釧路の人たちに「何もない」と言われまくっていた「タンチョウの里 阿寒国際ツルセンター」へ出かけてきました。
実際に出かけてみたら、すごくよかったですよ。ぜんぜん何もなくない!釧路空港から車で20分くらいだったら、絶対に立ち寄るべきおすすめスポットです。ここの国際ツルセンターのほかにも、道の駅やマルシェ、温泉まであるので、その魅力をあますことなくご紹介していきます。
冬の絶景!野生の丹頂鶴に出会える!タンチョウの里 阿寒国際ツルセンター
このスポットの最大のおすすめは「人工給餌発祥の地」としても知られている「タンチョウ観察センター」の裏にある広い空き地のスポットです。向こうに行ってから知ったんですけれど、丹頂鶴ってそもそも渡り鳥の一種なんですって。千円札にも乗っているくらいだから、ずーっとこの土地に根付いているものとばかり思っていましたが、本来はそうではないみたい。
●冬はかなり高い確率で丹頂鶴に出会えます!
カップルで仲良さそうにしているね!丹頂鶴は11月~3月の冬期間だけ、飛来してくる野生の丹頂鶴たちに餌付けをしているので、冬場はこうやってたくさんの丹頂鶴をまとめてみることができるんだそう。「ホントかな~?」と半信半疑な疑い深い私は、何名かの釧路市民に確認しましたが、みなさん、すごくライトに「いるいる~!」っておっしゃっておられました。
わざわざ道外から観光ででかける旅行客にとっては丹頂鶴を見れるかどうかはかなり大事なポイントじゃないですか!夏場は結構あっちこっちに繁殖のためにバラついているそうなので、ドライブしていると時々出くわすみたいな感じらしいですが、冬場は国際丹頂ツルセンターの観察ポイントへいけば、とても高い確率で見ることができます。
●迫力満点でカッコイイ丹頂鶴
実物はとても大きく、凛とのびた長い首と赤い頭がとてもカッコいい丹頂鶴。申し訳ないけれど、この日ほど、「白鳥たち、どいてー!!」って思った日はありませんよ(;^_^A
白鳥だってふだん都内ではほとんど見かけないので、1羽でもいたらかなり嬉しい気持ちになるのに。大勢でごはんタイム。これ、ずっと見ていられますよ。たくさんエサがばらまかれているところに丹頂鶴たちが朝から群がるのですが、おなか一杯になると、ゆっくり白鳥たちと交代するのです。で、また白鳥たちがおなかいっぱいになると、次はスズメたちがやってきて、むしゃむしゃ食べているのですが、まるで鳥たちのヒエラルキーを観ているようで、とても興味深いひとときでした。
飛行シーンもなんとかカメラにはおさまったけれど、なかなかプロのカメラマンみたいなアングルでとるのって難しいね。望遠レンズまで持参する気合のいれようでしたが、三脚とかも必要だなとまたほしいものが増えてしまいました!
●観察センターには軽食スポットも!
求愛のダンスにドキドキときめく♡
丹頂鶴たちがエサを食べているエリアのすぐ横にある観測センターの建物の中には、ちょっとしたカフェみたいなコーナーがあって、軽食なども食べられるようです。窓から丹頂鶴たちの様子もみえます。ご覧の通り雪一面に覆われる冬はとても寒いので、しっかり防寒をしていったほうがいいですが、それでも寒い時には室内から見るものいいかもしれませんね。
●リアルな丹頂鶴たちを間近に!防寒対策はしっかりと!
