日本から飛行機で約16時間。ドイツやフランスを経由していける、この国旗の国の首都のお話です。どこかわかりますか?
正解はスロヴェニアでーす。ヨーロッパのちょうど真ん中くらいに位置する国で、イタリアやオーストリア、クロアチアやハンガリーに囲まれている国なんです。
だから、ホテルや駅では普通に英語こそ使えるんですが、街中には近隣諸国からのバカンスでやってきているヨーロピアンが多い国で、イタリア語とかドイツ語とか、いろんな言語が飛び交っているんですよね。未だに英語すらうまくしゃべれずに苦労している私としては、「あぁ、こういう国に生まれれば、比較的すんなりトリリンガルになれたんじゃないか」とか思っちゃいます。
ただ戦後は、ユーゴスラビアの構成国(スロベニア人民共和国という名前だったそう)で、1991年にユーゴスラビアとの連邦解消し、独立を果たすまでは近隣と経済的な差をつけながらかなり大変な目に合うという複雑な歴史を持つ国なのです。
いったい何があるんだかよくわからないけれども、ちょっとでかけてみたら、すごくおもしろかったスロヴェニアの首都・リュブリャナの街。今回は観光スポットの魅力とあわせて、女性でも安心して泊まれる素敵なホテルをご紹介します。
治安がよくって、ワインもおいしい!リュブリャナ旧市街で遊ぶならこのホテル
リュブリャナは街自体がギュギュっとすごくコンパクトにまとまっているんですよ。だからどこもかしこも、お散歩がてら歩いて回れちゃうのがこの街の魅力でもあります。街には日本と同じように自動販売機もあったりして、治安はとっても良好なので、女性の一人旅にもおすすめ。
■ピンクの壁がかっこいい!フランシスコ会教会周辺
私のおすすめエリアは、このピンクは映えまくりな「フランシスコ会教会」のエリアです。リュブリャナのガイドブックとか見ると、大人気観光観光スポットに「三本橋(Tromostovoje)」が必ずと言っていいほど、上位にランクインしていて、もう「橋が観光のメインってどんな街だよ!」という気分にさせられるのですが、いってみてわかりました。
駅とお城のちょうど中間くらいの場所で、街歩きするにも、遠出するにも、一番便利なエリアなんですよね。というわけで、まずはこのフランシスコ会教会周辺エリアのおすすめホテルからご紹介します。
■リュブリャナ旧市街からスグのUrban Hotel(アーバンホテル)
出典:Booking.com
三本橋からも歩いてすぐの場所にあるUrban Hotel(アーバンホテル)は、手ごろな価格なのにお部屋も清潔で無料のWifiも完備、朝食もおいしい人気のホテルです。日本からのお年寄りとかの団体ツアー客がここを利用しており、フロント前とかで、ほかの日本人観光客に出会える可能性が高いです。
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治安がいいので、あまり神経質になることはないんですが、ヨーロッパの旅行ってなんだかんだ不安と思ってる人は、ホテル側も日本人慣れしている部分があるので、このホテル結構イイと思いますよ。
■こじんまりしていて落ち着くホテル クボ(Hotel Cubo)
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ホテル クボ(Hotel Cubo)は、アーバンホテルに比べると規模こそ大きくはありませんが、立地はとてもいいホテルです。朝食はレストランでもいいし、プライペートな滞在ならお部屋でお願いすることもできるので、カップルとか新婚旅行の利用にもおすすめ。4つ星なのですが、すごくいいお宿ですよ。
出典:出典:Booking.com
近くには地元のおいしいレストランもいっぱいあるんで、ワイン飲んで酔っ払っても、タクシーとか使わずに自力でたどり着ける場所にお宿があるのは安心感が高いと思います。
オレンジの屋根が美しい絶景を満喫できるリュブリャナ城エリアのホテル
リュブリャナの街歩きで、特に景色が素晴らしくっておすすめしたいのが「リュブリャナ城」です。駅から歩いていくなら、ぜひこの「竜の橋(Zmajski most)」もチェック。
さっきの三本橋といい「橋が主要スポットってなんなんだよ!」はその都度ツッコミたくなるんですけれども、竜はリュブリャナのシンボルなんですって。かわっぺりでは楽しく昼からワインを飲んでいる観光客もいっぱい。出かけてみると、その賑やかな雰囲気に「わぁ!きてよかった」ってなりますから、「橋が主要スポットってなんなんだよ!」って思わないで素直に経由してみてください(笑)
お城には私はケーブルカーでしか上ったことがないのですが、友人(私よりも華奢な女性)が歩いて登ったらすごくよかった!って絶賛していたので、体力に自信がある人はぜひ!
