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万葉集の世界に出会える!大伴家持ゆかりの富山県伏木エリア

北陸地方というと雪が多いとか、いつも曇っているとか、ネガティブな天気のイメージが強いかと思いますが、今回はピーカンの青空に光るイイ景色に出会えたのでご紹介したいと思います。

中伏木駅からお散歩♪小矢部川にかかる橋からの絶景


万葉線から氷見線への乗り換え。ネットで調べたら普通に能町駅から乗り換ろ!ってナビが出ていたのですが、すごく気持ちのいい天気だったので、中伏木駅(万葉線)から伏木駅(氷見線)まで歩いてみることにしました。「伏木って名前が一緒だし、道順はググればOK!」とあって、何もなさそうな中伏木駅で降りてみたら本当に何もなくってビックリしました(笑)

地方あるあるだけれども、歩いている最中、人っ子一人いないパターンです。ほのぼのしてていいでしょ♪ごみごみしすぎな東京よりはよっぽどいいと思うけれども、そんな時、小矢部川を渡る橋からの景色がとても気持ち良くって感動しました!

車しか通らなそうな雰囲気のこの道路ですが、歩道はきちんとあるので安心です。橋の真ん中あたりには、あの万葉歌人・大伴家持の和歌の石碑もありました!

立山に振りおける雪を常夏に 見れども飽かず神からなし
大伴家持

私は、立山よりも目の前の海に繋がっていゆく川の優美さに圧倒されてしまったのですが、この富山県高岡市にある「伏木」というエリアは、奈良時代に越中国(現在の富山県)の国府が置かれていた場所なのだそうですよ。大伴家持は29歳のときに、ここへ国守としてやってきたのだそう。

家持が5年にわたって滞在したというこの高岡の地には、歌碑や和歌にゆかりのある場所が多いらしく、文学好きには結構楽しいお散歩スポットだと思います。

伏木駅のポストの上には大伴家持像が!

歩くこと30分ほど。伏木駅にくるまで、車とはすれ違ったけれど、歩いている人には出会いませんでしたが、いいお散歩コースでした。そんなこんなで到着した伏木駅のポストにはかわいらしいサイズの大伴家持像がありました。

像って、大きければいいってものではないなと実感。なんだかとても親近感が湧いてくるサイズと目の高さ。

この伏木駅は明治33年に開業という結構な歴史があるそう。ホームは島式(ホームが1つで線路が2つ)というちょっと珍しいタイプらしく、駅舎とは跨線橋で結ばれているという氷見線では唯一跨線橋のある駅なんですって。気にはなったのですが、何も考えずにやってきてしまった伏木駅、いきなり電車1時間待ちという事態になって、さすがにそんなに待てないので、ここからはタクシーで移動することにしました。

でも束の間のほのぼのとする散策タイムを過ごせて、たのしいひとときになりましたよ。

【INFO】

今回ご紹介したスポットは富山県高岡市にある伏木というエリアです。
とやま観光ナビ:http://www.info-toyama.com/
万葉の世界に浸れる大伴家持ゆかりの地が結構いっぱいあるそうなので、和歌を片手にお散歩してみるのもおすすめです。