金曜日は出張で千葉の某温泉に滞在していました。仕事そっちのけで、昼間っからひとっ風呂浴びて、お昼ごはんのあとビールでも飲んじゃおっかな～なんて浮かれた気持ちで畳に寝そべってテレビを付けたら、元総理の安倍晋三さんが凶弾にたおれてしまうという大変な事件が起きてしまったことを知りました。
私は10年以上前の話ですが、母親をガンで亡くしており、そのときも悲しかったけれど、病名が病名だし、当時の職場のあたたかい理解もあり、なんだかんだ入院中も一緒に過ごす時間も多く持ちながら過ごせたので、ある意味、心の準備や覚悟が整った状態でその時を迎えることができたわけですが、今回は、あの時以上に動揺してしまっている自分がいます。一生懸命働いてこられた人の最期があのような形で幕を閉じるのは、納得いかないし、本当につらいです。
安倍元総理に感謝をするとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。
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振り返れば、去年の2月は、救急搬送されて、その数日後に超緊急の手術を受けるはめになり、私自身、“死”がとても近いところにあったりしました。
ラテンの「死を忘ることなかれ」という意味の警句、“memento mori”という言葉がありますが、あの“死ぬかもしれなかった”瞬間から、私も意識が少し変わりました。
朝、いつも通りご飯を食べて、昼間は外でいっぱい遊んで、夜はこうしてだらだら原稿を書いて…、私は今日も一日生きたなと寝るときベッドで思うんです。となりでいびきをかいている夫に対して、ホントいつも文句ばっかり言っているけれど、大切な人と一緒に過ごせる時間って奇跡のよう。涙が出そうなくらい幸せなことなんですよね。
だから、家族でも友だちでも、好きな人には毎日だって「大好き」って伝えて、会う約束は後回しにしない。そんなに要領よくはいかないけれど、できるかぎり行動を変えました。コロナとかいろいろあるけれど、人間はみんな「死」に向かって生きているので、怒ったり文句いってる時間はもったいない。日々の自分の行動や言動への反省もこめてメメントモリ。
今日を大切に生きて、明日も全力でがんばれるようにしっかり寝ようと思った夜でした。おやすみ。
