厳しい暑さが続きますね。コロナ禍に見舞われた今となっては、お祭りも花火も、甲子園も海水浴も…、今まで当たり前だった夏の日々がとっても贅沢な時間だったような気がしてしまいます。
もくじ
2020年の箱根強羅夏まつりは大文字焼きだけ実施予定
関東屈指の温泉郷として人気の箱根。特に強羅は高級温泉旅館が立ち並ぶエリア。
お盆は毎年「箱根強羅夏まつり大文字焼き」が開催されていたんですが、今年は花火も出店もないみたいです。
でも大正10年から続く大文字焼は、実施される見込みです。(※開催状況は変わる可能性があります。)
◆箱根の大文字焼について
2020年で99回目を迎える箱根の大文字焼。強羅温泉の正面に位置する明星ヶ岳の頂上付近で直径約30cmの乾燥させた篠竹の束を250束も使って「大」の字が作られる、有縁無縁の霊を慰めるうら盆の送り火です。私も昨年は、静かな鎮魂の祈りを込めながら見学してきました。
使われる篠竹は、2ヶ月も前から山腹で刈取られ、乾燥されているそうですよ。それを「大」の輪郭に沿って二重にし、約1.5m間隔に立てています。
箱根の大文字焼は、「大」の字の「一」は長さが 108m、文字の太さは 7.5mというスケール。すごいですよね。
◆2020年の大文字焼の開催日時
8月16日(日)19時30分点火予定。約40分ほど。
※供養をご希望の方は、8月16日の午後3時までにお申込ください。
引用:強羅観光協会HPより
※新型肺炎コロナウイルス第2波や荒天により中止や実施内容変更となる場合があります
箱根強羅公園は大文字焼が正面に見える人気ビューポイント
どこから見るか、迷う人も多いと思いますが、大文字焼を見るなら、強羅公園が一番おすすめ。強羅公園は山の斜面にそって、こんな感じで縦に長い公園です。
出典:箱根強羅公園公式HPより
強羅駅からのぼって、正門から入ったら、どんどん上っていきましょう。
◆噴水池の上くらいまでがんばってのぼりましょう!
自然いっぱいの強羅公園。大きな木がけっこう多いので、場所えらびは前が抜けている空間がおすすめです。私のイチオシは噴水池の奥の階段付近。ベンチもある休憩スポットなんですが、ちょうど噴水越しの目の前が大文字焼!
人が集まっても階段のあたりは傾斜もついているので、腰かけながらみんなで静かに祈りをささげて大文字焼を見つめられます。
強羅公園で大文字焼を見るときに持ってくと便利なアイテム
点火予定は19時30分。しかし、天候や風向きなどの関係で遅れることもしばしば。(昨年も予定時刻より遅かった…!)
FMおだわら87.9MHzのラジオで進捗が中継されるので、現地に到着したら最新の情報をチェックするといいかも。
あと、山の天気はホントに変わりやすいので雨が降っても大丈夫なように、カッパとかあると便利です。傘だと開いたときに、大文字焼見たい後ろのひとの邪魔になってしまいますからね。
暗黒の急斜面に浮かび上がる「大」の字に祈りをささげよう
今年は、コロナだから…。みんなで行こうぜ!って感じにはならないし、私も東京から出かけることはないと思います。本当に残念。でも近くの人や、おでかけ予定がある人はぜひ楽しんできてくださいね。お盆に帰ってきた祖先たちが、穏やかに送られますように。
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