パン屋さん選びの基準はクロワッサン!というほど、クロワッサンに目がないクロワッサンマニアは私です。東京はおいしいパン屋さんがたくさんあるので、あちこち買い当たっては各駅のお気に入りリストを作るほどのマメっぷりを発揮しています。グルメへの貪欲さは誰にも負けないぞー。
というわけで、今回は、私のクロワッサンリストの中から、勝手に都内最強クロワッサンを提案する個人的ランキングを作ってみました。パン好きの皆さまも、クロワッサン好きの皆さまも、明日の朝のクロワッサンを買いに行くときにはぜひ参考にしてみてください。
都内で買える!行列に並んででも食べたいクロワッサンの名店
わざわざ買いにでかけたくなるようなスゴ腕のパン屋さんがたくさんある東京。そのなかでも私が思うクロワッサンのおいしいお店を厳選してみました。
第8位:カルピスバターを使ったさっぱり目のクロワッサン<365日/代々木公園>
パン激戦区で知られる代々木公園の大人気ベーカリー365日のクロワッサンです。あのカルピス社の発酵バターを使っているクロワッサンで小振りながらも上品な香りが特徴的。ほかのバターに比べるとサッパリ目な味わいのカルピスバターらしい、軽やかなクロワッサンです。
重さ的にも約40gと、今回ご紹介する中では一番軽量なクロワッサンです。
第7位:創業80年を超える老舗<ナカヤ/南砂町>のきなこクロワッサン
昭和8年(1933年)から江東区にお店を構える老舗のパン屋さんです。実はこのお店はクロワッサンが超有名というよりも、看板商品のあんぱんとかさつまデニッシュといった日本人の口に合う和菓子のような甘いパンが人気のお店なんですよ。
でも私はここのきなこがたっぷりなこのクロワッサンが大好きで。普通のクロワッサンもいいんですけれど、ナカヤさんで買うならば、断然キナコをチェックすべしなのであります。
あとこのカマンベールチーズがドカン!と乗っかっているハニーカマンベールもイチオシ。甘しょっぱい味なんですけれどもさらに蜂蜜を足して、食べるハイカロリーな食べ方は病みつきになります(笑)
第6位:日・仏のクロワッサン食べ比べも楽しい<メゾン・ランドゥメンヌ/麻布台>
クロワッサン好きなら知る人ぞ知る名店メゾン・ランドゥメンヌ(Maison Landemaine)は、フランスに13店舗も展開しているパリの人気のお店。オーナーが日本人なので、麻布台(飯倉の交差点の近く)に初出展したときはメディアでもたくさん取り上げられていたし、「マジで?」という勢いで大行列ができていたこともあるお店です。
最近、溜池山王の交差点のところにも2店舗目ができて、混み具合がだいぶ緩和され買いやすくなりました。
このお店はフランス版の「フランセ」と日本版の「ジャポネ」という2種類のクロワッサンがあるということです。気軽に2種食べ比べができるのはいいですよね。
ちなみに「ジャポネ」は今回ご紹介する中で最もサイズが大きいのが特徴です。私が購入したものは全長16㎝近くありました。365日と並べると、そのインパクトの大きさが歴然!
メゾン・ランドゥメンヌ 麻布台 (パン / 六本木一丁目駅、麻布十番駅、神谷町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
第5位:<エシレ・メゾン デュ ブール/丸の内>は発酵バターがジュワっと染みる
お菓子づくりやフランス料理が好きな人にとって、エシレバターはやっぱり格別ですよね。フランスのエシレ村で作られる超高級バターを惜しげもなく原材料の50%以上に使用しています!と公表している丸の内のエシレ・メゾン デュ ブール-ÉCHIRÉ MAISON DU BEURRE-も見逃せません。
食べた瞬間にジュワ~っとバターが染み出てきて、バター好きにはたまらない美味しさです。有塩か無塩かもチョイスできます。
ほかにも「クロワッサン・エシレ トラディシオン」という程よいバター感のクロワッサンもあるので、脂っこいのが苦手な人はこっちのほうがいいかも。
エシレ・メゾン デュ ブール (スイーツ(その他) / 二重橋前駅、有楽町駅、東京駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
第4位:牛乳と生クリームが光る<箱根ベーカリー/国分寺>のクロワッサン
日本屈指の温泉リゾート「箱根」で生まれた箱根ベーカリーのクロワッサンは、ルヴァン天然酵母と箱根の水にこだわって作られていて、しっかり焼きこまれているのが特徴です。
日本らしい上質な素材で作られたおもてなしのクロワッサンという感じ。私は三島店で朝食に利用したのですが、湯本や小田原、川崎などと神奈川を中心に展開しています。都内だと国分寺で買うことができるので今回ランキングにご紹介しました。
本当に東京はなんでも揃う!とつくづく感じますねぇ。
