運転免許はゴールドでも、完全にペーパードライバー…。都内に住んでいるとそんな人も多いのではないでしょうか?運転が苦手な人でも、とってもおすすめな秘境の温泉地があるんです!それが今回ご紹介する<わたらせ温泉 ホテルささゆり やまゆり ひめゆり>です。
もくじ
JR白浜駅から無料の送迎シャトルがある
和歌山県の南にある高級温泉リゾート・白浜温泉は、白浜温泉旅館協同組合が運営している無料のシャトルが走っているんです。ただこのバスが走っているのは白浜の温泉街だけで、実は南紀からほど近い熊野古道で有名な本宮大社や速玉大社、また那智の滝がある南紀勝浦へ寄り道するにはちょっと遠い…。
でも行きたいですよね。パワースポットマニアな私は、行きたくてたまらなくなりました。そんな時に、ぜひおすすめしたいお宿があるんです。場所は本宮からほど近い渡良瀬温泉。
出典:わたらせ温泉 ホテルささゆり やまゆり ひめゆり公式サイトより
こうして地図を見てみると、南紀和歌山は東西に幅広く観光ポイントが点在していて、一番左の白浜観光だけではとってももったいないのがよくわかります。とはいえ、電車で移動するにもやっぱり遠い…。しかし、<わたらせ温泉 ホテル>に宿泊すると、JR白浜駅から無料の送迎があるのです!
◆事前予約必須!わたらせ温泉ホテルの無料送迎バスを利用してみた
出典:わたらせ温泉 ホテル公式サイトより
白浜駅からの出発時間は13:00、帰りの送り(ホテル発)時間は10:30と固定ではありますが、実際に白浜駅から利用してみたら、電車よりも早くて快適でした。これは予約して利用する価値アリです。
◆途中の寄り道もたのしい
送迎のとき、一カ所休憩ポイントがあったのですが、そこもいきなり熊野参道の看板があったりするなど、南紀白浜だけでは味わうことができなかった霊験あらたかな空気に背筋が伸びました。
それと嬉しかったのがトイレ休憩の時に小さな売店もあったこと。思わずご当地ならではの梅アイスもゲット。地方ならではのおいしいおやつにテンションが上がるのであります。
湯の峰温泉と川湯温泉、どっちも楽しめる「わたらせ温泉ホテル」
出典:グーグルマップに筆者追記して作成
こうして地図をご覧になるとおわかりの通り、わたらせ温泉のある「渡瀬温泉」というのは、熊野古道散策で欠かすことのできない湯の峰温泉や川湯温泉のちょうど真ん中くらいの場所に位置しているのです。距離はどちらも2.7キロほど。車なら5分程度の距離です。
◆世界遺産の湯の峰温泉の「つぼ湯」にも行ける
湯の峰温泉の中心地にある「つぼ湯」は熊野古道散策の前に体を清めるといいと言われている温泉。温泉なのに、世界遺産にもなっているという世にも珍しいスポットなんですよ。
私が出かけたときには、こんな青白い色のお湯でした。が、ここ、なんと色が7色に変化するとも言われているんです。予約ができないので、当日時間に余裕を持たせてでかけるようにしましょう。
予約できない世界遺産の温泉「つぼ湯」の入り方&基本情報はこちらから!
◆冬の風物詩!川湯温泉の「仙人風呂」にも行ける
ワイルド感抜群の川湯温泉の仙人風呂。こちらは冬季限定です。川っぺりで男女混浴。いったい私がどこで着替えたのか?水着以外に持参すべきものは何なのか?実体験をもとにご紹介しています。
入場無料!川湯温泉の公衆浴場「仙人風呂」の入り方&基本情報はこちら!
◆ホテルの人が送迎してくれた
ちなみにこれは公式なサービスではないのですが、私は<わたらせ温泉>のお宿に着いてから、「『つぼ湯』と『川湯温泉』に行きたいので、地元のタクシー会社の電話番号を教えてもらえますか?」とホテルの人に聞いてみました。すると「今、ドライバー空いていますから、車出しますよ」と、なんと送迎をしてくださったのです。
出典:わたらせ温泉 ホテルささゆり やまゆり ひめゆり公式サイトより
いくらドライバー空いているからとはいえ、すごい神対応。というわけで、最初に「つぼ湯」へ行って、上がって、温泉卵を食べてから、<わたらせ温泉>へ電話し「仙人風呂」へ…。そして着替えてまた<わたらせ温泉>へ電話し迎えに来ていただいて…と、めちゃめちゃ助かりました。お宿のご厚意とはいえ、本当に感謝です。
こういうフレキシブルなサービスしてくださると、心にグサっと残りましよね。また次回熊野古道を散策するときには、<わたらせ温泉>を拠点にしようと思いました。
朝は熊野古道まで送迎してくれた!
