日々の体験を外へと発信したい気持ちはあるのに、時間も行動も全然追い付いていない昨今。私は今日もパタパタ作業に没頭していたら、夕方になってひっくり返りそうになっています。時間の使い方をうまくしていくことが、2019年の大きな課題だなぁ。スケジュールをテトリスみたいに組み合わせながらの連続です。
さて、1か月ほど前の話に遡りますが、日本財団ビルのなかに「ロボットのカフェがあります」という話を、ビッグサイトでやっていた「特別公演<新たな移動手段ANA AVATARの挑戦>」のなかで聞きまして、相変わらずのフットワークの軽さをいかして、翌日フラっとでかけてきました。
アバターワークってどんな感じなんだろう?
「明日まで、日本財団ビルのなかで期間限定のカフェをやっていますから。」と、あの大変興味深かったANAのアバターの話を拝聴したさいに、この「分身ロボットカフェ DAWN ver.β(ドーン・バージョン・ベータ)」の存在を知った私。
カフェでお茶がしたいというよりも、純粋にアバターのロボットが働いている様子を見てみたいなと思いました。場所は日本財団ビルの受付すぐ横。
日本財団のビル自体、前を通りかかったことは何度かあるけれど、中に入ったのはこの日が初めて。なにがびっくりって、報道陣とか予約の人たちで、すでに会場がごった返していたことです。1時間交代制で、13:00、14:00、15:00、16:00からの部がありました。しかもすでに満席。ロボットカフェ、大人気!
入口には「人間とロボットを区別しません」という注意の看板も。ちょっと宇宙人みたいなルックスのロボットにドキっとしましたが、店内でお仕事するロボットたちが!!
胴体部に固定されたトレイにコーヒーをのせて、テーブルへ。今回のカフェでは、床にひかれている黒いライン上を走行するライントレース方式が使われていました。クリスマス前ということもあって、サンタの帽子をかぶっていてなかなかかわいかったです。
そして興味深いのが、このロボットたちを操縦しているパイロットの方々。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者や脊椎損傷者などの動くこと自体が困難な重度障がい者の方が、ロボットを操縦し、仕事をするという働き方をしているのだそう。
ANAの方が話していた遠隔操作ロボット「AVATAR」の、「見て」「聞いて」「感じて」あたかもそこに自分自身が存在しているかのようにコミュニケーションや作業を行うことができるというメリットは、すっかり移動という観点ばかりにフォーカスして聞き入ってしまっていたのですが、応用すると、こんな風に世界を広げられる人もいるのか!とびっくりしました。
操作体験エリアもあったけれども、残念ながら、私のスケジュールは時間切れ…。 この「OriHime」は、ロボットの手・首の向きを動かして、ネット回線で相手と会話ができる20cm程度の卓上サイズロボット。 見るだけでいいやと思って、パパっときたけれど、こんなことなら、ゆっくりお茶したかった。
どんな出来事もアンテナを高くはっておかないとダメですねぇ。
テレワークやアバターワークどころか、在宅勤務すらまだまだ一般的とは言えないですよね、現状社会。私はフリーランスだから、どこでも仕事ができるとはいえ、なんだかんだで「一度顔を合わせて話しましょう」と、自分がでかけることが全然苦にならないからって、ついつい直接会うことを優先してしまう昨今ですが、あと数年してアバターで動けるようになったら、移動時間を短縮できて、もっと快適に仕事ができるのかなぁなんて思ったりもしました。もちろん、本当に物理的にでかけることが厳しい人にとっても、生き方や働き方、コミュニケーションのあり方の選択肢が広がることは素晴らしいと思います。
ぜひまたこういう機会があったら、今度は私もロボットを操縦してみたいな。
今回ご紹介したのは、2018年に期間限定で日本財団のなかに登場していた<はたらくNIPPON!計画「分身ロボットカフェ DAWN ver.β(ドーン バージョンベータ)」>です。私は最終日にでかけたのですが、すごい人でした。