昨晩、クリスマスに4℃のジュエリーを女性へプレゼントするのは”いけない”とする呟きが、Twitterに流れてきました。4℃のジュエリーは悪くない!って世間は荒れていましたが、まぁ気持ちはわからないでもないですけどねぇ。
さて、そんな生意気な私が今年のクリスマスイブの思い出とか語ろうか。
なぜクリスマスってこんなに仕事が立て込むのでしょう?
お正月休み直前のクリスマスイブは、毎年、残業です。20代のころから、残業を免れたためしがない。私は、年末年始の連休のツケをこのタイミングで払う星のもとに生まれて来てしまったみたいです。
今年も例にもれず、朝から働いてんのに、なんで仕事終わんねーんだよ!と思いながら、誰かがやらねばならないのだと自分に言い聞かせ、今やるべきことをコツコツとこなしていたのでありました。「コロナだから、しょうがない」とあきらめた仕事が、なぜかこのタイミングで復活したり、普段、ほとんど鳴ることがない私のスマホには1時間おきに売込みの電話がかかってくる状態。
もう来年は「うちのマリーは、そのギャラではちょっと難しいっすねぇ。」って対応してくれる敏腕マネージャーをクリスマス限定で雇いたいと思います。
お惣菜が品切れ。慌てて骨付き肉を買って家路に…
そんなこんなで、気が付けば外は真っ暗。イルミネーションをゆっくり愛でる余裕もなく、近所のスーパーへ直行し、お惣菜を買い集めて帰ろう!と考えていたにも関わらず、お惣菜、まさかの売切れ。こういうご時世だから、仕込み量自体が少なかったのか、私と同じような境遇の主婦が殺到したのか、原因不明ですが、いつもは19時半でもたくさん残っているのに、聖なる今夜に限ってすってんてん。さすがにイブにウーバーして冷たくなったご飯を食べるのはさみしいなと思い、骨付き肉を買って、大急ぎでローストチキンを作ることにしたのです。
買い物袋をぶら下げて、家に入り、エアコンとヒーターのスイッチを入れ、お湯を沸かし、オーブンの予熱をしていた時でした。
カチャ‥。
暗転。
私は、真っ暗な寝室で、脱ぎかけのワンピース状態で右往左往。カーテンを閉め切っていたせいで、一切の光も入ってきません。スマホ、スマホ、スマホで明かりをとるのだ。落ち着け、私。廊下に出ると、玄関ののぞき窓から小さな光が差し込んでいました。
そうだ、玄関横に置きっぱなしにしたバッグのなかにスマホがあるはず…。その時です。
ブーブーブー。
けたたましくなる警報音。リビングのインターホン(各種警報付き)を確認にいくと、「ガス警報装置うんちゃら~」の文字。意味わからんがな。ガスなんて使ってないのに。
暗闇の中で鳴り響く警報音と、なかなか見つからないスマホ
えーどうしよう。あの夜のマンション火災以来の音。まさか自分で鳴らしてしまう日がくるなんて。つーか、ガス使ってないんだよ。どうなってんだ。
半分キレ気味に「ちょっとー、やーだー!いい加減にしてー!」と警報器に怒ってみても、一向に鳴りやみません。しかも真っ暗でよく見えないので、もう一度スマホを探しに玄関へ戻りバッグを漁り、リビングへ。スマホの乏しい光の中、ようやく「警報音停止」ボタンを発見したときには、目にうっすら涙が浮かんでいました。
どうして、聖なる夜に、私はこんな目にあうのでしょう…。と思ったその時、玄関の扉が開いたのであります。私は脱ぎかけのワンピース。管理人さんとかセキュリティ会社の人だったら…!!!
あぁ、終わった、神よ、私はこの姿を他人様にさらすことになるのか…。たすけて…。絶望的な気分で開くドアを見つめます。そこにいたのは…
夫でした。
なんだ、アナタか…と思いながら、出迎えたところ、夫は真っ暗な室内から、自分の顔をスマホの光で照らして出てくる私にすっごい驚いていました。
私「ガスの警報が鳴って、電気がつかないの。」
夫「は?クリスマスの特殊演出かと思った。怖すぎるよ。」
どうやら、管理人室の前、ビービー音がしてたらしいです。ちょうハズい。私じゃん。結局、ブレーカーを上げたらスグ電気はつきました。つくづく、トラブルに弱い。
かれこれ5分、10分の出来事でしたが、もうとってもしんどかったです。暗闇の景色のなかで、一人で生きていく自信がなくなるレベル。どうしてブレーカーが落ちると、ガスの警報機がなるわけ?
人生史上、ワーストクラスの思い出深いイブになりました。
かろうじてローストチキンが上手に焼けたこととマンションの管理人さんがすでに帰宅済みでこの失態を知られずに済んだことが、今日の救い。管理人さんには、明日知られることになるのかもしれないけれど…。もう、ホントにクリスマス嫌い。