医療費控除のための確定申告!e-Taxを使うメリットって?

【個人向け】医療費控除は家族まとめて確定申告

これはもう10年くらい前の話になりますが、電子証明書等特別控除という5,000円〜3,000円くらいのオマケ的な税額控除があったにも関わらず、当時の確定申告するときの利用率が半分にも達していないらしいよ!というe-Tax(イータックス)。国税庁の国税電子申告・納税システムのことなんですけれども、私も今日税理士さんのところへ相談へいったついでにいろいろはじめて知ったことが多かったので、来年の医療費控除のための確定申告とかを考えているそこの奥様むけに、怒涛の年末を迎える前に今のうちに何から準備しておけばいいのかを、自分のメモも兼ねてシェアしておきたいと思います。

今回は個人で確定申告をする人向けのお話です。法人のお話ではないのでご注意ください。主に医療費が夫婦で10万円超えそうじゃね?!みたいなご家庭向き(所得200万円以下の人はこのラインが下がります)になりますし、そもそも、私は税理士でもなんでもないので、その辺りも加味して個人の責任でまず以下を参考にしていただければ幸いです。


出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)|http://www.e-tax.nta.go.jp/

いくら「自宅からネットが便利」とか言われても、たぶん便利じゃないから流行らなかったんだろうなという気はしていたのですが、これ、うちの場合は、夫も私も一度は税務署に行かねばならない話なんですよ…。なんで、その肝心なところをすっ飛ばして、こういうキャッチコピーにするんだよーう!と思ってしまいました。ってか私のまわり、マイナンバーカード持っている人あんまり聞かないんですけれど…

マイナンバーカード方式なら税務署へいかなくてOK


これは税務署に貼ってありました。

持っている人を見かけたことないマイナンバーカード所有者と、税理士さんくらいしか持っていないものだと思ってたICカードリーダライタ(通称:リライタ)を持っていらっしゃる人は、ご自宅のPCで申告ができます。

ちなみに住民基本台帳カード(平成27年12月で発行終了)も有効期限内であればこの申請につかえるそうです。流行らなかったうえに、いつの間にやら発行するのも終わっていたとは…。あれにいくら書けたんだか知りませんが、壮大にやらかしてんな~という気分になってきますねぇ。

それ以外の人は税務署へ利用者識別番号をもらいに行きましょう

マイナンバーカードとリライタが普及するまでの暫定的な処置として、税務署でe-Taxの利用者識別番号(IDとパスワード)を発行してもらうことができます。

■e-Taxの利用者識別番号とは?!

e-Taxを使用するために必要な16桁の番号のことで、税務署のPCに住所とか電話番号とかもろもろ打ち込むと発行してもらえます。暗証番号となるパスワードも税務署で自分で設定します。必要な持ち物は身分証明書くらいです。お金は特にかかりませんでした。

■e-Taxの利用者識別番号は自分の分しか発行してもらえない

これが、主婦目線ではかなりやっかいだなーと思ったポイント。
うちの場合は、夫の方が圧倒的に所得が上なんですよ。(かなしい。がんばろう。)わたしみたいな奥様なんちゃってフリーランスだけでなく、専業主婦とかパートのご家庭なんかもぜひ注意してほしいんですけれども、医療費控除は所得が多いほうにくっつけたほうが節税効果が高まるんだそう。だから、確定申告すべき人がこの利用者識別番号を発行しないとならないんです。

一応、「わたし、配偶者なんですけれども、夫の分を代理でもらえないんですか?」と聞いたんですけれども、「原則、本人にしか発行できない・・・」とのことで、忙しいであろう、世間の稼ぎ頭のみなさま、早めに時間をつくって、税務署でe-TaxのIDをもらうようにしましょう

向こうのPCに住所や電話番号などを登録するだけなので、混んでいなければ10分くらいで終わる作業なんですけれどもね。その10分の作業をしに、働いている会社員を最寄りの税務署まで!っていうのがかなりネックなように感じます。


こんな感じのペランペランな紙に16桁の番号と自分で設定した暗証番号が書いてあるだけなんですけれどもねぇ…。一応、私は少ないながらも自分の仕事の分とかを確定申告せねばならないので、とりあえず、はじめての登録を済ませてきたところです。

