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都内の穴場お花見スポット!六本木一丁目のスペイン坂で夜桜鑑賞


今夜は夜桜。六本木一丁目の駅を降りて、アークヒルズへ向かう途中の2Fの渡り廊下的な通路からみえる桜が本当にきれいです。

なにより、人が少ないのがイイ。激混みの上野や中目黒へ行こうとは思わないけれど、ここはやっぱりわざわざ遠回りしてでも「ちょっと見ていこうかな!」って思えます。近くにはお酒飲めるバーもいっぱいあるし、成城石井でお酒買ってお散歩もたのしい。食べ歩きグルメもいっぱい揃っています。屋台こそないけれど、レストランのテイクアウトは美味しいし、埃被ってないから安心だよ。

まだ、5分咲きくらいですが、散ってゆく瞬間より、咲き誇る直前の今が一番好きです。この春から新生活を始めるという人も多いのではないでしょうか?

私ももう10年以上昔の話になりますが、はじめて一人暮らしをしたのが春でした。それはそれは、寂しくって、当時から家事とかなにもできなかったので、一人での生活は困ることの連続でした。マンションの前に虫がいて、怖くて入れなくなったこともあります。当時はお料理もできなくって、食生活は乱れるし、やたら風邪もひく。ホントにロクな思い出がない一人暮らし生活でしたが、「あ、私って、一人じゃ生きていけないんだ!」ということを、人生の割と早い段階で気が付くことができたのは良かったのかもしれません。

だから毎年、桜を見ると、あの時の大変だった記憶を思い出すのです。もっとピクニックシートを広げてご飯食べたとか、酔っぱらってバドミントンしたとか、楽しかった思い出とかもいっぱいあるんだけれど。あの大変だった春が、私のなかではとても強烈。やさしくしてくれた人のこととか助けてくれた人たちのこと、ぜんぶ覚えてる。

桜が開花しました!のニュースをみるたびに、年を追うごとに春の忙しさが和らいでいっているように感じるんです。出会いと別れの数が多すぎてマヒしてるのかな?成長は学生のときで終わったと思っていましたが、精神面の成長はあの春から今に至るまで、ずーっと続いているような気がします。勉強しなきゃいけないこととやらなきゃいけないことと、誰にも頼まれていないけどやりたいこと、30代になってからのほうが増えた気がする。ぜんぜんペースが追い付いていないけれど、また次の桜まで、「今が好き!」って思えるようにがんばろーう!って思いました。

ところで「スペイン坂」というと渋谷が有名ですが、この六本木一丁目駅の坂道も「スペイン坂」っていうんだそうですよ。なんでもスペイン大使館に通じているのがその名の由来なんだとか。逆に渋谷のあの雑居ビルだらけの坂道はなんで「スペイン坂」って呼ばれているんだろう?ま、いいっか。