ガウディやピカソの作品があって街歩きがたのしいバルセロナ!バルを巡ってピンチョスを食べまくったり、美味しいスペインワインで酔っぱらいながら海で遊んだりするもよし。わくわくする気持ちが止まらないスポットですが、今回は築地と豊洲が大好きな主婦目線で、おもしろい街中の市場をご紹介したいと思います。
バルセロナのド真ん中にある庶民の台所「サン・ジョセップ(ボケリア市場)」
バルセロナ観光ではずせないガウディのカサミラと海のちょうど中間くらいの場所にあるのが、今回ご紹介するボケリア市場です。現地のカタルーニャ語では「Mercat de Sant Josep(サン・ジョセップ市場)」というので、道を尋ねるときにはこっちで聞いた方が通じやすいかもしれません。
■アクセスが抜群なので観光に便利
場所は、カタルーニャ広場からまっすぐ海に向かって伸びているランブラス通りを5分ちょっと歩いたところにあります。一本入ったところです。
ランチタイムは激混みなので、ブランド街が立ち並ぶグラシア通りからお買い物前に立ち寄ったり、海の帰りにおやつ食べにでかけたりしてもいいですよ。とにかく立地が最高。観光客向けというよりも、ちゃんとバルセロナに住んでいる人たちも食材を買いに来るような地元に根付いたお店が多いのが特徴です。
ボケリア市場の営業時間は?おすすめグルメはコレ
朝8時から夜8時半まで営業している市場です。築地や豊洲みたいに早朝にでかける必要がないのも見学にでかけやすいポイント。一番混みあうのはやっぱり12時すぎ。人混みが苦手な私のおすすめは10時半くらいからゆっくり朝食とランチをかねて、ブラブラ食べ歩きする感じですね。ちょっとお行儀わるいけど(笑)みんなやってるし、いいじゃないか。
そこでボケリア市場のおいしいブランチグルメの超個人的な勝手ランキングを作ってみました。
■第3位:旬が詰まったフルーツジュース
ジュースバースタンドみたいなところもあるし、普通の青果屋さんで季節のフルーツをジュースにしてくれるお店もあります。観光中は水分補給にペットボトルを持ち歩く人も多いかと思いますが、ぜひボケリア市場にいったときは新鮮なフルーツで作った絞りたてのジュースをためしてみて。太陽をいっぱい浴びたスペインのオレンジとか、最高においしいです。
■第2位:種類豊富な魚のフライ
海があるバルセロナの市場らしく、とにかく魚介類が充実しています。お魚のフライはこんな感じで串にささって食べ歩きしやすいように売っているお店も多いんですよ。
お店の前に簡単なイートインスペースがある魚屋さんとかなら、好きな具材のフライをお皿に盛り合わせてもらって、そのまま立ち食いするのも楽しいです。
■第1位:本場ならではの切りたての生ハム
酒飲みな私は、スペインの生ハムが大好き。お肉屋さんはどこも店先に生ハムのモモとかサラミがずらずらっとぶら下がっていて、食べたい分だけその場でスライスしてもらうことができます。
もうこのブタちゃんの足ごと持って帰りたい気分だけど、こういうのは、ここでいただくからいいのかもね。
ほかにも、その場でサンドイッチ作ってくれるパン屋さんとか、チーズとかもその場でカットしてもらって切りたてを食べられるので、ランチや夕食がわりに使うのもいいかもしれませんね。
で、小腹がすいたらバルへいくとか!
■民泊利用時の食材調達やお土産購入にもぴったり
滞在しているホテルにキッチンがあれば、魚を買っていって、家で調理しながら過ごすのも楽しいと思います。バルセロナの街でもAIR bnbなどの民泊できるところが増えていますし。オリーブオイルやリゾット用のお米も、現地だとすごく安いので(成城●井の価格は何なんだー!とか思うほどw)、スペインでの自炊は大充実。
あとは、缶詰とかジャム、調味料系のボトルは、家庭用の特大サイズから小さいものもそろっているので、お土産を市場で調達するのもいいかもしれません。スプレータイプのバルサミコ酢とか奥様ともだちには喜ばれましたよ。
ボケリア市場で注意したほうがいいこと
有名で人気な観光地でもあるバルセロナは、治安がいいとは言えません。
(関連記事:治安重視で選ぶバルセロナのおすすめホテル5選)
日本人は特に狙われる。パスポートとか、大事なものはなるべく置いていくようにしましょう。そして特に人が集まるこのボケリア市場も被害多発ポイント。私の知っている範囲での注意点もご紹介しておきます。
■現金の受け渡しが多いから、盗難・詐欺・スリにご用心
市場なので、クレジットカードではなく現金での買い物がメインになります。お財布の出し入れが頻発するボケリア市場は、とにかく泥棒だらけ。出かけるたびに、人のバッグに手を突っ込む怪しい人を毎度目撃します。だから極力、貴重品は持っていかないほうが無難です。必要最低限の現金と自分の荷物からもとにかく目を離さないようにしましょう。
■入口付近のお店は特に注意が必要。おつりのちょろまかしも…
現地の人も利用するボケリア市場ですが、観光客向けのお店というのもあるそうです。現地の人からチラっと聞いた話ですが、入口付近のお店は観光客かどうかで値段を変えたり、現金での支払い時にもおつりを少なめに渡すなど、なんか悪い噂ばっかりでした。もちろん、値段は買う前に確認すればいいし、おつりも違っていたらその場で抗議すればいいだけのことですが、あのザワザワした雰囲気にのまれて、言いたいことをハッキリ言えないタイプの人は、なるべく入口のお店は避けたほうがイイかも。
というわけで、スペインには市場がいっぱいありますが、ボケリア市場はとにかく場所がいいので、バルセロナ滞在中、毎日でも出かけたくなる場所です。たのしい海外旅行はずっと肩の力をいれっぱなしでも楽しくありませんが、ふと気を抜いた瞬間を必ず悪い人たちは狙っていますので、嫌な思いをしないようによーく注意しながら市場観光を楽しんでくださいね。
今回ご紹介したのはスペインのバルセロナにある「ボケリア市場(Mercat de Sant Josep)」です。
住所:Rambla, 91 08001 Barcelona
肉も魚もワインも野菜も、特産品からチーズ、ドライフルーツ、生ハムまで、スペインの食材がそろう庶民の台所的な市場です。
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