紀元前2000年ころから始まったといわれるミノア文明。
クノッソス宮殿は、その代表的遺跡です。
ただこの現地にあるものは、レプリカばかり。1900年に英国の考古学者アーサー・エヴァンズが発掘したので、その多くは大英博物館にオリジナルがあるとか。あとは島内にある考古学博物館にも一部保存、展示されていたりします。遺跡マニアじゃなくってもわかるくらい、近代の技術をつかってピカピカに修復されているんですよ。そのピカピカ具合の原因で、世界遺産になれないという噂もききました。コンクリートとか使っちゃって修復や復元をしてしまうのは、基本NGみたいです。…どうして中途半端なことしちゃったんだ、ギリシア!
それでもクレタ海洋王国の宮殿とされたこの場所に立っているとなんか不思議な感じ。写真でみるよりも実物はすごく大きくて迫力があります。はるかはるか昔のことを想像してお散歩しみるとワクワクしますよ。見ての通り、売店もないしお土産物屋さんも何もない場所なので、ペットボトルの水とかはあらかじめ持参していく方がいいと思います。
ちなみに夏に行くとめっちゃくちゃ暑いらしい。
私がでかけたのは9月中旬でしたが、それでも10時過ぎると気温があっという間に30℃を超え、かなりホットな状態。日本みたいにジメジメこそしてはいませんが、遺跡からの照り返しもあり、暑いものは暑い。しかも足場もゴツゴツしているので、動きやすく通気性のいい服で、足元は歩きやすい靴が必須です。
あさいちの涼しい時間にパーってまわっちゃったほうがいいかもです!
クノッソス遺跡への行き方
クノッソス遺跡まではイラクリオンの町の中心にある「イラクリオ考古学博物館 (Heraklion Archaeological Museum)」からバスが出ています。道はぜんぜん混んでいなくて、確か20~30分くらいだったと思います。15分感かくくらいでけっこう頻繁にくるので、レンタカーとかするより便利ですよ。2階がオープンになっているので、夏は暑いけれど、こんな風に遺跡の町をゆっくりプチドライブ気分で楽しめるのでおすすめ。こちらのバスもぜんぜん混んでいませんでした。クルーズ船とかが何隻も来ているときは多少混むのかもしれませんが、私が乗ったときはこの空き具合…!席も選びたい放題だったので、すごくおすすめです。