旧市街を見下ろせる小高い丘のてっぺんにお城があるんですが、あのマリーアントワネットの実家でもあるハプスブルク家が所有していたりする時代もあれば、一時は刑務所として利用されていた時代もあるという、数奇な運命をたどって現在に至る場所です。ディズニーの映画に出てくるような豪華絢爛なヨーロッパのお城とはちょっと異なる雰囲気で、ここはここで情緒ありました。そして私にとっては、夫が帰りのケーブルカーのチケットをなくして、すったもんだした思い出があるお城でもあります。
■コスパ重視ならお城のふもとのアドラ ホテル(Adora Hotel)
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ここは3つ星なんですが、旧市街観光で利用するには申し分のない立地です。3つ星ホテルなので、ラグジュアリーさとかはないものの、リーズナブルに快適に滞在したいという人にはおすすめ。
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近くにはスロヴェニアのワインが充実しているレストランやバーがあり、リュブリャニツァ川を眺めながらのんびりした滞在ができます。
ポストイナ鍾乳洞や洞窟のプレッドヤマ城へ行くなら駅の近くのホテルがおすすめ
リュブリャナ滞在がもし2日以上確保できそうなら、市内観光だけでなく少し郊外のエリアまで足を延ばすのもおすすめ。
アルプスの瞳と呼ばれるブレッド湖や、ヨーロッパ最大級の規模を誇るポストイナ鍾乳洞、また王子様じゃなくってオーナーが盗賊だったらしいというちょっと怖めな洞窟キャッスル・ブレッドヤマ城など、まる1日かけてでも出かけてみたくなる魅力的な観光スポットがいろいろあるんです。
隣のクロアチアへいきアドリア海で海水浴しよーう!とか国境またぎまくって、ドイツまで直通で行けちゃうバスとかも駅から出ているので、EU圏内をグルグル周遊しながらの旅行とかなら、駅の近くがいいかもね。
■リュブリャナ駅からアクセスがいいインターコンチネンタル(InterContinental)
出典:出典:Booking.com
リュブリャナ駅とバスステーションまで750mという近さが魅力のインターコンチ。2017年9月にオープンしたばかりの新しい5つ星ホテル。今回ご紹介しているホテルのなかではお城までの距離は一番あるものの、駅までの立地ならここが一番便利です。
出典:出典:Booking.com
ホテルのなかは、プールにフィットネス、レストランも超一流ぞろいでなんでもあるし、スイートを予約するとクラブ・インターコンチネンタル・ラウンジも使えるので、飲み物とかをちまちま近くのスーパーとかに買いに行く手間も省ける。優雅な旅行をしたいという人にもピッタリだと思います。移動にとにかく便利。
インターコンチネンタル リュブリャナ (リューブリャナ)5つ星¥20,504~ ご利用可能日 : 2019/10/10
海も山も、湖も洞窟もおもしろくって、ヨーロッパの中では物価も安く、治安も安定していてワインもおいしくって、イイコトづくしの街ですので、ぜひ今度の連休にでもまとまったお休みが取れたときにはお出かけしてみてくださいね。
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