日本三大美肌の湯として、古くから女性に人気の温泉!佐賀県にある嬉野温泉のおすすめ観光スポットのお話です。
もくじ
嬉野温泉街の中心にある豊玉姫神社 (とよたまひめじんじゃ)

開湯が1300年を超えている嬉野温泉。温泉旅行へでかけたらぜひ訪れてほしい場所があります。それが、今回ご紹介する豊玉姫神社です。創建がいつだったのかはわかっていないそうですが、1500年代後半に一度焼失し、その後に再建されたと伝わっているので、その歴史はかなり古いことがわかります。
入口の荘厳な鳥居をくぐって境内へ。

焼き物文化が発達している佐賀ですが、ここの神社も肥前吉田焼などの礎を築いた初代蓮池藩主・鍋島直澄氏の祈願所だったそうですよ。
“豊玉姫さま”とは、浦島太郎に出てくる乙姫のモデル
神社の名前にもなっている「豊玉姫さま」というのは、あの昔話『浦島太郎』に出てくる乙姫様のモデルにもなったと伝わる海神の娘のこと。美肌の神様としてこの神社に祀られているんですよ。だから、美容関連企業もお参りに来るほどの人気ぶり。
境内に向かって右手には、豊玉姫神社大神のお遣いとして鎮座する真っ白な磁器「白磁」でつくられたなまず様が!
世にも珍しい“美肌”にご利益!なまず様の参拝の仕方

豊玉神社の「ナマズ様」は美しい肌になる美肌神様です。
引用:豊玉姫神社の看板より
真っ白で、つるんとしてて、愛らしい表情の白なまず様!これは、積極的にお参りせねば。
◆ユニークななまずお社のお参り方法
まず、なまず様の前で心を整えます。おだやかに、おだやかに。そして、なまず様に向かって二礼、二拍手、一礼をし、お肌に関するお願いしながら、願い水という聖水を柄杓にくんで、なまず様へかけましょう。終わったら、なまず様に一礼!これで完了。
◆なまず様のご神体も信仰の対象なので大切に!
ちなみになまず様を粗末に扱ったり、危害を加えると祟りがあるそうです。信仰の対象なので、大切にしましょう。
白なまずさまに願い水をかけまくった夫のその後…

というわけで、私以上に熱心になまず様へ手を合わせ、熱心に願い水をかけていた夫ですが、嬉野温泉滞在中にちょっといいことがありました。
なんと、嬉野の街を流れる塩田川のほとりで、温泉上がりにぼんやりしていたら、大きななまずらしき魚を見たそう。いいな。私は近くにいたのに、お願いのパワーが足らなかったのか、ぜんぜんそれらしき気配も感じませんでした。

うらやましすぎて、しばらく川を眺めていたんだけどね…。
そして先日、百貨店の化粧品売り場で日焼け止めを買いに行った時、毎回店員さんが肌の状態を機械で調べてくれるのですが、付き添いで来ていた夫が「僕のも調べてってって頼んでよ~」というので、しょうがないからお願いして計測してもらったところ
店員さん「すごい!油分も、水分量も、ベストコンディションです。何かお手入れ、されているんですか?」
夫「いえいえ、特別なことは何もしてないんですよ~」
と、どちらのマダム?!って感じのテンションで、得意満面になっていました。
夫「キミがあれこれつけて、どんだけのものかと思っていたのにさ~」と帰り道もずっとひとりホクホク上機嫌。今になって思えば、あれはなまず様のおかげではなかろうかと思っているのであります。今度、豊玉姫神社へいったら、私も全力で願い水をかけよう…
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