私は一生に一度みれるかどうかのシーンなので、鶴たちの羽ばたく音とか声とかもしっかり聴きたくってずっと外で見ていました。でも防寒対策はおおいに甘くって、釧路空港についてから「これはヤバイ!」と危機感を感じ、手袋を購入。できれば防止とかマフラーとかもしっかり準備することをおすすめします。
●展示室やライブラリー、写真のコーナーもあるよ
ちなみにこの阿寒国際ツルセンターでは、ただ野生の丹頂鶴を見れるというだけでなく、丹頂鶴たちの生態などを細かく学べる展示室もあります。ツル関連の写真集や図鑑などが充実している図書館のほか、プロのカメラマンたちの本気の写真なども飾られていて、けっこう面白いですよ。もし途中で雨とか降ってきちゃった場合は、ぜひ室内でもゆっくりできるのでみてみてくださいね。
入口には記念撮影にぴったりなフォトスポットもありました。そうそう、ここのスタッフの方はすごく感じがよくって、寒いのにわざわざ出てきて、記念写真まで撮ってくださって、それもいい思い出に。
●阿寒国際ツルセンターのおすすめ滞在時間
滞在時間は私は鶴を見ているだけで30分くらいあっという間に消費してしまったので、お茶とかしながらゆっくりツルをみて、展示室でもしっかり学びたいなという人は、1~2時間くらいは見ておくといいと思います。
道の駅やマルシェ、温泉もある「道の駅阿寒丹頂の里」
●リーズナブルなグルメがそろう道の駅の売店
ちなみにこの阿寒国際ツルセンターから道路を一本渡ったところには道の駅もあります。パパっと観光時間が限られているときに食べたいグルメが充実でした。
北海道ならではの鹿肉バーガー。マックのハンバーガーよりも一回り小さいくらいのボリューム感です。鹿肉ってこうして食べるのはじめてだったけど美味しかったよ。
こちらは和牛のライスバーガー。北海道はゆめぴりかなどのお米のブランドもあるくらい、実は結構お米も美味しい。お肉は和牛としか書いていなかったので産地不明ですが、これもペロっと食べられちゃうサイズです。
このコーヒーフロートは、ソフトクリームの部分はあのよつ葉牛乳のものなんですよ。空港からここに来る途中によつ葉牛乳の工場がありましたから、こちらもデザートがてらゲットです。
●マルシェでは、地元の特産品が買えます!
加工食品をはじめとした特産品が売られていました。ま、外はマイナス10℃とかの極寒の世界だから保冷剤とかはいらないのでしょうけれど、どちらかというと地元の人向けのお買い物スポットという感じです。缶詰とかもいっぱい売っていたので、私はお土産にいわしとかさんま、にしんなどの缶をゲットしたよ。
●ツルみてて冷えちゃったら「赤いベレー天然温泉」
あと、今回は時間がなくって入りそびれたのですが、ここ天然の温泉も湧いていました。泉質はナトリウム一塩化物(弱アルカリ性低張高温泉)。朝10時からなので、鶴の観測の後に冷えちゃった体をあたためるのによさそうです。
●ランチにおすすめ「レストラン鶴」
しっかりお食事をとりたい人には、レストランもおすすめ。ここ、オープンは11時からなので、私はいかれなかったんですが、阿寒もみじ・阿寒ポーク・阿寒黒和牛・阿寒モルト牛など地元の美味しいグルメを食べることができます。正直、釧路駅にも阿寒湖の温泉街にもあまりレストランらしい地元のものが食べられるスポットってなかなか見つけることができなかったので、ランチスポットを探している場合も、ここけっこうイイと思います。
阿寒国際ツルセンター/道の駅 阿寒丹頂の里へのアクセス
阿寒国際ツルセンターと道の駅 阿寒丹頂の里の間は徒歩5~10分程度です。距離があるにはあるので路面が凍ったりしていると歩きにくいかも。
●公共交通機関を利用の場合
釧路空港、また釧路駅、阿寒温泉街の間をつないでいる阿寒バスの利用がオススメ。本数が少ないので、公式HPの時刻表をよくご確認ください。
阿寒バス公式HP:http://www.akanbus.co.jp/
●車を利用の場合
車でのお出かけの場合は、釧路空港から約20分、釧路駅からは約1時間、阿寒湖温泉街からも約1時間程度の距離です。ただ冬は雪の降り方によって交通状況が大きく影響を受けるそうなので、余裕をもって計画の上、天候の情報などと合わせてご確認ください。
今回ご紹介したスポットは「阿寒国際ツルセンター」です。
住所:北海道釧路市阿寒町上阿寒23線40
TEL:0154-66-4011
公式HP:https://aiccgrus.wixsite.com/aiccgrus
あわせて立ち寄りたい「道の駅 阿寒丹頂の里」もおすすめ!
住所:北海道釧路市阿寒町上阿寒23線36番地1
TEL:0154-66-2969
公式HP:https://www.akan.jp/
バスで来るときはバス停が道の駅 阿寒丹頂の里のところに停車します。バス通りを渡った先に阿寒国際ツルセンターがあるので、チェックしてみてくださいね。
道の駅 阿寒丹頂の里 (アイスクリーム / 釧路市その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.6