そもそも重要書類という認識がなかった人(←はい、私です)やベッドのしたの段ボールへ仕舞いこんでしまい撮り出せなくなってしまった人(←これも、私です)向けの記事です。失くしてしまったとき、再発行してもらうまでの手続き方法をご紹介します。
最寄りの税務署に開業届を失くしたと相談してみたら…
開業した直後は、屋号の証明や銀行口座を開設したりするシーンなんかで、けっこうちょくちょく提出する機会があった開業届の控え。ところが、あれから数年たち、もはやあの紙、長期保管用書類の段ボールのなかにしまったまま、取り出しができなくなってきてしまいました。そこでやってきたコロナ禍。さまざまな給付や助成を受けるにあたって、また提出が必要になったのに、私ったらすっかり紛失してしまったのです。絶対に捨ててはないんだけど、どこにもない!
ということで、さっそく最寄りの税務署に電話して聞いてみました。
開業届の写しは再発行してもらえるけれど時間がかかる
なんと、開業届の写しって税務署へいけば再発行してもらえるんですって。ただ手続きしてから、実際に手元へ送付してもらえるまでに1か月半くらいかかるらしいです。
◆開業届の写しを再発行してもらう時の持ち物
税務署へは本人確認ができるもの(免許やマイナンバーカードなど)と手数料(300円)が必要です。
税務署へ行くと「保有個人情報開示請求書」という書類を渡されるので、そこに「個人事業の開業廃業等届出書」と書きます。
保有個人情報開示請求書は国税庁のHPからもダウンロードできますが、私は書き方がよくわからないので、税務署へいって教えてもらいながら書きました。
◆開業届の写しを再発行されるまでの流れ。郵送でもOK
保有個人情報開示請求書や本人確認書類を提出したら30日以内に「開示・不開示の決定の通知」が郵送されてきます。送られてきた「保有個人情報の開示の実施方法等申出書」を税務署の窓口に持参れば、開業届の写しをもらえます。ちなみにこれらの一連のやりとりは郵送でも対応してもらえるそうですよ。
開業届の写しがすぐ必要な場合は、税務署で閲覧・カメラ撮影
自分で書いた開業届けなのに、失くしてしまうと再発行してもらえるまでに全部で1か月半近くかかってしまうなんて‥。いざ、必要な時に、そんなに時間がないよと言う人には、税務署で閲覧をさせてもらうという方法もあります。
◆スタンプが押してある開業届を撮影できる
コロナ関連の用途のみに限られるのですが、税務署の窓口へ行くとマスキングしていない状態の開業届(青いスタンプ付)を閲覧させてもらうことができます。しかもこれ、カメラやスマホでの撮影もOKなんです。動画はNG。
なので、助成や給付の関係で、すぐにデータ提出が必要な場合とかだったらとても便利ですよね。
◆開業届を再提出する方法もあるけれど…
あと私がもう一個、税務署の職員の人におすすめされたやり方が、もう一回開業届を出し直すという方法です。すると、その場でコピーを発行してもらえます。
ただこれをしてしまうと、開業日と受領印の日付が離れてしまうので、○○年から開業していましたという証明には使いにくくなるかもと思い、今回はやめました。
急がない場合には保有個人情報開示請求をして控えをもらうか、急ぎのときには税務署へ行って、窓口で閲覧、撮影をさせてもらうほうが安心です。
というわけで、これからは重要書類とただの長期保管書類はちゃんと分けておかないとなぁと反省しました。300円の手数料で済んでよかったけどね。あぁ、思わぬところで大変な思いをした。とほほ。
大事な書類はちゃんと整理しておきます。次こそは。
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