ミシュランで2つ星を獲得しているお店です。場所は六本木の交差点から歩いてすぐ。ミッドタウンとの間のちょっと奥まったエリア。お店は地下にあります。
フレンチをコースでゆっくり楽しみたいときにはもってこいなお店。夜に比べると断然お値段もリーズナブルに設定されています。夜景が見えるとか中庭が素敵とか、特にそういった景色があるわけではありませんが、内装は落ち着いたモダンテイストで設えられています。
季節の旬の食材(この時は秋だったからサンマでした)をとり入れたきれいな前菜は目にも艶やか!
お野菜もしっかりとれるし、味も日本人の口に合う感じのフレンチです。あまり奇をてらったものはありませんし、かといって、伝統にガッチガチにしばられているわけでもなく、シェフの方のアレンジがほどよく効いています。
イチジクも冷たすぎない温度感がよかったです。たまにアンマッチのお店があるけれど、ここは食材のひとつひとつに丁寧に手が加えられている感じがします。
私はメインをお肉にしたのですが、これも火入れの加減がちょうどよくってお肉の甘さが際立っていました。
そしてナイフにはお店の文字も。お皿とかカトラリーへのこだわりを持っていらっしゃるフレンチのお店に来ると、自分でも買って家でも使いたいなーと思っちゃうので、「どこのですか?」っていちいちチェックしちゃいました。
けっこう品数も多いし、コスパはとってもいいと思います。
ただデザートのときに少々気になることが…。シェフが一部のテーブルのお客さんにだけご挨拶をされていました。これはいいとかわるいとかじゃなく、そのお店の方針だったりもするでしょうし、あのお客さんがよほどのVIPなのかもしれないので、別にとやかくいうことではないのですが、それほど混みあっているわけでもないタイミングで、あいさつに来るテーブルとこないテーブルがあるというのは、気分を害すわけではないけれど、いい感じにも思わないので。私はね。
ということを、最後カプチーノを飲みながら夫と話していた感じです。食事の締めくくりがこんな風になっちゃうでしょ。ま、私も未だにチャラ着いた感が抜けないし、夫も貫禄とかみじんも似合わない人なので、軽んじられる傾向にはあるんだけれど。味やコスパがやたらいいだけに、サービスとか接客が残念!っていう気がしました。だから、接客を気にしちゃう若い人にはあまりおすすめできません。大事な場面の接待とか、海外からのゲストが来た時に連れていきたいかと言われると、この感じじゃ心配だな~という気がするので、プライベートなシーン限定かなと思います。
そこさえ気にしなければ、全体的な満足度がとても高いお店です。
今回ご紹介したお店は「Restaurant Ryuzu(レストラン リューズ)」です。
住所:東京都港区六本木4-2-35 アーバンスタイル六本木 B1F
TEL:050-5868-6657
公式サイト:http://restaurant-ryuzu.com/
レストラン リューズ (フレンチ / 六本木駅、六本木一丁目駅、乃木坂駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7