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【家庭の防災対策】備えておくべきすぐできることリスト3つ

いざという時に、自分の身を守るのは、運みたいなところはあるけれど、日ごろの備えはやっぱり大事。災害がくるたびに反省と防災を痛感させられます。

今回は自分の家の中で改めて見直しながら、家庭でできる防災ポイントを考えてみたいと思います。

1.家具の置き方と固定の仕方を再確認しておこう

2018年の北海道の地震が発生したのは、3時8分頃とされています。多くの人が寝ていた時間帯ではないでしょうか。地震の対策というと、どう逃げるかとか、何を持っていくかばかりを考えてしまいますが、必ずしも着替えていて、頭も体もシャッキリ絶好調なときを狙って起こるわけではないのだから、最底辺、寝室まわりの家具の配置や置き方とかは、事前にチェックしておいた方がいいのかなと思いました。

特に、揺れに弱そうな背の高い家具は倒れる心配があります。逃げ道をふさぐだけでなく、最悪自分に向かってモノが落ちてきたりすることもあるかもしれません。


出典:首相官邸公式HP https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html#c1

政府の公式サイトにも書かれているように、基本的なポイントを改めてチェックしてみるといいと思います。

◆家具の転倒防止用ストッパー!耐荷重も確認しなが設置しよう

重たいタンスや本棚は床のストッパーを使うようにしましょう。ある程度の耐荷重はそれぞれの商品に記載されていますが、天井部分からポール器具も有効です。

パソコンやテレビなどの家電や医療関連の精密機器などをちょっと止めるのに便利です。

大きい家具の固定にはこちら。耐荷重150kgなので、衝撃吸収パッドが地震の揺れを吸収する優れもの。ちょっと値は張りますが、東日本大震災・熊本地震・阪神・淡路大震災など震度7相当の振動試験をクリアしているものポイントです。

主婦が一人で設置するなら、こんな感じのシートタイプもおすすめです。

◆避難経路に食器棚や冷蔵庫があるときは事前に対策を

家から外に出るときの経路も改めて確認しておきましょう。割れた食器が散乱していたり、冷蔵庫に道をふさがれたら困りますが、大掛かりな模様替えをしなくても便利なアイテムを駆使すれば大丈夫。

食器棚などの開き戸部分も、揺れでパカっと開いてしまわないように留め金を付けておきましょう。冷蔵庫も裏側をワイヤーなどで壁に固定しておくといいみたいです。

冷蔵庫の場所によっては、移動経路をふさいでしまうことがあるので、確認しておきましょう。お勝手口や玄関をふさがれる可能性があるときは、この商品もおすすめ。震度6まで耐えられます。

自宅が被災した場合、食料などたとえ停電した場合にも、冷蔵庫の中身が当面のつなぎとして重要な役割を果たしてくれますから、倒れてドアが開けられないとか逃げ道をふさがれてしまうようなことにならないためにも大事かなと思います。

これ冷蔵庫を買った時に、ビックカメラの店員さんにおすすめされて私も取り付けています。上からの固定も大事ですが、これを敷いておくだけでも転倒防止の効果があるみたいなのでおすすめ。

◆ガラス窓のシートは断熱効果も期待できる

ガラス窓にも強化ガラスに替えたり、飛散防止フィルムを張ったりするようにという指示が書かれていますが、少なくとも、逃げ道に大きな窓がある場合は、多少見栄えが悪化したとしても、足を怪我しないために取り付けておいた方がよさそうですね。

私は一応、結露対策も兼ねて、このシートを内側から貼っています。欠点は、やっぱり外が見れなくなるしイケてないこと。でも仕方ないかなとも思っています。

2.家庭の食料・飲料の備蓄は3日を目安に!サバ缶は最強!

そして次に命を繋いでいくために考えておきたいのが備蓄。特に食料や飲み水の量をどのくらいためておけばいいのか、家族の人数にも寄るとは思うのですが、政府は、電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、水と食料を1人につき3日分くらいは備えておくように推奨しています。以前は、写真みたいに、何となく日持ちするようなお菓子類を食料品棚の一番上にちょこちょこっと買い置きしていたのですが、これじゃ全然たりなーい!!と思って、慌てて買い足しました。缶詰とかもすぐに食べられるからおすすめ。最近美味しいのたくさんでていますし。

なかでも、あたたかいごはんを火を使わずに食べられるというレスキューフーズは、すごくおすすめ。シチューなども食べ比べてみたのですが、私のおすすめは断然牛丼。作り方や注意点などは、ESSEの記事にして紹介もしているので、よかったら読んでみてくださいね。

火も水も不要!非常食用の「牛丼」を試食したら、斜め上を行くうまさだった!

◆生きるために必要な水

飲料水の目安は1人1日3リットルだそうです。3リットル×3日分だから、9リットル×家族の人数分。うちは2人暮らしだけれど、部屋にAmazonから届いた段ボールが積みあがっている状態…。しかし、水って重たいし、どこからか運んでくるのは大変な作業になるので、これはもう仕方ないかなとも思っています。

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3.携帯電話の充電・予備バッテリーでライフラインを自分で確保する

災害のたびに痛感すること。電気が通じない中、情報を得るにはやっぱりスマホが何より大事と思います。ラジオで情報を得るもあるけれど、ラジオわざわざ新たに買うよりは、スマホの予備バッテリーやポータブルのチャージャーがある方がいいと思います。

◆急速充電のモバイルバッテリー充電器

私は仕事先でカメラや電話の充電が切れたら困るので、こういう感じのポータブル充電器を使っているのですが、最近は乾電池で充電できるものやソーラーパネル搭載のものなどいろんな種類のものが割と手ごろな値段でも出ているので、災害時用に家庭に1つくらい準備してあってもいいのかなと思いました。

避難場所や避難指示、また家族や知人との連絡手段など、スマホは様々な場面で欠かせない存在ですからね。手回しで発電できるポータブル電源も一家に一台あるといいかも。

そして、今何かと注目を集めている格安スマホ。あれは、確かに月額利用料はすごく安くていいのですが、大手キャリアのサブ回線であるため、災害時などに回線がパンクする恐れがあるなどの部分も考慮しておく必要があると思います。普通のドコモやauのみたいに基地局がたくさんあって、常に電波が届くわけではないので、災害時に本当に格安スマホで大丈夫なのかなという視点も命を守るという視点でも考えておくといいかもしれません。

身近なところから!日常生活のなかで自分の身を守る努力をしていこう

様々な場面で、毎日の何でもない日常のありがたさを感じます。特に、ニュースを見ながら、災害直後、電気・水道などの当たり前のインフラがストップしてとてもご苦労をされた方も多いかと思います。ただ、その被災している最中に、現場に真っ先に駆け付けているインフラ会社の人も、家族がいて、家だって大変なことになっていらっしゃるんだろうなと思うと、とても胸が痛みました。

私みたいな非力な浮かれポンチが、何か特別なことができるわけではないのですが、最低限、自分の身を自分で守る努力は頑張りたいなと思います。皆さんも、ぜひ一度、自分の家の中を見渡して、災害が起きたときにどこが危なそうかな?何が必要かな?ってシミュレーションしながら、今一度、考えてみてはいかがでしょうか。

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