プーさんの映画の名言が胸に刺さってスピンオフ絵本も買っちゃった

アメリカのバス停で見かけた映画「クリストファーロビン」の広告

映画館でみたいよーう!とひとりごとをつぶやいてから、約二か月。ようやくプーさんの実写版映画を見に行ってきました。邦画のタイトルは「プーと大人になった僕」。プーさんのかわいさ全開!!先にネタバレにならない程度に公式サイトのあらすじをざっくりご紹介。


少年クリストファー・ロビンが、“100エーカーの森”に住む親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経った──
大人になったクリストファー・ロビンは、妻のイヴリンと娘のマデリンと共にロンドンで暮らし、 仕事中心の忙しい毎日を送っていた。ある日クリストファー・ロビンは、家族と実家で過ごす予定にしていた週末に、仕事を任されてしまう。会社から託された難題と家族の問題に悩むクリストファー・ロビン。そんな折、彼の前にかつての親友プーが現れる。

引用:公式サイト|ストーリーhttps://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku/about.html

あのクリストファーロビンが成長して、立派な社会人になり、家族もいます。というストーリーの振り返りと共にはじまる物語。今更ながらですが、なにがびっくりしたって、あんなに可愛らしかったクリストファーロビンがユアンマクレガーになっていたことにビビったわけですが、思いがけずハートフルで感動したポイントと、この映画のスピンオフとして出版されている絵本をご紹介したいと思います。一部ネタバレも含みますので、まだご覧になられていらっしゃらない方は、ここまでで♡

プーさんが大人になった私たちに伝えてくれる大切なこと

私も日々感じている、物事の優先順位をつける難しさ。やらなければならないことは山積みだし、やりたいことはどんどん膨らんでいくし、やってあげたいこと、やってほしいこと、自分と周りにいる人たちの関係性を見つめながら、日々、カレンダーとにらめっこ。こういう書き方をして、どっかのキラキラ系の起業家みたいな派手な売れっ子っぽさが漂わせたいわけじゃないのですが、ただ単に、時間の使い方があまり上手ではないのです。でも、これって、仕事をしている多くの人が抱えている問題ではないでしょうか?

仲間たちとの再会に喜びと懐かしい日々を感じながらも、仕事に戻らなければならないことを思い出す。「仕事って、ぼくの赤い風船より大事なの?」と、悲しむプーたち。急いでロンドンに戻ったクリストファー・ロビンは、森に会議の重要な書類を忘れてしまう……。

引用:公式サイト|ストーリーhttps://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku/about.html

自分がもう一人いればなー。と、あり得ない妄想を膨らませてしまう秋の夜です。優先順位の難しさに、あんなにかわいかったクリストファーも大人になって押しつぶされそうになっていました。あんなにかわいかったクリストファーが怒鳴り散らすシーンなんて、ショック以外の何物でもないのですが、私も同じように周りからイヤ~な感じでセカセカしちゃっている時があることがあるので、深く反省。

仕事をするのは大事なことだし、働くことは大好きだけれども、限られた時間のなかで、我慢している人がいることを、常に意識していかないと、家庭なんてあっという間に崩壊しそうだというはかなさを感じました。日本の家は、女性がガマンすればマルクおさまるみたいな考えが多いと思うけれども、女性のガマンは家そのものを暗くするから、私は一番よくないと思うんだよね。

引用:公式サイト|プーさんのことば https://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku/wisdomofpooh.html

なにもしないどころじゃない。日本は、多くの女性ががんばりすぎ。

以前、大変お世話になっている女性誌の方が”「お母さんや奥さん、女性が元気で笑顔だとみんなが元気になる」と考えていて、主婦を応援できる仕事につきたいと思い、この会社に入りました。”とおっしゃっていらっしゃったことに深く感銘を受けたのを今でも鮮明に覚えています。

大人になったクリストファーの家には、奥さんと娘がいるのですが、残念ながらストーリーの前半にはほとんど笑顔がない。その原因はパパであるクリストファーが忙しすぎるからなんだけれども、物語の舞台となっている英国。だから英国らしい価値観どおり、家族と仕事を同じ重さで天秤にかけて、やむを得ずこうなりましたという描かれ方をしています。

しかし、日本はどうでしょうか。家族と仕事の重たさが、男性にとって同じ比重なのかなと、今私がブログに書いてもどうしようもないような壮大な疑問がわいてしまう文化があります。家族との時間、仕事との時間。日本の現実は、多くの女性が理想と思う着地点とはかけ離れている気がしない?残念ながら。

