平成最後の終戦の日。平和な時間がくれたかけがえのないもの

今日、日本は73回目の終戦記念日を迎えました。平成も今年で終わり。平成最後の終戦の日。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?連日の災害級の酷暑に、私は今日も汗いっぱいかいています。水を飲んでどうにかなりそうなレベルを超えていますねぇ。もう少しカラっとしていればいいのですが、息をするのも苦しいくらい。

そんな過酷な暑さの日本の夏。玉音放送が流れた日の日本を、何年経ったとしても、日本人として「あ、今日だな」って気にかけていくことが、何よりも大事なように思います。そこにいた誰かの悲しみや切なさ、後悔や償いの想いは、みんなの反省。誰かが受け止めていたひとつひとつのストーリーが、作り話ではなく、事実として起きたことな以上、時代が違っていてもその気持ちには寄り添っていたいです。戦争で起きたことを忘れない、過去の過ちを振り返ること、事実を知って学んでいく、その大切さに大人になってから気が付く場面が何度もあります。歳をとればとるほど、人との出会いを大事にするようになりました。おじいちゃんやおばあちゃんはもちろん、先人の話をもっとまじめにきいておけばよかったと後悔する感じからくるのかなぁともフワっと思いました。

経験者から聞く話ほど、濃いものはありません。歴史の話はもちろん、旅行の話だって、ランチの話だって、なんでもそうです。学校の先生に言われてテストに出るからという理由で勉強した内容よりも色濃く鮮明で説得力があるのです。歴史は脈々と今に受け継がれていきます。だからこそ、知っておくべきは何よりも近現代の部分だとも思うし。なんで学校教育はあんなに一生懸命、縄文時代まで遡るんだろう。

広島の原爆ドームは、元安川のほとりに凛と佇んでいました。教科書やテレビで見たことがある場所へいくと、ときめいたりワクワクした気持ちになりますが、ここはとても静か。もっと…、何か胸に迫るようなものを感じるのかなと想像していたのですが、悲惨さよりも平和のありがたさを優しく語りかけられているような感じ空の青さがとてもきれいでしょ。

昔、おじいちゃんに「原爆の投下あとは、草も木も生えない」と聞いたことがあって(当時はそういう風評がでまわっていたみたいですよ)、車ではあの有名な原爆ドームのまわりって、どのようになっているのか、でかけるのがちょっと怖いような心境でもあったのですが、ご覧の通り、本当に自然豊かでいい景色。

歴史のお話抜きには語れない場所ですが、観光地としての魅力もとても高いと思います。食事は美味しいし、治安はいいし、地元の人々の広島弁にも癒されます。

原爆の犠牲者を追悼するための平和記念公園の慰霊の間から見える原爆ドーム。見る角度が違うと、感じ方がまた変わりますね。

ここから歩いてすぐのところに、被爆資料や被爆者の遺品、証言などを通じて、第二次世界大戦中に広島に投下された原子爆弾について伝える「広島平和記念資料館」があるんですけれども、今の平和で静かな時間がウソのよう。だけどこの場所に何が起きたのかを、正確に現代に残してくれています。

グッと胸がつぶれるような悲しい出来事がもう二度と起こりませんように。世界から核兵器がなくなりますように。戦争が終わりますように。耐えがたきを耐えくていいやさしい空気が世界をつつみますように。日本人だけでなく、世界中の多くの人にここ見てほしいな。悲惨な歴史という側面だけではない、広島の人たちの芯の強さや復興を成し遂げた力強さ、許す寛大さや時間の流れと共に生い茂った緑のあたたかさを感じられる場所だったから。

私は戦争を知りませんが、知る努力はずっと続けていきたいと思っています。そんな平成最後の終戦記念日。平和がくれた今のかけがえのない時間に感謝しながら黙祷。