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【テレワークで地方移住という選択】最大100万の補助金もある「呉市」

パソコンの風景

フルリモートしてると曜日感覚ところか、月感覚なくなってきますよね(;’∀’)

東京以外に生活拠点があったほうがよくない?

仕事風景

私がフリーランスになったときのコンセプトが「世界中、どこにいても、仕事をできる人になる」だったので、「生活拠点は東京じゃなくてもいいよね」というのは夫ともずっと話していたホットな話題でした。それがコロナで、夫もテレワークに…。

最近、「移住」がますます気になっています。こういう家庭、いま多そうだよね。

広島県の呉市は移住見学ツアーを実施。助成や支援金が充実

この間オンラインで受けた呉市の魅力発見セミナーでは、呉市の職員の方から呉での移住生活についての情報もたくさん教えていただきました。

◆「いつでもきてクレ」というシャレみたいな結構本気の見学ツアー

引用:呉市HPより

呉市では移住・定住を検討している人への見学ツアーを実施しているのだそう。定住サポートセンターの職員がニーズにあわせて市内各所を個別に案内してくれるというもの。土日対応もしてて、無料というから助かりますよね。

【INFO】

呉市都市部 住宅政策課 定住サポートセンター

TEL:0823-25-3394

Email:zyutaku@city.kure.lg.jp

◆交通費の片道分や宿泊費の支援制度も!

東京圏の人は広島への事前調査(住まいの見学など)のための片道交通費を支援するという制度もあります。

【INFO】

ひろしま暮らしサポートセンター

ふるさと回帰センター内 TEL:080-5873-3296

また「広島県片道交通費支援制度」を使って、呉市内のホテルなどに宿泊する場合には、1泊あたりの上限5000円で3泊までという制限付きではありますが、宿泊助成事業補助金というサポート制度もあります。

引用:呉市HPより

ほかにも呉市新婚・子育て世帯の定住支援事業呉市空き家バンクDIYリフォーム補助事業など呉市への移住や定住を考えている人への支援制度がかなり充実していました。いろいろ活用すると最大で100万円もの補助がもらえることも。これは地方移住を考えている人にとっては助かりますよね。

チョイ住み体験で見えてくるもの。ワーケーションしやすい街とは?

ロスの図書館はワーケーションにも最適!

以前、ESSE onlineにロスのアパートに民泊して一週間住んでみた話を書いたりしましたが、1、2週間くらいのまとまった期間、ちょっと住んでみる体験をするとその街の実態がよくわかります。買い物のしやすさや公共交通機関の使い勝手、治安や地域の人の様子、近隣の飲食店やどんな娯楽があるのか、子どもがいれば子育て支援の実態や介護が必要な人がいる家庭なら福祉のサポートなどの部分もしっかり知りたいハズ。

呉市のマスコット呉氏。

特に呉市は、私はまだ一度もいったことがないので、「ワーケーションにぴったりな場所がありますよ~」と言われても、土地勘もないし、生活事情がちょっとピンときにくい点が多かったので、またこういう機会があったら、メリットだけでなく、デメリットも含めてもっとくわしく教えてもらいたいなと思いました。

◆住んではじめてわかる、いいところ&わるいところ

たとえば、今まで実際にチョイ住み&ワーケーションした街の話をすると…

ミュンヘンの自宅のセントラルヒーティング。

ドイツのミュンヘンは、寒いなりにもどの部屋にもセントラルヒーティングがあって冬は東京以上に室内があたたかいのです。システマチックな暮らし(ごみ捨てやシャワーの時間がきっちりしてるアパートが多い!)も、初めはびっくりしたけれど慣れてしまえば快適で、治安もいい(女性でも夜ひとりで歩ける!)、一方、デメリットとしては食事が全部まずく、美容関連も最悪でした。特に男の人は現地の床屋へいくと、だいたい角刈りになって戻ってきます、マジで。

ロンドンのラッセル・スクエア周辺を散策。

イギリスのロンドンは、自然がいっぱいで、地下鉄やバスなどの交通も充実で(東京並みにほぼ遅れなし!)自家用車なくても不自由がない。だけど気候が日本人にとってはけっこう深刻で、日照時間は東京だと年間平均1,900時間程度に対し、ロンドンは1,500時間くらい。ほぼ曇りっていう日常が、体というか、メンタルにくる感じ。そして生活にやさしい制度が充実しているとはいえ、そもそもの物価が高いから、家賃(東京よりはるかに高い…)をみて夫とひっくり返ったこともありました。