出典:わたらせ温泉 ホテルささゆり やまゆり ひめゆり公式サイトより
ちなみに翌朝は、そのまま白浜駅へ戻ることもできるのですが、なんと本宮大社方面の熊野古道の散策ルート入口までホテルの車で送迎してくれるサービスもありました。
発心門・伏拝王子・三軒茶屋の3コースで、所要時間も2時間から30分と体験しやすいのがポイントです。有料にはなりますが、熊野古道を歩くときに「語り部」を手配して同行をお願いすることもできるそうですよ。
私はそんな体力もないので、気分だけ味わいたい人向けの「初心者コース」の入口でおろしてもらったのですが、そこでもドライバーさんが「歩いて30分くらいですから。万が一迷ったら、いつでもホテルへ連絡してくださいね」と方向なども細かく教えてくださって、またしても神対応。おかげでぬいぐるみとともに、こんなに神がかった朝の日差しとともに写真がとれました。
食事もおいしい!露天風呂もでかい! 口コミ以上の渡瀬温泉
出典:わたらせ温泉 ホテルささゆり やまゆり ひめゆり公式サイトより
◆ホテルささゆり、ひめゆり、やまゆり、何が違うの?
この「わたらせ温泉」ってネットで検索するとホテル名は「ささゆり」「ひめゆり」「やまゆり」って3個も出てくるんですよ。これはそれぞれ建物名前。ホテルは一つなんだけど3棟あるイメージです。
値段もほとんど差はないし、クオリティも同じです。強いて言うなら私は「やまゆり」に宿泊したのですが、窓から川とつり橋が見えて素敵でした。お風呂も近かったし。あとは「ささゆり」だけ、専用の大浴場や貸切風呂があります。でも↓のトピックで紹介する露天家族風呂のクオリティがすごいので、1泊2日の滞在なら、こっちを満喫するのもいいかもよ。
◆プライベートな空間でゆっくりできる露天風呂の規模がスゴイ
あと、温泉好きには、とってもおすすめしたいポイントがこの露天風呂の大きさ!これ、家族風呂なんですよ。しかも宿泊者は無料。貸切。わーい。
誰の目も気にせず、大きな声で鼻歌を歌いながらリラックスできます。「ヴ~」とか「アァ~」とかオッサンみたいな声出して温泉満喫しても、誰にも変な目で見られる心配がないのであります。
泉質:ナトリウム – 炭酸水素塩・塩化物温泉
効能:美肌作用・胃腸病・神経痛・糖尿病・皮膚病など
引用:わたらせ温泉 ホテルささゆり やまゆり ひめゆり公式サイトより
特に予約の必要もなく、空いていれば自由に入浴できる家族風呂です。4つもあるので、ぜんぜん待ち時間は発生しませんでした。
◆あたたかいお食事も地のものがたっぷり
旅行サイトで予約したので、比較的リーズナブルなプランだったにもかかわらず、夕飯は立派な懐石料理。
地のものがたっぷりでボリュームも満点ですごく美味しかったです。
朝食も。最近、年をとったせいか、あんなにビュッフェが好きだった夫が「旅館のおすすめをちょっとずつ味わえればいいな」とJIJIIみたいなことを言い出しているのですが、私も、こういうTHE・和食みたいな板前さんの本気を感じるごはんはとっても気に入りました。
快適で安全な熊野三山めぐりに!わたらせ温泉は一泊プラスする価値アリ
というわけで、熊野本宮にでかけるなら、ぜひ候補に入れてほしい<わたらせ温泉 ホテル>。熊野三山散策をするときには、ぜひ候補に考えてみてくださいね。白浜駅~本宮大社までの交通費や時間を考えても、中間地点の<わたらせ温泉 ホテル>で一泊するのは、効率&コスパよくっておすすめです!
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