10代のころは恋愛トーク。20代のころは仕事のグチ。30代になったら健康のはなしをするようになりました。これが成長なのか、老いなのかはちょっとわかりませんが、健康オタクな私は、友人たちから病院のおすすめを聞かれることが多くなり、自分もまわりも年齢を重ねていることをじんわり感じます。
そんなの「頼れる病院~〇選~」みたいな本でも読んで自分で調べろよ!と思ったりしていたのですが、アレって掲載料(広告費的な?)支払って載せているみたいな話も聞き、世の中ってうまいことできているなぁと思うとともに、信頼できるのは自分で見たものと体験したことくらいだなと思い知らされる平成の終わりです。
そんな唯一信頼できる実際に自分が体験したことを、本音で発信していく、今回のテーマは、大腸内視鏡検査です。
もくじ
山王病院で大腸内視鏡検査を受けてきた!
国立がん研究センターの2018年12月に更新された『日本の最新がん統計まとめ』によると、女性のがん死亡多い部位、第一は大腸です。
原因とか防ぐ方法とかは、専門の先生方に解説していただくとして、ここでは私が大腸内視鏡検査を受けたとき病院探しや予約状況、痛み等の感想をお話をしようと思います。
場所は、ランチがとんでもなく豪華!という記事でご紹介した山王病院です。ここにいったら最上階のレストランは要チェックですよ。
どうしてここにしたかというと、人間ドックであれ、普通の検査であれ、内視鏡検査って、事前に予約をしなければならないんですね。急に外来でいって、「じゃあこれから内視鏡いれますね~!」と、血液検査受けるようにはできません。
で、その予約が、かかりつけの慈恵大付属病院だと普通に3か月待ち…。緊急性がないと、普通にこのくらいは待たされてしまうのです。びっくりしますよね。2015年に、本当に3か月待って大腸内視鏡検査をしたんですけれど、それはまた別の記事でまとめるとします。
山王病院は都内の大学病院などに比べると、比較的、予約がとりやすいように思います。胃カメラもそうでした。ちなみに私の場合は「翌週とかどうですか?」と、ライトに提案され、すぐにスケジュールを確保。もちろん、時期にも寄ると思いますが、昨年うけた大腸内視鏡検査は、まさかの1週間待ちだったのです。あまりにも遠い先々のスケジュールを自分の都合だけで調整しずらい主婦には助かりますよね。
会社員の方が、人間ドックの予約するときなども胃カメラや大腸内視鏡検査が空いてなくて、先延ばし、先延ばしってなってしまうケースもあるかと思います。クリニックより大きいから各科の先生も充実しているし、大学病院よりは予約が取りやすい印象です。
人間ドックの受付を抜けると、また謎のラグジュアリー感を漂わせられて、腰を抜かしそうになりますが、もし何か見つかった場合にも、この病院、保険適用ですから、その後の治療費が特別高額になるわけではないというところもポイントです。
痛くないけど、おなかがすく!大腸内視鏡検査
私は毎日朝ごはんをしっかり食べる派なので、この手の健康診断的な日って、何が辛いかというと朝食を抜かねばならないことが最もキツい。最高におなかが空いて、病院たどり着いたときにはフラフラで青い顔になってしまいます。
そんな状況なので、「大腸内視鏡検査って、痛くないの?」を友人にいつも聞かれるのですが、「痛みよりも、空腹との戦いである」というのが私がいつも思う感想です。
お腹を空っぽにしなければならないので、前日から食事制限がはじまるんですよ…
前日の食事はなるべく消化にいいものを!
前日の食事は、消化にいいものを推奨されます。病院によって、少し指導内容は違うみたいですが、朝はパン、お昼はうどん、夜は豆腐かヨーグルトにとどめておいてくださいねみたいな感じです。
食べてもいいんですが、その分、検査当日の腸管洗浄に時間がかかって、けっきょく自分が辛い思いをするので、前日から物足りなさ万歳の空腹と戦いつつの食生活を余儀なくされます。このおなかすく状況が私にとっては最高にツラかったです。
ゆるめの麻酔をしてもらいました!
病院では「モビレップ」など腸管洗浄剤(ポカリみたいな味がする)を渡されて、指定された時間をかけて飲み続けるわけですが、大腸のなかがキレイになったらいよいよ内視鏡カメラの挿入です。
山王病院では、事前に看護士さんがいらして、麻酔の希望をきかれました。
「完全に寝ちゃうこともできるし、、痛くない程度に麻酔するか、麻酔なしでもできますが、ご希望在りますか?」
ここの判断を患者サイドに委ねられても、「え、えぇっと」と、かなり焦るわけですが、私は痛くない程度の麻酔にしました。
理由は、以前、完全に寝ちゃうタイプをやった結果、自分の検査中のカメラの様子をみることができなかったので、痛いのはイヤだけれど、ちょっとのガマンでいいのなら!今度こそは起きているタイプで自分の腸の様子をリアルタイムで見てみたい~!という好奇心があったからです。こんな時でもないと、見えないじゃないですか。
そんなわけで、腕に麻酔の点滴をいれられながら、無事にカメラを入れている際に、モニターで腸の様子をみることができました。空気をシュポシュポいれながら、カメラを奥へ押していくので、違和感がないわけじゃないけれど、痛みは全くありませんでした。カーブがキツめのコーナーを曲がるときは先生が「痛いですよ~」と声をかけてくれますが、それもぜんぜん痛みとは感じないレベル。
そんなわけで、「ポリープもなんにもないキレイな腸ですね!」と、外見でも性格でもなく、腸をほめてもらえるという絶妙な体験をして検査終了です。
仮眠をとってそのまま帰宅
この検査をうけた人専用のソファースペースがあって、リクライニングみたいに倒せます。検査着を着たまま、毛布をかけて、そこで仮眠をとって、麻酔をさましたら、それで検査終わり。わりと自分ではシャッキリしている気がするけれど、「今日は運転とかしてはいけません」という紙を渡されました。
ミッドタウンまで歩いてって、すぐにヨロイヅカのケーキ。おなかが空いて死にそうだった。私の山王病院で受けた大腸内視鏡検査の感想はこんな感じです。
予約とりやすいし、麻酔の方針も自分の気持ちを尊重してもらえるし、痛くない。そして何より病院自体がものすごくキレイなので、これから大腸内視鏡検査を受けてみようかなと検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
そして、きちんと自分の体のケアをするようにしましょう!主婦は会社の健康診断がない分、重大な病気の発見が遅れてしまうことがあります。脅かすわけじゃないけれど、ちょっとお出かけするくらいの気分で、自分へのご褒美の気分で、イマドキの人間ドックはお腹はすくけれど痛くないですから、みんなちゃんと検査してほしいなーというのが私の意見です。
どうしても病院へいく時間が作れない場合は、簡易的なドックのセットなどもでていますので、チェックしてみてくださいね。