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ドコモオープンハウス2018で出会った最近のロボットたち

年末とは思えないポカポカした陽気が続いていますね。昨日は小雨のなか、東京ビッグサイトで行われていたドコモのオープンハウスに出かけてきました。

我々、一般ピープルな女性たちの生活を揺るがすトレンド案件は、やっぱり5GにAI、そしてIoTといったところでしょうか。

いずれにしても言えることは、ロボットが絶賛大活躍中!どこの企業も組織も、常に「人材不足」が叫ばれている昨今。今後の人々の生活をサポートしてくれるのは、優秀な若者でもなければ、外国からの人材でもなく、おそらくロボットなんだろうな~というのを、じんわり実感してきたリアルな最先端のアレコレをご紹介したいと思います。

【特別公演】ANAのAVATAR(アバター)ロボットがつくる未来

まずは一番気になっていた、特別公演「新たな移動手段ANA AVATARの挑戦」から。スピーカーは、ANAホールディングス アバター・プログラム・ディレクター 深堀 昂 氏、梶谷 ケビン 氏でした。私は、事前に予約をして、会場の30分前に到着したのですが、すでに行列ができてるー。早めに来てよかったです!

●アバターインでロボットと自分がシンクロ

ANAのおっしゃるAVATAR(アバター)とは、映画に出て来たような仮想空間にいる青い体の不思議な生き物ではなく、まさにロボットのイメージそのもの。距離、身体、文化、時間、あらゆる制限を超える瞬間移動手段として、ロボットに自分をシンクロさせることを「アバターイン」と名付けたそうです。離れた場所にいてもアバターインすることで、自分と同じ動きをするAvatar(アバターロボット)を遠隔操作しながら「見て」「聞いて」「感じて」あたかもそこに自分自身が存在しているかのようにコミュニケーションや作業を行うことができるんだそう。

●その人の個性が気配となりうるロボット

なかでも印象的だったのが、梶谷 ケビン氏が、1歳になるご自身のお子さんを、イタリアのローマからアバターインして、面倒をみたというエピソード。「なかなか、ロボットによる子育てや介護って、現実味ないよなー」というのが私の感想だったわけですが、「そこにちゃんと存在している気配がある。その人と同じ動きをするロボット。」という存在感のお話はとても興味深かったです。ご自身のお子さんが、アバターロボットに向かって「パパー!」と呼び掛けているというのは、シンクロした動きができる確かな気配そのものをお子さんがキチンと感じ取れているからこその話だなと説得力のある内容でびっくりもしました。

トヨタのヒューマノイドロボット「T-HR3」×5G

こちらは全身を自在に操るマスター操縦システムをトヨタが開発し話題になっているヒューマノイドロボット「T-HR3」。この日は、お台場のビッグサイトにあるロボットに、スカイツリーから5Gで操縦されたロボットがいらっしゃいました。先方には私の様子が見えているそうで、「写真とってもいいですか?」と話しかけると手を振ってこたえてくれました。関節の動きから、何から何まで、まるでスターウォーズの世界みたい…。指先までリアルな動き。

握手も。奥のモニターに映っていらっしゃる方がスカイツリーからお台場にいるこのロボットを操縦しているんですけれども、手を、キュっと握りしめてくる感触がすごいリアル。びっくりしちゃった。私のときめきともなんともいえぬ、この表情から、感動をご察しくださいね(笑)

子育てを支援してくれる「トモちゅん」

IoTといわれても、イマイチよくわからない部分がまだまだ多いのが実情ですが、この「トモちゅん」というスピーカーはとってもわかりやすいですよ。手が離せないママの代わりに離乳食のレシピを教えてくれたり、子守唄をうたってくれたりするんです。しかも!のおしりかじり虫でおなじみの金田朋子さんの声。顔も金田さんがモチーフになっているそうでかわいらしいのです。「ドコモAIエージェントAPI」を利用した次世代のエンターテイメントコンテンツを開発するプロジェクトの一環なんだそう。例えば、ワンオペ状態とかで、にっちもさっちもいかなくなっている方の強い味方になってくれるんではなかろうかという予感を感じるアイテムでした。

AIキャラクター「ハルナ若葉」が群馬県の観光情報を教えてくれる

群馬県出身の声優・内田彩さんが声をつとめるAIキャラ「ハルナ若葉」が群馬の観光情報を教えてくれるという企画も面白かったです。こういう萌えキャラと群馬県に観光に出かけるターゲットがちゃんとマッチしているのかどうかという検証は必要だとは思うのですが、自治体とのコラボモデルケースとしてディープラーニング中だそうなので、今後の活躍に期待ですね!地方自治体は、わけのわからぬインフルエンサーを大量に呼び込むこともいいけれども、こういう新しい分野でトライされることは、確かに面白い試みだと思いました。

動いてしゃべるオリジナル対話ロボット

ほかにもどこかの動物園で活躍中というフクロウのロボットや、どこかの博物館で活躍中というアンモナイトのロボット、恋愛相談にものってくれるロボットなど、ビジュアルもかわいいでしょー。

これらにオリジナルのAIが搭載されていて、スピーカーとしての機能にプラスしたり、デジタルサイネージ的な技術や特定の言葉に反応して案内などをしてくれる便利なサービスを搭載したオリジナルのロボットを開発してくれるというサービスがあるそうです。汎用性が高いですし、独自のAIサービスの構築のハードルがだいぶ低まっているんだなと感じますね。

球場のドローンによるメッセージ広告

会場の中でひときわ注目を集めていたのがこのドローン。ちょっと写真だとわかりにくいのですが、球場になっていて、目に映る残像効果を利用したメッセージ広告が映し出されるのがすごいと思いました。そして、すごい音。

「キューイン」

爆音が轟くたびに、会場のみなさんが「あ、ドローンが上がった」と注目。あの音はどうにかならないものかと思うのですが、なかなかこういうドローンはみたことがないので、とても楽しく見つめていました。


ドローンそのものを活用したNDVIによる農業や観光事業にも、実証実験がすすんでいるそうで、今後の動向に注目です。

AIによるヘルスケアでわかった私の糖質…

「手のひらを13秒あてるだけです!ぜひ」という優秀なスタッフの方からライトなお誘いを受けて

専用の機械に手をかざしてみると…

あっという間に手のひらからアセトンを測定して脂肪の代謝などを測定してくれるというすごい装置もありました。それにしても私、「21271人中17343位って…、これはいったい」としかめっ面し始めて即座に切り替わった画面に更なる衝撃を受けます。

糖質チェックのスコア、100点満点中32点!!!なんだこれは。サラダチキン食べろとか言われているし。アルコールを摂取しているかどうかなども、手のひらからのデータでわかるとは、なんだかすごい時代になったなーと感じるとともに、やっぱり真面目にピラティスでもとりくんだほうがいいのではないかと改めて考えさせられる結果となったわけです。あーあ。

ロボットもいいけれど、ポインコもかわいい!

そんなわけで、スペシャルな公演をきいて、ハイテクなロボットに腰を抜かしそうになりながら、最後はポインコたちに癒されて帰ってきました。

そうそう、最近私は、ポイント投資もはじめてみました。株よりも金額的なインパクトが少ない分、主婦のおこづかい稼ぎにはなかなか面白いんじゃないかなと思っています。うまくいったらまたどこかでご紹介しますね。ではでは。

【INFO】

今回ご紹介したのは、2018年12月6日に行われていた<DOCOMO Open House 2018>の展示に関する感想です。