「スタンピード・シティ」(The Stampede City)の愛称でも知られるカナダ第五の都市カルガリー。この街はウインタースポーツの施設がいっぱい。今回は、カルガリータワーのすぐ下にある「オリンピックプラザ」をご紹介します。 1988年の冬季オリンピックでメダル式の会場として使われていた場所なんですよ。
冬場はスケートリンクが設置され、市民の憩いの場になっているんです。カルガリータワーの上からも目視できるくらいみんな滑ってるー。ダウンタウンのど真ん中なので、さっそく遊びに行ってきました。
スケート靴のレンタル料金や必要な持ち物は?
スケートリンクのすぐ横に、必要な用具をレンタルしてくれる小屋がありました。スケート靴を持っている人は、無料でそのまま滑ることができます。並んでいるのは、皆さんよそから来てる観光客みたいです。
◆レンタル時に身分証が必要!旅行者ならパスポートの持参を…
スケート靴を借りるときには、身分証やIDカードを見せる必要があります。日本人ならパスポートを持参していくようにしましょう。デポジットはかからないけれど、レンタルするときに1グループにごとに代表者のパスポートを窓口のおばちゃんに預けます。用具を返却すると、返してもらえるシステムです。
◆スケート靴の大きさは日本のサイズを言えばOK
レンタルしたいアイテムやスケートシューズのサイズを紙に書いて、窓口のスタッフに渡します。ここで慌てたのが靴のサイズ。
「やばい、私の足のサイズは、いったいカナダでどう伝えるの?こっちは、センチじゃないんだっけ?インチとかで計算するわけ?」と軽く焦りました。でも大丈夫。窓口のおばちゃんに「日本で履いている靴のサイズは?」と聞かれ、「23.5㎝です」と伝えると、それに対応しているサイズのシューズを用意してくれました。
しかも履いてみたらピッタリ。
◆レンタル料金は?制限時間は2時間
※2020年1月現在の状況です。
レンタルは2時間制です。
12歳以下の料金は8ドル、大人用のフィギュア用シューズやホッケー用のスケート靴は12ドル。他にもヘルメット5ドル、スケーティングエイドというサポート用具も8ドルで借りることができます。クレジットカードの支払OK。
マイシューズ持参派が多数!スケートのレベル高すぎなカナダ人
ダウンタウンの中心の公園でスケート靴を一式まとめて借りられるのはとっても助かりますよね。でも、そもそもカルガリーに住んでいる地元っ子は、みんなマイシューズ持参で遊びに来ていました。びっくり。シューズ持っていれば滑走費用は無料だから、地元っ子たちは時間を見つけてはスケートにきているそう。早朝、散歩で通りかかったらすでに滑っている人もいるくらい。健康的な趣味でいいなぁ。
◆初心者注意!スケートリンクに手すりがない…
整氷車が入る時間は一時休憩。運動音痴な私を驚愕させたのが、この滑れることが前提のスケートリンク。日本みたいに、外側に手すりがないのですよ…。
しかも、地元の人はみんなびっくりするほど、上手。なんなら、子どもとか軽く1回転くらいのジャンプはきめてくるし、大人もアイスホッケー張りに猛スピードで飛ばしてくる人も多いのです。
ダラダラ滑ろうよ~♪という、私と同じテンションの人は皆無。ウッカリ転んだら大事故になりそうな予感。カナダで病院へ運ばれたら、治療費めっちゃ高そうだ。思わず夫に「クレジットカードの海外旅行保険ってケガもカバーしてるよね?」とか、現実的に起こる最悪の事態を想定して大真面目に確認してしまいました(笑)
◆スケートエイドを使って泣きそうなくらい恥ずかしい思いをした…
ケガなんかしたくないじゃないですか。カナダまできて病院もいきたくない。
小学生のころ、あしがくぼスケートリンクで鍛えたスケートの実力を、まさかのカナダで披露してやろうと意気込みましたが、すっかりあの日の感覚は影を潜め、結果、大変ハズかしい感じで滑ることになりました。
私はカルガリーまできて、いったい何をしているのでしょう…。
あぁ、今見ても情けない。滑っている時も恥ずかしすぎて涙が出そうでした。六本木当たりで闇練してから来ればよかった。でも、慣れてくるとなかなか楽しいものなのです。これが。ホントにこういうスケートリンクが近所にあったら私もシューズ買って毎日きちゃうのにな。
カルガリーの冬はすごく楽しい!市民の憩いのレジャースポット
スケート大国カナダ。そのすごさをカルガリーの街中でまざまざと思い知ることになるとは。羽生選手や紀平選手はこういう国の人たちと戦っているんだなと思うとつくづくリスペクトの気持ちが高まるのであります。
ぜんぜん滑るつもりもなかったし、どうして滑ろうとか思い立ったのかわからない、謎の思いつき観光でしたが、すごく思い出深い時間になりました。午後になるとどんどん人が増えてきます。小さい子どもからお年寄りまで、みんなうまい!
◆近くのカフェであったかい休憩タイム
ちなみにスケートリンクのすぐ近くにある、カルガリー・ミュニシパル・ビルディングのなかには「Good Earth Coffeehouse – Calgary City Hall」というカフェがあります。
落ち着いてていいですよ。コーヒー飲みながら、ホッコリ。たまに外で体を動かすと、あっという間に筋肉痛になりました。
もっと体を鍛えないとだめだなぁ。とコーヒー飲みながらの休憩も。
◆オリンピック・プラザ(Olympic Plaza)へのアクセス
無料スケートリンクが解放されているオリンピックプラザはマクラウドトレイルと7番街S にあります。カルガリータワーのすぐ下です。冬の観光で時間に余裕があったらぜひアイススケートに挑戦してみてくださいね。3月中旬くらいまで営業しているそうですから。
次行くときは、スケート靴現地で買っちゃうもんね。そのためにも、どこかで練習をしておこうと思います。
今回ご紹介したスポットはカルガリーの< オリンピック・プラザ (Olympic Plaza)>の無料スケートリンクです。
住所: 228 8 Ave SE, Calgary, AB T2P 2M5
滑走だけなら無料です。用具レンタルは時間制限付きの有料となります。
▼カルガリーの食事はココがおすすめ!
雰囲気最高!カルガリーのレストラン「リバーカフェ」ほかにも<海外ですったもんだ / WORLD>では、 女性が好きなヨーロッパやアメリカ、手軽なアジア旅などを中心に トラブルや治安情報は実体験の話なども含めてご紹介中。