才が集うカリフォルニア工科大学(カルテック)


日本では春の嵐が吹き荒れていた今年の3月上旬。私はカリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)通称・カルテック(Caltech)がどんなところなのか、気になって、フラっとでかけてきました。1891年に創立という世界有数の名門大学。
そもそも、なんでこんな絵にかいたような文系の浮かれポンチ女子がいきなりカルテックが気になるんだよ!って突っ込まれそうですが、ここ、「ビッグバン☆セオリー」という10年くらい前から、アメリカで大人気になっているTVドラマのギークな理系男子が勤めている大学なんですよ。このドラマの話は、面白すぎるのでまたどこかで感想を書こうかと思いますが、カルテックとは”ギーク”なんていう言葉では片づけられない世界でもトップレベルの天才たちが集まる場所なんだそう。あの、アインシュタインも一時期、在籍していたことがあるそうで、ハーバードよりも難しいという見方をする専門家も。

そんなわけで、もう興味をもったきっかけからして「どうなのよ?」と突っ込まれそうですが、世界トップレベルは頭脳だけではなかった!というキャンパスをお散歩してきた体験談をご紹介したいと思います。

カークホフ・ビルディング Kerckhoff Building

「どうしてサングラス持ってこなかったんだ…!」といらぬ後悔を抱えながら、カルテックの一番東側(CEFCUの向かいの道)から中へ。「カークホフ・ビルディング(Kerckhoff Building)」という建物の脇を進んでいきます。

特に警備員さんとかはいなくって、公園みたいに出入り自由な感じです。不審者と思われたら正直に「sightseeing!」って答えようと思っていましたが、誰もいません。平日の朝です。

California Institute of Technology Seismological Laboratory


カークホフ・ビルディングとまるで対象になっているかのように見える右側の建物は「California Institute of Technology Seismological Laboratory(直訳すると地震学研究所)」。両方ともとても降るそうな建物ですが、歴史が物語る美しさに目を奪われました。「なんて素敵なキャンパス!」が、この時の第一印象だったのですが、このあとこの学校の規模のスゴさびっくりさせられることになるので、サクサク進んでいくよ!

ミリカン図書館 (Millikan Library)


古式ゆかしい建物に両サイドを挟まれた道を進むと突き当りには真っ白な近代的な建物が。これがミリカン図書館 (Millikan Library)です。カルテックストアというショップも併設されています。建物の正面には水辺も。

鴨がカップルで仲良く泳いでいました。

ちなみにミリカン図書館の脇には、カルテックストアという購買でオリジナルグッズも買えるのでお立ち寄りの記念にもいいかも♪

場所は、水辺からミリカン図書館向かって右側。あの矢印のあたりの1Fです。

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East Bridge building


ミリカン図書館の水辺に向かって背を向ける方向にあるのが、East Bridge building。あとから気が付いたのですが、このEast Bridge buildingに面しているカリフォルニアブルーバード通り(California Blvd)の向こう側もカルテックに敷地なんだそう。テニスコートやスポーツジムなどがあるそうですよ。このあたりで、私はカルテックのスケールの大きさに気がつきました!

スリープメモリアルガーデン(Throop Memorial Garden)


ミリカン図書館の水辺の脇は「スロープ・メモリアル・ガーデン(Throop Memorial Garden)」という、(私的には、もうキャンパス全部がデカイ庭!みたいな印象なんですが)お庭になっていて、アメリカのユニオンジャックがはためいていました。その奥に広がるのはまだまだ続くキャンパスの建物と、写真ではちょっとわかりにくいけれど、「エンジェルス 国立森林公園(Angeles National Forest)」の山々。まるで絵画のような景色ですよね。のどかなキャンパスのお散歩は続くよ。

北へ向かって歩みを進めると正面に白い建物が見えてきました。

Parsons-Gates Hall of Administration


左側の建物は、Parsons-Gates Hall of Administration。Caltechキャンパスの2番目の建物で、1917年に建設されたそう。1971年に地震で大規模な被害を受けたもののその後再建されていまの姿になっているらしいです。

