昨日は『つくりおきおかずで朝つめるだけ弁当』などの著書でもお馴染みの
人気料理研究家・小田真規子先生のキッチンスタジオに呼んでいただきました。
▲すごく素敵な小田先生と一緒に写真も撮ってもらってうれしいけれどモジモジしてる私。タンクトップばっかりだった今年の夏。
袖の長さが肘を超えて、なんだか一人秋を感じています。
▲整然とつくりおきおかずが整理された冷蔵庫のなか!
なんだこれ!憧れの「できる主婦」な冷蔵庫。こんなの初めてみました。
やってみたいのはヤマヤマですけれど…。誰に聞けばいいの?どこで教えてくれるの?教えて神さま&仏さま状態だったのでこのイベント、実用性も兼ねた大変ありがたい時間となったのです!
私の浮かれポンチな文章で恐縮ですが、小田先生直伝のお弁当の詰め方や作り置き料理のポイントを、お弁当づくりをがんばっている女子の皆様へお届けしたいと思います。
▲このイベントで私のバイブルになった一冊!
大ざっぱなO型の私ができたんだから、コツさえつかめば誰でもできるよ♡
もくじ
雑誌などの撮影技にもご注目!カッコイイお弁当の詰め方
▲撮影さながらのさまざまなテクニックが光ります!
Point1:まずはごはんを詰めて冷ましておく
最初に炊いたごはんを詰めておくことで、ほかのおかずを準備している間に冷ましておくことができるよ。ごはんを平らにならす作業は、水につけたお箸で丁寧にやると空気も含んで効率もUP!
お箸は使うたびにきちんと拭いて清潔な状態を保ちましょう!
Point2:キッチンペーパーとかで汁気をしっかりきる
つくりおきしている時のつけ汁やたれなどの液体をそのまま詰めてしまうのはNG。余分な水分は詰める前に抑えておきましょう!
そのまま入れると味が落ちるだけでなく、傷みやすくなる原因にもなるので注意。
Point3:食べる人がパッとみてお弁当の向きがわかるように「前」を意識する
たとえばごはんとおかずを一緒の箱に詰める場合は、左がごはんになるように、向きをしっかり決定しておかずをつめていくとイイらしいよ。葉物やごはんなどで底上げすることで、立体感もでて、見栄えも◎
わが家のいつものお弁当箱で!「お弁当つめ体験」
▲おかずの後ろにごはんを忍ばせて高さを出すテクニックにも驚きです。
■うまく詰められないのは、お弁当箱のせいだという勘違い
▲ビジネスバッグに入るという理由で愛用している小食なOLが使っていそうな夫のスリム型二段式お弁当箱。
このイベントで、一番よかったところは、用意された素敵なお弁当箱におかずをつめるというのではなく、いつも実際に使用している自分のお弁当箱でつめる体験をしながら、その場で小田先生に悩みを相談できるというところ!
「写真も撮りますよ~!」ということだったので、かわいいリラックマのお弁当箱を持っていくことも一瞬考えましたが、プロの小田先生に直接レクチャーしていただける、またとないチャンスなので、使用感たっぷりの夫が毎日使っているお弁当箱を持参。(背に腹は代えられないからね!)
ただ実際にやってみるまでは、「このお弁当箱のポテンシャルだと、たかが知れている」と、ちょっとあきらめている自分がいたことを、今とても反省しているところだよ。
■私に欠けていたもの…「お弁当づくり」に対する考え方ぜんぶ!
小田先生が提唱される詰め方のポイント、正直、ひとつもできていませんでした。ま、しいて言えば、ごはんはギリギリ冷ましていたかなってくらいです。
平らにならす作業は、しゃもじでザックザック何も考えずにやっていました。
救いだったのは、2段式のお弁当箱の下の段を完全にごはんで敷き詰めるという荒業が功を奏していて、ざつに詰めていてもごはんにおかず類の味が移るという可能性がなかったということくらいでしょうか。
■残念過ぎるお弁当の原因は、食べる人のことを全く無視していたことでした!