食事がおいしいバルセロナ。

スペインのバルセロナは、食事もおいしいし、物価も安いし、太陽の光もいっぱい浴びれるし、一瞬最高じゃん!とか思ったんですが、バルセロナの人たち、時間の流れ方ゆっくりすぎ問題が発生。サッカーの試合観戦ひとつとっても、夜9時スタートとか言われ「え?!」ってなり、終わるのが23時すぎ。市街地は普通にバルとか開いててみんな飲みにいくんだけど、私は眠くなってしまって…。次の日の仕事というのは、あんまり気にしてないようです、バルセロナの人たち。海も近くて、アートにたくさん触れられていい街なんですが、もういろんな部分がルーズすぎて、せっかちな日本で生まれ育った私はあのペースに最後まで慣れず…。

マッサージが最高の香港。

香港の九龍は、とにかくマッサージがよくて、仕事の疲れがきちんと毎日リセットできるし、食事もおいしいし、何よりアジアだからビジュアルもなじんで、最高でした。しかし昨今の中国当局との政治的な関り、そして治安の問題などを考えると、なかなか仕事をする場所としての難しさが強くなってしまっています。

◆ワーケーションの本音

PC一台でどこでも仕事。

ノートPCさえあれば仕事ができるという強みを最大限いかし、これまでもいろんなところでワーケーションをしてみているのですが、どこも一長一短。いいところ、わるいところはそれぞれ。ただうっすらお気づきと思いますが、ひとつ確実なことはワーケーションってすごく楽しいということ。ちょっと長めに住んで生活してみると、旅行で観光していたときとは違ったその街の側面がみえてきます。

私はまだ国内での地方でワーケーションをしたことはないのですが、海外の大都市と違うのは「リアルを知りたい!」と思っても、なかなか情報が出てこない点です。市役所とかの方々の1、2時間のプレゼンではわからないことが多すぎなんですよね。機会があれば、ぜひ呉でも一週間くらいチョイ住み体験をしてみたいなと思いました。

◆テレワークの醍醐味は家族と過ごすかけがえのない時間

「フリーランスなのでどこでも仕事ができて…」というと、必ずといっていいほど「ビーチとかで海見ながらパラソルの下でPC広げて仕事とかしてるですか?」みたいなイメージの話をされるんですが、現実はそんな甘くないです。

ここ最近、一番多いのは、24時間営業の成城石井と郵便局が入ってるビルのコワーキングスペース。便利さに越したことはない。家から歩いて5分だし。仕事が済んだらすぐ買い物して家に帰ってお料理。夫も出社がなくて家にいるので(;’∀’)朝昼晩と3食一緒にご飯を食べ、くだらない話をしてるだけなんですが、ゆとりが増えた感じがします。

リモート勤務の醍醐味はこうした家族と過ごす時間の豊かさにあるのではないでしょうか。

◆地方と東京の二拠点生活をはじめた友人たちの話

最近、まわりでもパラパラとプチ移住をはじめる人がでてきて、いろいろ話を聞いてると、軸足を地方へ移すというのはメリットも多い様子。

「親が近いから、何かあった時に頼りやすい」

ある友人はこの秋、地元の九州某県と東京の二拠点生活を開始。ふるさとに帰るというのもいいですよね。住みやすさ事情がしっかりわかるから、住んだ後の「こんなハズじゃなかった」みたいなギャップが少なさそう。

「一番は、災害時の避難場所として。メリットはそこかな」

そう話していた別の友人は、実際オミクロンが猛威をふるった今年の夏、東京にいたら感染は免れられないと判断し、北海道に作った別拠点に移住して仕事していたそう。今後、まぁほぼ高い割合で来ると言われている関東直下の地震やその後の津波、また近年増加中の台風や大雨で、東京の家に何かあった場合にもすぐに地方に移動できる体制が整っているというバックアップの場所があるというのは安心感が違うよなぁと話をきいてて感じました。

家族を守るという意味でも、死なない確率をあげることって大事。それなら東京少し離れたところで、サポートが手厚い地方都市での二拠点生活という選択は賢いかも。海外に比べても言葉の問題がないのはありがたいし。

こだわりやしがらみを捨てて、いろんなところにひょいひょい飛び込んで生きていけるように。私も自分のペースでゆっくり準備していこうと思います。


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