『死なないこと、楽しむこと、世界を知ること。』
すべての男は消耗品である。私はいつもこの言葉を胸にあちこち出かけているわけですが、死なない程度にホントいろんな種類のトラブルに見舞われております。そんな経験も、いつか、誰かの役に立てば!ということで、久しぶりに海外旅行トラブルを更新したいと思います。今回は微笑みの国・タイで起きたプチ事件のお話。
注)コロナ以前のエピソードです。
もくじ
ツアーで安心!バンコクから気軽に観光できる水上マーケット
バンコクにはいくつか水上マーケットがあり、個人でも行きやすいのでちょっと遠出して観光するのにぴったり。

【バンコク発人気No.1】アユタヤ遺跡+メークロン線路市場+水上マーケット1日観光ツアー《象乗り体験可/タイ料理ランチ/日本語ガイド/送迎付》
女性だけでの旅なら、アユタヤとのセットツアーなどもあるので大変便利です。このツアーで行かれるダムヌンサドゥアック水上マーケットは、バンコクでも最大規模で観光客も多く比較的治安も安全です。

手漕ぎボートでゆったりと市場を見学できます。スリはいるから、お財布の管理は徹底していかないとならないけれど、それ以外は、殺されるような心配もないし、リラックスして過ごせます。
みんな食べてるから大丈夫?!意外とおいしい?!作り立てのヌードル料理

ツアーで出かけると、とにかく朝が早いんですよねー。ホテルでしっかり朝食をとっていっても、お昼、レストランでしっかり食べても、旅行の最中はたくさん動き回るのでけっこうお腹がすきます。そして、午後になって水上マーケットにやってくると、屋台からはパクチーや香辛料などのいろんな香りが…。

夫「おなか空いちゃった。何か食べない?」
私「バンコクの街中へ戻ったらでいいかな。ここ屋台しかないし」
夫「大丈夫だよ、ほら見て、あのスウェーデン人のオッサン、食事とってる」
え?!と思ってみてみると、同じツアーに参加していた、私の体の2倍くらいありそうな大柄のスウェーデン人の男性が、船で売られている屋台のヌードルみたいなのをバク食いしているところでした。

私「あの人と、私とでは、カラダの構造が違うから」
と、笑いながら、バナナを買ってすすめたのですが…
夫「せっかくここまで来たんだから、記念に食べとく」
いつもは自分で注文とかしないから私がアレコレ頼むハメになるのに、この時はよっぽどおなかが空いていたのか、近くのおばちゃんに自ら片言のタイ語で麺料理を注文。

おぅ…。マジでか。あのフライパンはいつ、どこで洗ったんだろう?急に私に不安が襲い掛かってきました。

いちおう火は通っているから大丈夫なのかな。手前のまな板、やたら汚れていない?やっぱり心配…。
夫「大丈夫だよ。うまそー。ありがとうございます」
といって受け取ると、テラス席で食べる~!と高いテンション。
◆私は一口も食べず。夫は完食。

わずか数分で手際よく作り上げられたおばちゃんのパッタイみたいな麺料理。熱々だし、すごくいい香りでした。

夫「味付けがしっかりしていておいしいよ。オレ、いま、タイを満喫してる♡」
ガタイのいい欧米人に交じって、屋台の麺料理をガッツリ食べる夫。すごい幸せに満ち溢れた顔。よかったね。何度も「一口食べる?」ってすすめられたけど、私は、やっぱりその勇気はありませんでした。
半日後、カラダに異変が。楽しみにしていた夜のニューハーフショーで…
そしてツアー後は、一度ホテルに戻って着替えて、夜遊びへ。

この日の夜は、アジアティック・ザ・リバーフロントで夕食を食べて、せっかくだからニューハーフショーでも見に行こうと思っていました。きれいな水辺の周りにはレストランがたくさんあって、とっても素敵な雰囲気。

「どこで食べよっか~?」とお店探しをしていると…
夫「ちょっと、トイレの場所、確認しておいていい?」
私「大丈夫?具合悪いの?」
夫「いや、念のため・・」
え~絶対調子悪いんだ。水上マーケットだ。と、スグに思ったけれど、この時はまだやせ我慢する夫。
しかし、お店に入って席につくと、「なんかおなか痛い気がする~」とだんだん辛そうに…。
「あったかいものでも食べなよ…。」とイタリア料理店でミネストローネというまったくバンコクらしくない軽めの夕飯をとって凌いだのでありました。私は元気だったのでロブスターをガッツリ食べた。
◆妖艶なニューハーフショーに魅了されて腹痛を忘れたひととき
夕飯の時は、とっても辛そうだったけれど、いざニューハーフショーの会場にはいると、思っていた以上にクオリティの高いショーの楽しさもあって、夫は元気を取り戻しました。

