ブレッド湖でクリームケーキを食べよう！おすすめ店＆行き方

大人気のヨーロッパ旅行シリーズ。今回ご紹介するのは、めちゃくちゃ素敵なのに、意外と情報がナイ景勝地！スロヴェニアにあるブレッド湖(Bled)という場所です。

街を歩いていると、普通に馬車とすれ違うのどかすぎるヨーロッパの田舎。最高でしょ。わー！とかいって、うれしく写真を撮ろうとしたら運転手のおじさん、手を振ってくれました。人までやさしい！心温まるひとときです。

行き方は簡単！首都・リュブリャナから直行バス

スロヴェニアの首都・リュブリャナの町は、とてもバスが発達していて、以前にも少しご紹介した「ポストイナ鍾乳洞」や盗賊のお城「プレッドヤマ城」と同じように、リュブリャナの駅から直行バスが出ています。スタッフはとても親切で、英語は通じるような通じないようなパッとしない感じでしたが、このブレッド湖のスロヴェニア語表記でもある「Blejsko jezero」を見せたら、すんなり窓口でチケットも買えて、特に予約なしで来ることができました。バスの本数は1時間に1本くらいのペースで出ていて（土日は本数が減っていたのでご注意ください）、乗り換えとかもないのでとても便利。

到着してバス停から5分くらい歩いたら、湖の湖畔にでました。すごくきれいな湖じゃない！わけわかっていないで、出かけてきたわりに、本当にきれいなスポットだったので感動が大きかったです。その長さは周囲2,120m、そして幅も1,380mとなかなか大きな湖。周りをアルプスの山々に囲まれていて、氷河によって作り出されたという自然情緒たっぷり。

カジノやリゾートホテルも！ブレッド湖の周辺に流れるゆったりな時間！

光の角度で、湖の水の色が少しエメラルドグリーンのように光って見えるのですが、優雅に泳ぐ白鳥さんの姿がまた絵になること。この湖の周辺には、カジノもあるし、リゾートホテルもたくさんあるそう。私はリュブリャナの市街にお宿をとってしまったのですが、今度来るときには、この湖のほとりに泊りたいなと思いました。

そして水辺に近づいてみると、お魚もいっぱい！気が短いから、釣りとかするキャラじゃないんだけれど、ここでだったらボーっとしながら、一日中釣竿をおろしているのもよさそうだな。こんなブログ書いててアレですが、スナフキンの気持ちが少しわかってきたような気がしました！深い場所だと30.6mあるというこのブレッド湖。ボート競技の世界選手権なども開催されているんだそう。

湖のまんなかには、ブレッド島という小さな島に教会があって、あそこまでは船で渡るのだそうです。しかし、おなかが空いてきちゃったので、私は早速お食事スポットを探すことに。バス停から湖に向かって、右にお城という位置から、湖沿いの「Cesta svobode」という通りを左方向へ向かい、カジノの前を通り過ぎたあたりに素敵なお店を見つけたのでご紹介します。

ブレッド湖名物・クリームケーキ発祥の「The Park Restaurant and Cafe」

場所は「Sava Hotels & Resorts（サヴァホテル＆リゾーツ）」というブレッド湖に面して佇むホテルの横。直営店らしいこのお店こそが、なんとブレッド湖にきたら見逃せない、あの「クリームケーキ」の発祥のお店なんだそうです。

店内はかなり席数も多く、ド平日の昼間ということもあって、ランチ時でしたが待たずにすんなり入れました。しかも湖に面したテラスの席が空いていたので、ここでお昼をすることに。湖でとれたという魚などのグリル料理やイタリアンテイストなお食事をいくつかいただいたのですが、どれもすごく美味しかったです。

そして、席からはちょうど視線の先に「ブレッド城」が見えました。山の上にそびえたつ、カッコイイお城をバックにスズメもなんだか凛々しいね。あそこまでどうやって行くのだろう？とこの時はのんびり考えていたのですが、このあと山道を思いっきり登山するハメになります。その話はまた今度として、お目当てのクリームケーキがやってきました！

けっこう大きくって食べ応えも抜群。ヨーロッパは乳製品が本当においしいのですが、このスロベニアも例外ではなく、クリームの濃厚さたるや、もう日本のものとはまったく別物。ふわふわなスポンジやサクサクした上の焼いたバターボードの部分との食感の変化もすごくマッチしてて美味しかったです。

けっこう大きいな！と思ったけれども、あっという間にペロリ。目の前の雄大な景色を眺めながら至福なひとときでした。60年以上の長きにわたって年間1300万本以上製造されているという大人気のクリームケーキ。メニューには「Originalna blejska kremna rezina」と書かれています（写真つきなので、安心だよ）ので、ぜひ試してみてくださいね。