ビッグバン★セオリー風にタイトルをつけてみました。こんばんは。
オタクなイケてない理系男子の生態がうちの夫と重なりすぎて、毎日、夕食タイムに楽しく見ているアメリカのドラマです。おかげで毎晩ゲラゲラ笑かされて幸せな気分に浸っていたというのに…ついに2019年の放送で終了することになってしまいました。あー本当に残念。
拙宅における夫婦間の会話は、あのドラマと似ているんです。一人で楽しそうに自分の知識を演説しているシェルドンみたいな夫と、頭脳がまったく追い付かないのでわかったような顔だけして適当な返事だけしているペニーみたいな私。会話量は、9:1くらいな割合でうまくバランスがとれていたりします。ペニーと同じくパッパラパーな私は、夫がシェルドンに負けず劣らず雄弁にしゃべっている話の9割以上を右から左に聞き流すのが得意だったりするんですが、
「明日はお弁当はお休みで大丈夫だよ♪」
っていう大事な話は「了解」といいながら、毎朝のルーティン作業をスルーできるので、大変喜ばしい瞬間でもあったりするわけです。夫婦間の大事な話しがお弁当の有無くらいというのもまた平和な証拠なんですが、夫がお弁当いらないという日には、だいたい外出の予定があるとかが常で、この日はたまたま「どこかへおでかけなの?」と聞いたら、「明日は科学技術館へいくんだ」という返事。あら、楽しそう!
私は、あら楽しそう!と思った瞬間、上野の科学博物館を思い浮かべているんですけれど、夫が言っているのは九段下の科学技術館のほうです。科学博物館も科学技術館も、私にとってはなかなか縁のない場所なので、どうでもいいんですけれども、東京というのは本当にややこしいですね!ま、いいんですが、シェルドンとペニーみたいに、夫と私の会話というのはかみ合わないながらも、成立するから不思議でしょ。よくこんなんで8年も夫婦しているなとか、自分でも思います。
それで、話は本題。私は「科学技術館のお土産買ってきてよー」となんか、サイエンスっぽい代物を期待してお願いしておきました。夫は「仕事だからなぁ!」と言いながらも、鼻息荒くちゃんとお土産を買ってきてくれたんです。その商品のチョイスがコレ。
宇宙食のアイスクリーム<SPACE ICE CREAM>バニラ
「食べたことないでしょー!」と、もらったお土産がこの宇宙食のアイスクリーム。
私:「…苦笑。ありがとう。食べたことはないけれど、宇宙食か。わお。モノが良かった!」
↑なんかインテリアにもよくない?
マルツエレック 光センサオルゴール 日本語説明書付 【M2PK3300】
↑これも。両方とも実際に科学技術館のお土産物屋さんで売っているようですよ。HPみながら、フェミニンな夫のことだから、オルゴールがくるんじゃないかとワクワクしていたんですけれども、予想外の変化球がきました。
でも、目の前には、「一緒に食べよう!」と、目をランランと輝かせながらお茶を入れる夫。ね。まぁ、こんな感じでかみ合わない二人ながらも仲良くやっているんです。
で、中身を取り出すとこんな感じ。
中身は、銀のパックで包まれた宇宙食が…
で、ここで、思い出したんですよ。遠い昔。あれは、小学生くらいの時でしょうか。
私:「あ、宇宙食食べたことあったかも。」
夫:キョトン
私:「でもアイスクリームじゃなかったかも!」
夫:キラーン
人からモノをもらうというのは、気を使いますよねぇ!そんなことを思いながら中身を取り出しました。
むむむ…、これは…!軽い。パサパサ。ヒビ割れ。
私は、またいらぬことを思い出しました。
私:「宇宙食って偽物じゃない?」
こんなパッサパサなひび割れお菓子、宇宙空間であけたら飛び散りそうだよね。なんか遠い昔、学校で同級生や先生たちと、そんな会話をしたような…、記憶がよみがえりました。急いでスマホでピコピコ検索をかける夫。その間に、私は見つけてしまったのです。
むむむ!
スペースアイスクリームは、宇宙飛行士の宇宙食と同じフリーズドライ製法で製造した冷たくない乾燥食品です。実際に宇宙飛行士の食用に供されているものではありません。
引用:スペースアイスクリームのパッケージより
だそうです。
夫:「なにー!だまされたー!」
だましちゃいないでしょ。思いっきりパッケージに書いてあるし。
夫:「何かに認められたようなことが書いてあったんだよー!わーん。」
世の中フェイクで溢れていますからねぇ。ちゃんと自分の目でよく調べることの大切さを学んだのでした。私は持った瞬間になんとなく気が付いたけれども…(^_^;)
こんな会話をしながら、歯が折れそうなくらい固い上に、冷たくもないし、パサパサでおいしいわけでもないアイスクリームの味がするってだけのお菓子をお茶を飲みながら流し込んだのでした。
私:「ちなみにこれ、いくらしたの?」
夫:「600円くらい…」
私:「だったらハーゲンダッツ2個の方が良かった(笑)」
宇宙食の甘い思い出が一つ増えました。価値感も性格も頭の作りも全くもって正反対な私たちが夫婦になれたことは、宇宙最大のナゾでもあるんですが、宇宙の片隅の小さな出来事にでもありますしね。あまり深く考えないようにします。そして、これ、Amazonでも売っているんで、こんな書き方したら、誰もほしくないでしょうけれども、食べてみたい人はぜひどーぞ。
あ!宇宙食って書いてある。宇宙食、名乗っていい定義みたいなの、作った方がよくない?(笑)