高校生の時に免許はすんなりゲットしたものの、今ではすっかりペーパードライバーです。だから、国内の地方へ旅行にでかけるときは、自分で運転する気が全くないので、事前に電車やバスをガッツリ調べておくタイプ。行く前から、その場所のことをめちゃくちゃ詳しくなっていたりもします。というわけで、今回は和歌山県。
かわいらしい空色の電車に乗りました。車両の数が2つか3つとか、とても心が和みます。和みすぎてうっかり寝ちゃいました。そしたらぜんぜん行く予定のない駅についてしまいました。それが紀伊田辺です。ちょうビビった![no_toc]
思わぬ形で紀伊田辺駅までやってきた!
まったく予期せぬ形で紀伊田辺駅に降り立ちました。電車乗るときはポカポカと春のような陽気だったのに、田辺についたら粉雪が舞ってきた。「余計に不安になるじゃないか!何しに来たんだ…私は…」と軽く落ち込みましたが、仕事とかじゃなくってホントよかった!こんなことでもなければ絶対に来なさそうな場所なので、これも何かのご縁とポジティブに気を取り直して記念撮影です。
駅のロータリーでは、武蔵坊弁慶さんの巨大な像がお出迎え。
なんでも、この田辺市って弁慶生誕の地として有名らしいですよ。ぜんぜん知らなかったし、今まで弁慶の出身地なんて興味すら湧いたことがなかったけれど(^_^;)ひとつお勉強になりました!
とりあえず何があるのかわからないので駅前の観光案内のお姉さんにどこか観光スポットはないか聞いてみることに。すると…
「この辺は何もないんですよね~!」
ちょう笑顔で切り返される。なんてナチュラルな観光案内所。ちょっと田辺の人が好きになりました。ただ、弁慶ゆかりの「闘鶏神社」という平家物語か何かの舞台にもなったという場所があるらしくって
「そことか結構おすすめですけど、この天気ですからねぇ~。」
なんか粉雪は本降りみたいな雪に変わりつつあり、私の心はざわざわと余計に不安になっていきます…!ちょっと怖いよ、田辺市。天気ってその土地の雰囲気とか印象をかなりの割合で決定づけてきますよね。
観光案内所のおねえさんに丁寧にお礼をいって、「ちょっと駅の周辺を散策してみまーす」と伝え、地図をもらって外に出ました。今の時期の和歌山県がこんなに寒いなんて知らなかった。いろいろびっくりしながら、お茶して次の電車を待つことにしました。
田辺駅の近くにある喫茶「べる・かんと」
そんなこんなで、来る予定のなかった田辺駅周辺をフラフラ歩いているうちに雪はやんだんだけれども、超寒いよーう。もう無理―って思ったら「自家焙煎」の文字が!
なんか雰囲気のある喫茶店を見つけました。
コーヒー美味しかったです!こういうときクリームたっぷりな賑やかなほうって、女性が頼みそうだけれども、ブラックが私。奥は夫の。
店員のおじさんも「どこからきたの?」ってとても気さくに話しかけてくださって、なかなかいいひと時になりました。田辺の人はやっぱりやさしい人が多い。
駅周辺をグルグルしすぎて、結局近くまで戻ってきてしまっていたらしく、電車の時間待ちをするにはぴったりなお店でした。ぜんぜんおなかすいていなかったからドリンクだけの注文になってしまいましたが、トーストとかのフードメニューも美味しそうでしたよ。
田辺の駅に、観光で行く人はあんまりいないかもしれませんが、ぜひこんな形でうっかりたどり着いてしまった方は、駅前にあったかい自家焙煎の美味しいコーヒーを飲める場所があるので、ぜひお出かけしてみてくだされ。
今回ご紹介したお店はJR紀勢本線「紀伊田辺駅」から歩いて2、3分のところにある自家焙煎のコーヒーが飲めるお店「べる・かんと」でした。
住所:和歌山県田辺市湊961-5
TEL:0739-25-0591
常連さんだらけの入りにくいお店なのかと思いきや、とてもアットホームな感じで明らか一見さんな観光客の私にも親切にいろいろ話しかけてくださって、思わぬ旅のいい思い出になったよ♪田辺に用事はなかなかないけど、また通りかかることがあったら再訪したいな。
昼総合点★★★☆☆ 3.5
▼この記事もおすすめ
白浜駅から熊野古道まで無料送迎あり!本宮大社近くの「わたらせ温泉ホテル」