東京駅からバスで2時間。気分転換にフラっと出かけた山中湖。春先だというのに、まだ少し肌寒く、勢いよくボートで湖に漕ぎ出したのはいいんだけれど、周りに誰もいない。
しかしおかげで富士山ひとり占め♡
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今年はキティちゃんに続いてこういうラッキーなことが多いな。いい気分転換になったー!とリフレッシュしながら、夕方のバスを待つ間、古い神社が近くにあったので、立ち寄ってみました。
はじまりは平安時代!山中浅間神社をお詣りしてきた
三柱の神である木花開耶姫命(このはなのさくやびめ)、天津彦々火瓊々杵尊(あまのきせのみこと)、大山子祇命(おおやまつみのみこと)を勧請して奉られているのが、この<山中浅間神社>です。はじまりは、平安時代の西暦931年、最近話題の元号でいうと、承平元年のことだそう。
普通の住宅街の中に細く伸びる参道。誰もいない、荘厳な静けさ。道祖神さまにもご挨拶し、今度は神社を独占中です(笑)
両脇の木々の背の高さを見上げていると、いろいろ嫌なことがあっても頑張ろうと思えてくるから不思議です。神社パワーをひしひしと感じます。
例祭日は5月5日だそうですよ。GWはこの道もにぎわうのかな。
階段を登りきった左手に手水舎がありました。
鉄筋コンクリート屋根銅板葺の現在の社殿は昭和47年に再建されたものなのだそう。平成の締めくくりにここに来られたご縁に感謝です。狛犬様たちも凛々しくってとてもいい表情。神社にくると、私の猫背もスっと背筋ごと伸ばされるようで、気持ちいいなと感じます。
ふわ~!いいとこ見つけた!と浮かれながら、奥に赤い橋を発見。まるでジブリみたいな登場の仕方をするなぁと思い進んでゆくと…
そこにはもう一つ別の神社がありました。
赤い橋の向こう側には山中諏訪神社も!気になるご利益とは?
橋を渡っていると、しめ縄のかかった大きな木の幹が見えてきました。
<山中浅間神社>から赤い橋で繋がれたお隣のこの神社は、<山中諏訪神社>。起源は、<山中浅間神社>よりもさらに古く、人皇十代崇神天皇の御代七年(西暦104年)とのこと。
なんでも、国中で疫病が蔓延していたなか、勅命で地元の人たちが神様を祀られたという「土人創祀」がこの<山中浅間神社>のはじまりなのだそう。
1551年には、甲斐国守護であった武田晴信公が、相模国の北条氏との戦をに際して、本殿を造営寄進したそう。そんな<山中諏訪神社>の御利益、てっきり必勝関係かと思いきや、安産や子育に効くそう。例大祭は『安産祭り』と言われ、多くの妊産婦さんがパワーをもらいにやってくる噂のスポット。
自然がいっぱいで、うっとり和む素敵な待ち時間になりました。
<山中浅間神社>と<山中諏訪神社>のアクセス
バス停「山中湖ホテルマウント富士入口」から歩いて5分です。ここのバス停には<サンカク (SANKAKU)>というちょっとした喫茶店があって、残りの時間は、ここでコーヒーを飲みながらバス待ち。
マスターのオジサンが、周辺の地図を広げて、富士山の雪解け水がどんなふうに関東エリアに流れていくのかなど、とても面白いお話も伺えました。
帰りがけじゃなくって、今度は到着したタイミングでたちよろう。レンタサイクルもできるみたいだし、暑い夏が来る前に、また来たいな。
今回ご紹介したスポットは<山中浅間神社>と<山中諏訪神社>です。
■<山中浅間神社>
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中11
TEL:0555-62-2237
■<山中諏訪神社>
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中13
TEL:0555-62-3952
ふたつの神社は赤い橋で道路をまたいで隣同士です。富士山と山中湖の絶景とともにぜひ参拝してみてくださいね。いいことありそう♪バスの待合室でもあるカフェ<サンカク (SANKAKU)>には、種類こそ少ないですが、お土産物などもありました。
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