引用:公式サイト|プーさんのことば https://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku/wisdomofpooh.html

未だ、子育て問題を取り上げるとすぐに炎上する背景はこういうところに根っこがあるんじゃないかな。夫婦はわかりあえているような気がしていても、しょせんは他人です。思いやりと気遣いが常々大事だなと思う。

で、そもそも仕事人間なのか、ただ家庭を顧みないだけなのか、わかりませんが、そういう男性は、たぶんこの映画を見はしないんだろうな。自分に時間ができたときに、家族の顔を思い浮かべられるのかな?って思う人に、平成が終わろうとしているこの時代にもたまに出会いますしね。

「家に帰っても好きな野球中継を嫁が見せてくれない」とか言って、漫画喫茶とかを徘徊している人を「フラリーマン」と呼ぶとかっていうニュースをみたときには、マジで世も末だなと思いました。

引用:公式サイト|プーさんのことば https://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku/wisdomofpooh.html

フラリーマンは、日本の迷子なんだ。霧ってもいないのに。どういうわけか。

300エーカーのサセックスの森にでかければ、クリストファーロビンみたいに、自分を取り戻せるのでしょうか。答えは誰にもわからないけれど、のぶみさんの新作絵本が炎上しているというニュースを見ながら、迷子のお父さんたちは、これからもどんどん増えそうだーと気が遠くなりました。

でも映画のエンディングは素敵です。みんな笑顔。あの光景は、すごく強烈に焼き付きます。家族との時間。休みを取得することが、次のステップへと繋がっていくこと。映画のなかの作り話ではあるけれど、大事な人と過ごす時間の優先順位を一段上げるという部分に、笑顔の毎日のヒントがあるように思います。プーさんが赤い風船を大切に思っているように、その人の幸せって、その人にしかわからないことがある。だからこそ、隣にいる人の価値観に常に寄り添う努力が必要なんだなと改めて感じさせられました。

ちなみに!だぁれもご興味ないとは思いますが(笑)
うちの家庭でいうと、私が映画のなかで一番突き刺さったのがこの言葉。

引用:公式サイト|プーさんのことば https://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku/wisdomofpooh.html

もう、ここ何年も、夫のお誕生日が来るたびに、本人にも伝えていることなのですが、私より1日でいいから長く生きていてほしい。プーさんがクリストファーなしの生活を考えるのを嫌がっているのと同じように、ずっと私も同じことを考えていました。夫婦は他人だけれども、一緒にいる時間は有限です。いつか、悲しいけれどお別れする日が来る。それがいつかはわからないけれども、1日1日を、機嫌よく、丁寧に過ごして、笑い合いながらご飯を食べる時間を大事にしたいなと思うのです。

だから、元気でさえいてくれればそれで。

そう考えると、うちの夫婦関係は、クリストファーロビンとプーさんによく似てることに気がつきました。しょっちゅうやらかすプーさんは私にそっくり。そうか、根本が似たもの同士だから自分がプーさんに魅かれるんだー!と妙に納得しているところ。あぁ、東京は息苦しい。温泉にいきたい。今日の帰りは蜂蜜を買って帰ろうと思います。

スピンオフ絵本はXmasのプレゼントにもおすすめ!


くまのプーさん またあの森で会おう

というわけで、映画がとっても素敵なお話だったので、記念に私はこの絵本を買いました。かわいいイラストにもご注目。正直、オリジナルのくまのプーさんって、ドジしたときにクリストファーがいつも助けてくれる…みたいなストーリーが多かったような印象を今も持っているのですが、この本は違います。誰かに言われたことに盲目的になっているクリストファーがプーさんの何気ない言葉や仲間たちとの付き合い方によって、自分を取り戻すお話。

あのやさしいだけのクリストファーよりも、100倍魅力的な人間に感じられますよ。

クリスマスに子供へプレゼントするならば、王子様がきてくれるプリンセスストーリーよりも、社会の荒波にもまれて変わってしまったクリストファーが、昔の気持ちを思い出すというこの絵本のストーリーのほうが、よっぽど感動的。ま、私の性格も相当ひねくれているので、だいぶズレてんのかもしれませんけれども。言い間違えや聞き間違えが連発している翻訳も秀逸なので、ぜひ大人もちょっと読んでみてはいかがでしょうか。

ではでは、私はおつむが小さいので、そろそろ失礼しようと思います。