世界屈指のラドン含有量を誇る鳥取県の三朝温泉（みささおんせん）をご存知ですか？鳥取空港と米子空港のちょうど中間くらいに位置し、アクセスがいいとは言い難い東伯郡三朝町にある温泉なんですが、湯治にぴったりな情緒あふれるスポットです。ロマンあふれる風景やグルメ、おすすめ旅館をまとめてご紹介します。
三朝温泉で期待できる効果や効能は？
三朝温泉では世界的にもトップクラスの高濃度ラドンを含んでいる温泉です。ラドンとはラジウムが崩壊されて生じる微量の放射線のことで、これを浴びたからって、原発みたいに体に悪いとか、そういった心配はありません。
◆リラックス効果絶大！
むしろ空気中に散逸して気化するときに、放射線の電離作用によってふわ～っと、マイナスイオンが発生するそう。
これは、森林浴と似たようなリラックス効果を期待できます。
◆放射能で細胞が活性化する！
「含弱放射能」が明記されている温泉成分表。温泉ソムリエ的にはテンションがあがる瞬間です♡
私たちの体は、この微量の放射線を受けることで細胞の働きが活性化されるそうなんですよ。「温泉」と一言で言っても、全国津々浦々、湧き出ている温泉毎にその成分はまちまち。一般的に「濃い温泉」に位置付けられる温泉の有名な成分に硫黄や鉄、放射能があげられます。放射能泉のいいところは毛細血菅が拡張して、新陳代謝も促進すること。アンチエイジング効果も期待できるので、女性には嬉しいポイントですよね。
このことによって、免疫力や自然治癒力を高めてくれるから、この三朝温泉は湯治効果が高いと言われ、古く1000年に迫る癒しの古湯としてこの地の人々に親しまれているんですよ。
◆ガンに効くって噂は本当か？
放射能泉というと、「がん治療に効果がある」なんてまことしやかに噂されがちなのをよく耳にされるかと思います。でもこれは医学的な根拠はないので、がんになってしまった時には温泉ではなく病院にいきましょう。
三朝温泉の公式サイトには
ガン死亡率も全国の半分。
1992年、三朝温泉地区の住民のガンによる死亡率は37年間の統計解析から全国平均の約1/2であるとの結果が報告され、「低線量被曝の影響を科学的に調べ直すべきだ」と提言しています。これは放射線ホルミシスの学説を強く証明するものでもあります。
引用：【三朝温泉公式サイト】より https://spa-misasa.jp/radium/
と書いてあるし…。普通に私が泊まった旅館にも、あたかも効果がありそうなデータや資料が置いてあったりしたわけですが、データ自体がどれも古いですし、どういう医療機関が調査に携わっていたかも真偽が定かではありません。
ロマンあふれる三朝温泉観光の見どころ
◆三朝橋にある三朝小唄の像
三徳川にかかる橋のたもとには昭和初期に制作された無声映画『三朝小唄の像』があります。私はこの映画みたことすらないのですが(;^_^A
三朝で暮らす1人の女性が、旅する画家の男性に恋をするというお話だそう。なんかうつむき加減な女性の表情にグッときます（笑）
◆情緒あふれる温泉宿でのひととき
バラ湯を楽しめる三朝館とか川沿いの美しい景色を楽しめる旅館 大橋
など、女子旅にも大人旅にも、リーズナブルな旅行にもぴったりなお宿がいっぱい。
鳥取はカニ料理もおいしいですから、お食事のグレードをちょっとUPしてみるのもおすすめです。
◆温泉街にある藤井酒造
三朝温泉の温泉街の東側にある「藤井酒造」は三朝温泉を代表する有名な酒蔵。私ここの甘酒は日本で一番美味しいと思うんですよ。
IWCで賞をとった日本酒はワインみたいなリッチなおいしさ。でも私のイチオシはやっぱり麹をちゃんと発酵させたおいしい甘酒。風呂上がりにぜひ立ち寄ってみてくださいね。
▲ネットでも買えるので発酵マニアのひとは、ぜひ一度お試しあれ♡
東京から三朝温泉へのアクセス
三朝温泉へは羽田空港からコナンの鳥取空港を経由するのがおすすめです。鳥取空港からは車で1時間ほど。JR倉吉駅まではリムジンバスも出ていて、倉吉駅からの送迎サービスをしているお宿も多いので、旅館選びのときは、きいてみるといいかもしれません。
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