▲完成した私のお弁当。オシャレランチョンマットは、お隣の素敵主婦・りくさんにお借りしたよ♡
私のお弁当が、イケていない盛り付けだった原因…
「食べる人のことを全く考えていなかった」
用意されたおかずを自由に詰めてくださいと言われ、いつもの調子でルンルンと好き勝手にいれてみたら、当たり前ですけれど、いつもの感じのイケてない雰囲気がプンプン漂ってきました。同じおかずを使っているのに困ったものです。
割とライトな気持ちで「なんか、イケてないんですけど、私の…」と、小田先生に話しかけてみたら、衝撃の質問返しを食らいました。
「このお弁当、前はどちらですか?」
は?え?(・・)??リアル目が点ナウ!お弁当に前も後ろもあるのかと思いました(;^_^A
普段の食事と同じように、左にごはんがきて、右にお味噌汁がくる感じ。お弁当でも一緒なんですね。ふたを開けた人が、パッと見て、「前」を意識できる配置のお弁当が盛り付けるときの最大のポイントです。
私のお弁当作りに一番欠けていたのは、食べる人へ向けた心配りでした。
きっとキレイな盛り付けが自然にできる人は、食べる人のことを想像しながら、そういう部分に自然と配慮ができる人なのではないでしょうか?
もうさ、結婚生活も7年目にもなると、そんなに真剣に夫のことを考える時間を持つことすらない…(笑)忘れてた…(笑)びっくりした…(笑)
▲小田先生が自らまわってアドバイスをしてくださいました!
先生にアドバイスをもらって、きれいに直したお弁当はとっても素敵で、このお弁当箱で、こんなビジュアルが誕生する日が訪れるなんて思っていなかったので、すごく感動的な体験になったよ♡
小田先生が実際に!つくりおきおかずのデモンストレーション
小田先生の代名詞とも言える「つくりおきおかず」、大変お恥ずかしながら、
そのを大きく勘違いしていたことに気が付きました。
「おかずを作っておいておく」のではなく、「おいておいて、美味しくなるおかず」、それが小田先生のレシピなのです。
ちなみに私はあまり電子レンジを使った調理をほとんどしません。その理由は、美味しくない完成した試しがないからです。
でも小田先生の電子レンジ調理はとっても美味しい。その秘密は各メーカーごとの電磁波の位置関係や、サランラップを上手に使った火入れの工夫、計算された火入れの時間にありました。
大きな保存容器に入れられたおかず、ちょっとずつお弁当にも使えるし、もちろん普段の生活のなかにもどんどん取り入れていきたくなるものばかり。
量にも秘密がありました。お肉料理は、たくさん作ることによって、火の通り方がまんべんなくゆっくりなスピードになるおかげで、しっとりと仕上がるというメリットがあるそう。ただ大量に作っておけるからラクだ!というわけではないのです。
▲くわしいレシピは、この本に書いてあります!
実際に試食タイムでは、5日前に作っておいておいたものと、前日に作っておいておいたものを食べ比べるという体験もしたのですが、5日前の方が断然美味しいことに驚かされたよ。味は、置いておくと劣化するものだとばかり思っていたからです。小田先生のつくりおきおかずは、逆でした。5日前のもののほうが、味がなじんでおいしい。本当の意味での「つくりおきおかず」を身をもって体感した瞬間でした!
おしまいに…、寄り道してお買い物
私の良さって、フットワークの軽さや実行力の高さにあると思っています。
この日は、感動した勢いで、帰りに小田先生の使っていらっしゃったガラスの耐熱皿とボウルを買いました。こういうものは思い立ったが吉日なのだ。カッコから入ることが私らしさなのだ。ついでに四角い大き目の容器もゲット。
本当は中が見えるガラスの容器がほしかったけれど、売ってなかったので白のホーロー容器にしました。
のちのち夫にネットで買ってもらおうと思っています。
あ、そうそう、持ち帰ったあのカッチョイイお弁当は、夫に夕飯食べてもらいました。
「いいんじゃない。イケてる感じだな。」の地味な二言でしたけど、
来週からのお弁当、毎日「イケてる」って思ってもらえるように、頑張っていくんだ~。
というわけで、お弁当づくりのモチベーションが激しくUPした1日。
小田先生、スタッフの皆さん、本当にどうもありがとうございました。
まずはお土産でいただいた本をしっかり読みながら、自宅でさっそく実践してみたいと思います!
今回ご紹介したイベントのレシピは『つくりおきおかずで朝つめるだけ! 弁当 BEST! (別冊エッセ)』にすべて掲載されています。
私が帰り道に買った道具は野田琺瑯のタッパーとイワキの耐熱容器ガラス。
こういうものは思い立ったが吉日なのです!
▼この本もおすすめ
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