ビールを飲みまくって、気前よくチップをばらまきながら、スタイル抜群のニューハーフのオネエさんたちと写真をとりまくる私。背が高くって皆さんキレイでカッコイイ。
しかし、夫は、帰りがけになると、やっぱりトイレを行ったり来たり。ボートでホテルに帰るときも、不安げな顔。そして夜からいよいよ本格的に具合が悪くなってしまったのであります。
帰りの飛行機は、具合悪そうな人がほかにもいっぱいいた
結果から言うと夜じゅう、腹痛、嘔吐、下痢、熱に見舞われてしまいました…。でも、あとは飛行機に乗るだけ。最終日に発症して、まぁ、ある意味よかったです。旅の初日にこんなことになったら、旅行自体が台無しになるところでした(笑)
真っ青な顔で何とか空港へ。
◆私が免税店で買い物している間…

「免税♪免税♪」と、鼻歌を歌いながら、私がお買い物をしている間、カルティエの前のベンチで寝込んでしまった夫(すみません!)。しかし、バンコクの空港にはこういう人、他かにもいました。奥のオジサン(知らない人だけど)も、こちらの奥様も元気にショッピング。なぜか男性ばかりがやられている不思議な光景です。
◆飛行機のなかでも体調不良な人が…

帰りの機内でもずっと苦しそうでかわいそうでした。機内食もまったく食べられない夫。完食する私。
しかし、別の席では、やっぱりゲーゲーしていたり、トイレを何度も往復していたり、具合悪くて乗務員に助けを求める人もいたり…。体調不良に見舞われている人がけっこう多かったです。

夜明けとともに日本へ到着。
帰国後、すぐに病院へ。医師からなぜか褒められた夫
熱も下がっていないのに、空港の検疫にはひっかからない日本。下痢も嘔吐もひどいので、すぐに病院へつれていくことに。水上マーケットの屋台で食事をした半日後から具合が悪いという説明をすると…
医師「水上マーケットの屋台で食事とったんですか!それは勇者ですね」
夫「てへへ(ドヤ顔)」
医師「次はどこへ行かれるんですか?」
夫「3週間後にラオスを予約しているので、それまでには治したいんですが」
医師「大丈夫ですよ。3週間もあれば完治します」
というわけで、発症が早かったおかげもあり、比較的軽症で済んだわけですが、なんなんでしょうね、このやりとり。診てくださったお医者さんも、旅行が好きな方で、異様にアジア旅行の話で変な盛り上がりを見せていました。
あと、もしどうしても、ローカルフードにトライしたいときは、旅行の一週間前くらいからビオフェルミンを飲んでおくといいかもというアドバイスもされました。いやいや、おなか痛くなりそうなものを食べるなよ…、と思ったけれど、男性は強いですね(笑)
タイ旅行で健康上心がけるべきコト。それは食事やお水

タイはおいしい食べ物がいっぱいありますが、衛生管理のしっかりした店を選ぶことが大事だと思います。
旅行者下痢症は頻繁に見られる疾患です。多くは不衛生な食品を食べ細菌・ウイルス・寄生虫・毒素が体内に入ることで発症しますが慣れない食材や疲労が原因になることもあります。外食の際は衛生管理の行き届いた店を選ぶことが必要です。軽症の場合は水分補給と安静で回復する場合が多いですが症状が強い場合発熱・嘔吐を伴う場合便に血液が混じっている場合長引く場合などは病院受診して下さい。
引用:世界の医療事情 タイ|外務省
外務省のHPでもしっかり注意喚起されているし。「あの人が食べているから大丈夫」はなんの根拠にもなりません。赤信号もみんなで渡れば全員ひかれます。
海外で病院へかかると、不安も大きいし、保険によってはスゴイ出費にもなるし、楽しい思い出もつくれないし。少し値がはっても、ちゃんとしたレストランで食べる方がいいですね。おなかすいてても、屋台で食べるくらいなら我慢。その1度の油断でとった食事のせいで、おなか痛くなったらいやじゃん!
初日に日本語ガイドのツアーに参加して、現地でどんなことに注意すればいいのか、ガイドさんにアドバイスをもらっておくのもいいかもしれませんよ。危ないエリアなども早めにチェックしておけるしね~。
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▼ためになるかどうかわわかりませんが…
海外旅行では、いろいろなことが起きます。わたしが実際に体験したトラブルとか今回みたいなドジな失敗談などをまるっとまとめていますので、よかったら読んでみてください。後続の旅行者の皆さんが安全で楽しい旅に恵まれますよう、願いながら書いています。わたしの場合ドジのレベルが低いので、2回目。ためになるかどうかはわかりませんが…