箱根ベーカリー 三島店 (パン / 三島駅、三島広小路駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
第3位:和と洋が絶妙なハーモニー<フォション/日本橋・新宿>の抹茶クロワッサン
買いやすさ、コスパ、味、どこをとっても圧倒的にバランスがいいのがフォションのパンです。パリの人気お惣菜店が織りなすクロワッサンはやっぱり超本格的。しかもフォションって高島屋の中に入っているので、仕事帰りやおでかけのついでにも買い物しやすくっていいですよね。ちゃんとお店の厨房でしっかり焼きたてを提供してくれるので、チェーン店という感じが全くない本格的なクロワッサンを味わえます。
そのなかでも最近私が大好きでハマっているのが、この抹茶のクロワッサン。中の生地まで抹茶なんです。ほろ苦く香り豊かな抹茶が、またまたバターによく合う。コーヒーはもちろんですが、渋めの緑茶との相性も抜群のクロワッサンです。期間限定なのか、定番なのか、よくわからないけれども、出会ったらぜひチェックしてみてくださいね。
あとフォションなら、このチーズが入っているパンも好き。ブイヤベースやステーキなど、洋食の付け合わせにぴったりなので、いつもまとめて買ってしまいます。
フォション 新宿高島屋店 (パン / 新宿駅、代々木駅、新宿三丁目駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7
第2位:数量限定販売<PATH/代々木公園>のとろけるほどやわらかいクロワッサン
代々木公園にある人気のビストロ<PATH>は、いつ行っても混んでいる超有名店。いつか店内でゆっくりブランチでも楽しみたいと思いつつ、私は行くときはタイミング悪く常に激混み。
で、テイクアウトして帰るのが、このクロワッサン。毎日お店で手動のパイシーターで手折りして作るというこだわりよう。触った瞬間にその違いがわかります。「こんなやわらかいクロワッサンはほかにはない!」食べるとびっくりするほどなめらかな食感。
パリパリとかザクザク気味なクロワッサンが好き!という人も、ぜひ一度このやわらかいPATHのクロワッサンを試してみてはいかがでしょうか?
第1位:これぞ星付き<ピエール・ガニェール/六本木一丁目>フレンチの巨匠がつくるクロワッサン
もうね、小麦粉もバターもフランス産!というフレンチの巨匠・ピエール・ガニェール氏ならではの徹底的に計算しつくされたレシピで作られているクロワッサンです。もうね、なんでもかんでも、海を越えるとグンと値段が高くなるじゃないですか。
(断面左から)メゾン・ランドゥメンヌのフランセが480円で、エシレ・メゾン デュ ブールが420円とかいう強気価格のなか、ピエール・ガニェールのクロワッサンは231円なんですよ。驚きのコスパ。そして圧倒的なクオリティ!
そのふくらみの高さも圧倒的No.1!ANAインターコンチに用があるたびに、毎回買うことになるんですよねぇ。
最近はこのピンクチョコがかかったクロワッサンも販売されていて(午前中にいかないと売り切れちゃうことが多いんだけれども)見かけたときは、毎度即買いなのであります。
ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー (パン / 六本木一丁目駅、溜池山王駅、赤坂駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8
今すぐ買いに行きたくなる!東京の有名ベーカリーレビュー
クロワッサンマニアの私が選んだ名店の数々。もちろんもっと美味しいお店もいっぱいあるでしょうから、これからもおでかけのたびに、知らない駅で降りたら、クロワッサンが美味しそうなパン屋さん巡り(通称:クロワッサンパトロール)を続けようと思っています。
そんなわけで、先日ESSE onlineでも各種大きさやふくらみバターの種類などを価格まで記載して徹底比較した記事を掲載してもらいました。
都内有名ベーカリーの高級クロワッサン6種を徹底比較
「東京の~」という冠をつける以上、神奈川に拠点をおく<箱根ベーカリー>や高島屋のなかにある<フォション>、あと<ナカヤ>も推したいけれど「きなこが~」という話をするのはどうなんだろうと思い、泣く泣く5店に絞ったご紹介となりました。そもそも担当の編集の人とは「3店舗くらいの徹底比較で~」とお話をしていたのですが、勝手に5店6種のクロワッサン比較という特大レビューとなったわけです。まるっと載せてもらえてよかった!
クロワッサンの断面まで並べて比較するという気合の入った記事ですので、ぜひ読んでみてくださいね。
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