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本枯節ができるまでの長い道のり

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鰹節でお出汁をとるのは1~2分。
でも水揚げされた鰹が鰹節になるまでは驚くほどの手間と時間が…
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ここまではなーんとなくの知識として知ってても、
実際に聞くのと見るのは大違いというのを実感です。
さばいてゆでて、骨抜いて、成型して
これだけでも、ずいぶん人の手で時間をかけて作っているのだとビックリしたのですが、
まだまだ。ここからが長いのです。
クヌギやナラなどの堅い木を燃やした煙で燻製のように燻し、乾燥させていきます。
これらも職人さんたちの長年の経験や技術、感性が活かされています。
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なんだか私も燻されて、髪も服も鰹節の香りに(笑)
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培乾(ばいかん)が終わると荒節(荒本節)といわれる状態に。
そこから表面を削ったものが裸節。
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この裸節を削ったものが鰹節として出回ったりもしているけれど風味が全然違うんだって。
にんべんで使われる鰹節はここから半年近くかけてしっかりカビ付けをするそう。
半年?!マジかよ!でしょ。マジなんです。
これ、また写真がビミョウで伝わらないのが悔しいんですが、
一番奥の1番カビは湿度90%のカビ付け庫といわれる倉庫みたいな場所で
育てられたまだ青いカビで覆われています。
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それを天日にあてて、またカビ付けしてを3回繰り返したのが真ん中の3番カビ。
さらに天日で乾燥させて、青かったカビがすっかり茶色く枯れたのが最後の本枯節。
文字通りカビが枯れているんですね。
それにしてもエライ長い道のりにビックリの連続でした。
ニッポンのスゴイ職人さんがいっぱい。山七さん、ありがとうございました。
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