Donald E. Baxter, M.D., Hall of the Humanities and Social Sciences

右側の建物は「Donald E. Baxter, M.D., Hall of the Humanities and Social Sciences(人文社会科学事務所)」です。こちらの施設の建設にあたっては政府の公的な資金も入っているんだそう。もう正面の白い建物が気になって仕方ないけれど、この人文社会科学事務所を東(右)に向かって進みました。

Red Door Cafe

「シャーマン・フェアチャイルド図書館( Sherman Fairchild Library)」の横の道を進んでいくと緑のパラソルがいっぱい。ここの建物の角がRed Door Cafeというカフェになっていて、学生さんたちがゆっくりお茶をしていました。やっと人影発見です!それにしてもカッコイイキャンパスライフ。憧れちゃいますね♪

突き当りのヒルアベニュー(Hill Ave)までが一端の東のはじっこみたいです。ここからまた左(北方向)へ曲がって歩きました。

Walter and Leonore Annenberg Center for Information Science and Technology

ムーア・ウォークという道を左(西方向)へ曲がると見えてくるのが、カルテックのなかでも際立って近代的な建物。「Walter and Leonore Annenberg Center for Information Science and Technology」その名の通り、情報科学系の研究に関する本拠地だそう。ここから、世界を動かくコアでマニアックでギークな研究がされているのかと思うとちょっとわくわくしますね!

Annenberg Centerの脇には自転車置き場も!


Walter and Leonore Annenberg Center for Information Science and Technologyを通り過ぎてから左に曲がるとチャリ置き場がありました。ここの突き当りへ行くと、先ほどの白くて斬新な雰囲気の建物です。

Beckman Auditorium


間近で見るととても大きい!ここがカルテックのシンボル的なスポット「Beckman Auditorium」という講堂です。なかは1,136席という規模を誇り、アカデミックイヤーにはバラエティにとんだ舞台芸術、講義、映画、授業、エンターテイメントイベントが開かれるそうですよ。アーノルド・ベックマン氏(Caltech卒業生(PhD ’28)で教員であり、理事会の名誉会長でもあったそうです)と、Arnold O氏による贈りものなんですって。

ぶらさがっているのはスピーカーかな?とにかく大きい!

Beckman Institute


Beckman Auditoriumの西側にあるのが、この「

Beckman Institute」。ここでは化学と生物科学の統合的研究が行われていて、中心的な場所なんだそう。

建物の中心には何か化学物質?と思しき形のモニュメントがありました。

Broad Center for the Biological Sciences


Beckman Instituteの北東に位置するこの建物は「Broad Center for the Biological Sciences(直訳すると生物科学総合センター)」。生物学・生物工学部門の研究がされている場所です。ここで私の足は棒になり、大規模なカルテックのキャンパス散策から引き上げることになりました。。。

大規模すぎる世界トップの理系大学

たぶん、カルテック全体の建物の10分の1くらいしかご紹介できていないと思うんですけれど、もう広すぎてグーグルマップを見ながら迷子にならないように歩くのでいっぱいいっぱいでした。アメリカの大学って、日本では考えられない規模なんだ!ということがよくわかったよ。研究内容も、どうやら政府や軍なども発注するようなレベルのものが多いらしく、私の思っている「大学」という場所とはだいぶイメージが違いました。

あとここ、私立の学校らしいです。日本からわざわざ留学するとしたら、年間もろもろ学費だけで700万くらいかかるというからびっくり。パサデナの町の物価も決して安くはないし。でも理系の頭脳のトップが集まる場所は、なにもかも規模がすごくてひっくりかえりそうになったよ。あー、でも生まれ変わったら、こんな素敵な学校で最先端の研究する学者になりたい。神様、おねがい。そんな気分になりました。

【INFO】

今回ご紹介したスポットは「カリフォルニア工科大学」です。

住所:1200 E California Blvd, Pasadena, CA 91125
公式サイト:http://www.caltech.edu/
ライバルはMIT。校訓はThe truth shall make you free。学生や職員の人数こそ多いとは言えませんが、大規模なキャンバスにご注目。世界の天才が集まるスゴイ大学です。

▼パサデナへいくならこのドラマもおすすめ!
『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』

舞台がカルテックなんだよ。

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