海のない埼玉生まれの埼玉育ち。インドアな私がヨットに乗ってきました。
人生の大半は本でも読みながら、温泉に入ってじっと動かずに過ごしたいと思っている、体を動かすことも、日の光を浴びることも苦手分野な牛みたいな性格の丑年女ですが、実際にやってみたら、とても印象的な経験になったー!と感動したのでご紹介したいと思います。
もくじ
蒲郡にある海陽ヨットハーバー
場所は、愛知県蒲郡市にある「豊田自動織機 海陽ヨットハーバー」です。
ここは国内でも有数の規模を誇るヨットハーバーだそうで、来月10月には日本で初めてのセーリングワールドカップが開催される予定なんだそう。
私はといえば海にもなじみがなければ、ヨットってどんなものなのかもピンときてない感じのぼんやりっぷり。
初めに会議室みたいな部屋で、ヨットがどういう仕組みになっているのか、風を受けて前に進む仕組みをレクチャーしてもらいました。
あとでうかがった話によりますと、このレクチャーしてくださった方、かつてのヨットの国内チャンピオンのスゴイ方なのだそう…!すごい。
物理が苦手だった私には申し訳ないくらいいろいろ理解できないことが多く、謎ばかりが深まりましたが、この時が、人生で初めてヨットに興味を持った瞬間です。
クルーザー型ヨットに初乗船!
さぁ、いよいよ出発です。すでにユラユラする海の上。スーパーアエェイな心境でしたが、ものすごく気持ちのいい天気に恵まれました。キラキラ光る三河の海は最高にきれいです。
エンジン音と共に動き出した船の上は、「きっと船酔いする…」というネガティブな予想を大きくハズし、とーっても快適でした。日本の海はベタベタするから嫌いでしたけど、秋の三河の海はイイ感じ。
風が出てくると船の上ではクルーのおじさんたちが、せわしなく帆を上げる準備です。
なんにもお手伝いできなくって申し訳ない気持ちでいっぱいですが、テキパキと無駄な動きがない様子は、さすがベテラン!何種類も張り巡らされたロープたちを巧みに操ってするすると帆が上がってゆきます。
「わーヨットだ!」
見上げた瞬間激しく感動しちゃいました♡♡♡
ヨットが何か頭では分かったようなつもりになっていても、やっぱり間近でみると迫力満点!
「わー!」とか「きゃー!」とか、開いた口がそのままふさがらないよ。
空がきれいすぎるよ。太陽がまぶしすぎるよ。
自分の人生にこんな瞬間が訪れるなんてね。なんでもやってみないとわからないことが多すぎます!
船長に教わりながら、操縦も体験!
▲ヨットに乗るまで大型船のクルージングと完全に勘違いしてました。このやる気のないスカートルックはご容赦くださいね。
気づけば無事に船酔いすることもなく、ヨットって楽しいな~と思える時間が過ぎていました。しあわせ。
「少し操縦してみますか?」と聞かれ、僭越ながら、操縦もちょっとだけやらせてもらうことに!!!「わー!」とか「きゃー!」が、さらに止まらなくなるドキドキするひとときです。
「目標の遠くの山とかを決めて進みましょう!」
船の上で帆に向かってくる風を読みながら、右にひくと左に曲がるとか、左にひくと右に曲がるとか、最終的に運転センスがないのと何が何だかわかってないままで(本当にすみません!)やる気は、ものすごーくあったのですが、まっすぐ進めるようになるほどうまくはいかず…。
でも貴重な体験をさせてもらって、人生の宝物になりそう!と一人で激しく感動しておりました。
▲サングラス越しの自分の顔が…(;^_^A
もうこの、余裕の笑顔で楽しそうな船長とは打って変わって、私の顔…。これは、緊張ではなく、真剣なんだよ。2017年一番の集中が、まさかの三河湾の上で発揮されました。ヨットとクルーザーの違いもわかっていないアホな私の人生において、またとないレアな経験です。大人になってからわくわくすることってそんなに発生しませんが、こうして大自然を感じるアウトドアスポーツ、本当に大好きな人にその魅力を教えてもらいながら体験させてもらうと、その感性がうつっちゃう感じがします。
クルーザー型ヨットの上のスペシャルな時間
一緒に乗船していた4歳のかわいいプリンセスとバラ組ついてのおしゃべりをしている間も、クルーの皆さんはテキパキと動き続けます。レースとかだと殺伐とするくらいもっと激しいんだそう。
「お~い!」とかいって、大きな声を出して手を振る感じ。楽しい♡
普段、都内にいるときの不愛想で人見知りする自分がキャラ変したのかと、一瞬びびりました。
それにしても穏やかな三河湾。スナメリがいるそうですよ。
今回は残念ながら会うことは叶いませんでしたけれども、またいつかきたいな。
船酔いしそうだし、危ないし、雨とか降ってきたら最悪…、インドア思考が炸裂していた乗船前。だけど、そういう自分の考え方や生き方はちょっと損だなっていうことに気づきました。
やったことのないことを、いろいろ理由つけながらやる前から否定的に捉える残念な人にはなりたくない。好きなことはもちろんだけど、新しいことにもどんどん挑戦してみるのは、がんばって続けていきたいなって終わってみれば、やたらと晴れやかな気分で満足たっぷりでした。ほーんとに都合いい性格はお得です◎
というわけで、人生が変わっちゃいそうなくらい素敵な1日になりました。
わざわざお休みの日曜日に船を出してくださった皆様方、本当にどうもありがとうございました。
今回ご紹介したスポットは…
豊田自動織機 海陽ヨットハーバー
住所:〒443-0014 愛知県蒲郡市海陽町1丁目7
TEL:0533-59-8851
公式サイト:https://www.aichi-koen.com/kaiyo/kaiyo_tokucho/
Saling’s World Cup in GAMAGORI:http://www.lmyc.jp/saling-s-world-cup
新しいピカピカの建物です!
2017年10月15日から開催される日本初のセーリングワールトカップにもご注目ください。