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節分に太巻き、豆まきに柊鰯。季節の節目のイベントごとは意味を考えて楽しもう

高校生のころ、母親が突然「今日は節分だから、太巻き作ったー」と言っていて、「はっ?!」って思いました。今から15年くらい前の出来事です。皆さんも、こんな感じだったのではないでしょうか?少なくとも関東圏の方にとっては、節分に太巻き食べるなんて風習、さっぱりありませんでした。

で、なんで恵方巻をわざわざ食べるのか?正直未だによくわかりません。でも社会人になってからだんだんとブームは過熱し、ただ、私は結構もとから太巻き大好きなので、わざわざ買うものというよりは、家で好きな具材をいれて”自分でつくるもの”という位置づけしかなかったので毎年あれこれ具材をいれて楽しんでいました。

恵方巻大量廃棄の問題

恵方巻商戦がスーパーでもデパートでもコンビニでも過熱して、結局売れ残りまくったら捨てるんじゃねーか問題が、節分前から話題になっていましたよね。ま、捨てるんだろうなとは思ったのですが、実際お店にいくと信じられない量が本当に山積み。山のように積みあがった恵方巻。

あれだけ世間が「まずいよね」って空気醸し出していても、やっぱりそうそう簡単にひけないのが商売なんでしょうね。

「毎年作っているから、今年も!」くらいの勢いで買い物にでかけたらそんな状況。2月3日の夕方。絶対に売れ残って捨てられるんだろうなという恵方巻の山を眺めながら、すごくもったいない気がして、今年は売っている市販のものを購入してしまいました。別においしかったからいいんだけれど、なんであんなむやみやたらな量を作るのか、無駄もいいところなので、本当に来年以降はやめてほしいなと思いました。

豆まきの豆は神社で買いましょう!

ちなみに恵方巻の習慣はなかったけれど、子供の時から豆まきはやっていました。あれは厄落としの意味があるんですよ。ただ使う豆、スーパーで売ってどうする…が私の素直な意見です。そもそもあの入り豆は神社とかでお祓いしていただいたものを使うのが正しいはず。ついでといったらなんだけど、ちゃんと参拝もして神社で買う方がご利益あると思うのです。

だから、スーパーとかデパートで売るなよ…っていつも思うんだ。

柊鰯(ヒイラギイワシ)で玄関の邪気をはらう

柊のトゲトゲした葉っぱが鬼の目を刺して、鬼が嫌いな鰯の焼いた臭いでダブルパンチ。っていう魔よけの柊鰯。これは、私の家ではやっていませんでした。でも存在は知っていて、幼稚園くらいの時に「うちはヒイラギイワシをやっていないけれど、鬼予防は大丈夫なのか?」と聞いたことがあります。

その時の親の説明が面白くって、当時うちの玄関の前にある駐車場のところに柵のように囲って植えられた柊があったのですが、わざわざ、玄関に飾らなくっても駐車場のところで断念するから大丈夫だ。イワシもサンマも同じようなものだから、夕飯に焼き魚を食べておけば大丈夫だ。」的なことを言われて、そのときは妙に納得して、そのまま大人になってしまいました。

ま、大人になった今としては、柊と鰯にビビる鬼は怖くないだろう…!という気がしていて、結局やっていないんですけれど、「魔物や災難を寄せ付けない」というちゃんとした意味があるので、これも恵方巻以上に大事にすべき文化なのではないかなと思います。

〇〇商戦に踊らされる人間にはなりたくないね

恵方巻買っておいてアレだけれども…、いちいちお店のなんとか商戦に巻き込まれたくないなってひねくれたことを思っちゃってます。最近。バレンタンのチョコもどんどん値段が高くなっているし、ホワイトデーのお返しもいらない。

昔は、このタイミングに好きな人とかいたら、少しはドキドキして準備したものですが、今の夫と付き合っていた当初、忙しいのに手作りで厚かましさ満点のチョコを準備しようとしていた私に「バレンタインくれようとしているなら、ピエマル(ピエールマルコリーニ)にしてくれたまえ」と上から指示され、「は?何いってんの?」ってなっちゃってから、なんか拍子抜けしたまんま現在に至っています。

ま、そういうわけなので、私は今年もどこかでチョコ買うんですけれど、未だにむかつくからピエマル以外で検討中。もう!踊らされたくないけど、踊らされてます。長いものに巻かれながら生きています。

ちなみにバレンタインというのは、聖ウァレンティヌス司教が拷問の末に撲殺された日だからね。コナンで哀ちゃんが言っていました。イベントごとは、きちんと意味を考えましょう!