メリットは医療費の領収書の添付を省略できること

なんだかんだで、多くの人は近くの税務署に行って、IDとパスワードをとってこないとなりませんよ~!という、めんどくささ残してんじゃねーよ!とキレたくなるe-Taxですが、医療費控除の領収書の添付を省略できるというのは忙しい主婦の人にも助かるポイントではなかろうかと思いました。

■健康保険組合が発行する「医療費のお知らせ」で代用可

ペーパーレスで、そんなのもらった覚えもないので存在すら知らなかったのですが、普通に会社から発行されている保険証を病院に出してかかった医療費などの明細については、健康保険組合から「医療費のお知らせ」という書類を発行してもらえるんだそうです。
病院のフォーマットバラバラな領収書を一生懸命に計算する手間を考えたら、はじめっから、「医療費のお知らせ」という類の書類をもらって、バーッと合計金額を出しちゃう方がラクチンだと思いますよ。領収書の控えはもちろん個人で保管義務があるそうなのですが、e-Taxで確定申告をする場合は添付する必要がないというのもいいですよね。

■医療費控除の明細書に書く項目

税理士さんに今日うかがったお話では、健康保険組合から「医療費のお知らせ」に含まれる以外の金額も医療費控除の対象になる場合があるのだそう。具体的には、病院へいくまでの交通費など。ここでいきなり「*セルフメディケーション税制は対象外です」みたいなことを言われて、じゃ、あの制度なんだったんだ?と謎が深まりましたが、余計なことを考えているとナイ頭がショートしそうでしたので、「そうですか!」と分かったような顔して帰ってきてしまいました。

医療費控除明細書は、国税庁のHPからダウンロードできますので、ご確認ください。


出典:平成 年分 医療費控除の明細書PDF – 国税庁|https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/yoshiki/02/pdf/ref1.pdfhttp://www.e-tax.nta.go.jp/

PDFが出ていますので、URLも貼っておきますね。

1医療費通知に関する事項の部分に健康保険組合から「医療費のお知らせ」の費用をそれぞれ書いていけばOK。窓口で支払った分がア、あとから補填とかされた分がイ。

2医療費(1以外の)明細に関しては、主に交通費や1には含まれなかった薬代などを書けばいいそうです。

■添付または提示が必要な書類

ここもまた注意が必要で、いくつか原本が必要な場合があります。

いくつか例をあげておきますが、たとえば寝たきりの人のおむつ代→医師が発行した「おむつ使用証明書」、温泉利用型健康増進施設利用証→「温泉療養証明書」、市町村または認定民間業者による在宅療養の介護費用→「在宅介護費用証明書」などなど。そんなのあるんだーとため息がでるものばかりですが、こちらも国税庁のHPの「医療費控除に係る証明書とは」という部分に詳細が載っていますので、URLを貼っておきますね。それぞれの該当しそうな病気や書類は直接ご確認ください。

e-Tax使う価値はあるかも!事前準備をしとこう

まぁ、正直、確定申告するだけでもスーパーめんどくさいのに、なんでe-Taxの準備するところからこんなにややこしくしてんだよ!とか、国税庁のHP自体がイマドキSSL化すらされていないで大丈夫か?とか、いろいろ思うところはあるわけですが、そうじゃなくても家族が病院に通院中とか絶賛親の介護中とかで、自分自身の時間を捻出するだけでも大変だー!と思っていらっしゃる世の奥様たちのお役に少しは立てるのではないかと思い、バラバラっと自分が今日知ったことと体験したことをまとめておきました。

まぁ、大変ですよね。でも今のうちからIDの発行だけ済ませておいて、健康保険組合に「医療費のお知らせ」ちょーだいね!のお願いだけしておけば、年明けはだいぶ気分がラクになると思いますよ。家に居ながらにして、スマホでもピコピコと入力できるe-Taxは3月の激混みの税務署行くこと考えたら、まだマシじゃないかな。

 

*本件は2018年11月現在による個人の意見です。


医療費控除のすべてがわかる本 (平成30年3月申告用)