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【特大の金目鯛が700円】値段につられてうっかり自分でさばくことになった話

この外出自粛の2か月、飲食店が軒並み休業したことによって、豊洲や築地などで卸していたお魚問屋が窮地に立たされていました。先日、いつも買いにでかけている近所の八百屋の軒をかりて急きょ一般向けの販売をしていたお魚問屋さんから立派な金目鯛を買いました。

お刺身で食べられる新鮮な金目鯛をまる一匹いきおいで買ってしまった

この特大の金目鯛700円。ほしくなるでしょー。スーパーで買うより新鮮。いつもはお魚屋さんにお願いして、3枚におろしてもらうところまでやってもらうのですが、今回は、問屋さんが八百屋の軒下を急きょ間借りしているだけという事情もあり、自分で魚さばける人限定の特売価格。

やめときゃいいのに、食べ物のこととなると、急にポジティブな気持ちで積極交渉をはじめてしまう私。鱗だけはとってもらいました。(家でやると飛び散って大変!)

こうして、まる一匹まんまの形で、やってきた金目くんを前に、夕方、家のまな板で途方に暮れかかるわけですが、今はネットがありますからね。

さばけるチャンネルみながら金目鯛の下処理開始

思いがけない形で、コロナが私に与えた試練。

さばけるチャンネルを見ながら、自分でお魚をさばいてみましょう!

YouTubeのさばけるチャンネル(服部栄養専門学校が監修、日本料理教授の西澤辰男氏が技術指導)の動画を見ながら、自分で下処理からはじめることにしました。大ざっぱなO型の私ですが、勢いで一気に作業をすすめます。

下処理は丁寧に。

動画を見ながら、えらを開いて、おなかに包丁をいれ、内臓を取り外して、おなかもきれいに洗って…。あー大変。めんどくさいこと、この上なし。やってる間に嫌になりそうな作業でしたが、幸い、サイズが大きいこともあって、家庭用の普通の包丁でも比較的サクサク作業がすすみました。

金目鯛の頭はかぶと煮にします。

どうせ骨に身がいっぱい残ってしまうと思って、あら炊き用のフライパンも準備!頭もかぶと煮にするんだ~。

魚を自分で3枚におろす。

あとは、身の部分。中骨に沿って丁寧に包丁を引いていき、無事に3枚におろせました。皮をはずすか迷ったのですが、ここが一番美味しいんですよね。お刺身で食べるとしても、せっかくだから湯引きしてそのままいただくことに。

ササっとお湯のなかにくぐらせて、氷水でしめて完成。

めんどくさいけど、おいしい!金目鯛のお刺身で霜降り造り

金目鯛の霜降りお造りが完成。

わさび醤油で美味しくいただきました。めんどくさくって、作業している間は、「もう二度とやらない!」とピーチクパーチク文句を垂れていましたが、さばきたてのお魚はやっぱりおいしい。もっと手際よく上手にさばけるようになりたいな。そしたら毎日、豊洲に金目鯛を仕入れにいっちゃうぞー。

自分が食べるおいしいもののためなら、私はどこまでもがんばれる。コロナは私に、謎のモチベーションを与えてくれました…