身近な人にはすでにいろんな話をしていますが、昨年末に受けていた遺伝子検査キット<GeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス)>の結果がきました。
<2020年5月追記>
私が実際にやってみてから半年後、検査キットを開発・製造する「ジェネシスヘルスケア」がPCR検査を開始→楽天が販売→日本医師会にダメ出しされる→「ジェネシスヘルスケア」の佐藤バラン伊里・代表、経歴詐称が発覚…と、なんか、すったもんだしていました。すごく頑張っているベンチャーかと思って受けたんですが、かなり微妙な企業だった様子です。
体質から見る志向や行動、体系や能力…!私の遺伝子は…?
家で唾液を採取して、郵送で送るだけ!という手軽なもの。いったいどんな結果が来たのか?実際の私の結果をご紹介します。
普段生活していると、自分の遺伝子がどうかなんて、あまり深く考えたりしませんよね。結果は、アプリで確認することができるんですが、「体質」と「疾患リスク」のタブから中身を細かく見ていくことができます。紙派の人にはかなり使いにくいかも。
まずは体質から!体系とか血液中の抗ミュラーホルモン濃度、骨や肌の明るさ、筋肉の発達のタイプなんかもわかるんです。
◆志向性と行動は驚くほど当たっていた!
↑実際の私の結果の一部です。
志向性と行動の項目は驚くほど当たっていました。飲酒量めちゃめちゃ多いし、ワインは大好き!タバコは一切吸わないけれど、コーヒーは毎日飲むし、量もかなり多めです。
「カフェインによる不安の感じやすさ」というのは、あまり意識したことはないけれど、まぁ、夜21時過ぎに飲むと眠れなくなるかも…と思って別のドリンクにしたことは何度かある。
ほかにも「体型・体格」の項目の肥満タイプは洋ナシ形でにデブっていく!とか海馬の大きさは標準だけど頭蓋内容積は小さいとか(地味にショック!笑)など、なんとなくそうではないかなと思っていた自分の体のことがズバズバ書いてあって、頷きながら読み進めていきました。
疾患リスクを知っても予防できるかどうかは微妙。保険の参考にもならない!
逆に、これを受けた最大の目的でもあった、「自分は遺伝子的にどういう病気になりやすいのか?」の傾向を知りたい!という面では思わぬデメリットを感じる結果に。。。
◆3~5段階で評価されるリスク度合い
私が一番気にしていたのは「がんのリスク」の項目。母親が大腸がんだったこともあり、自分にも遺伝する可能性があるのではないかと気になっていました。結果は5段階評価でリスクは低い方から2番目の「やや低い傾向」という結果に。
少し「あぁ、よかった!ここはあまり遺伝していないんだ!」とホッとしたのもありますが、だからって「じゃあ、もう大腸内視鏡やらなくっていいや。」とも思えないのが現実。リスクがゼロではない以上、しっかり受けておこうという気持ちに変わりはありません。ほかのがんの項目についても概ね低い傾向とか標準などが多く、それほど高リスクな人間ではないらしいことがわかりました。正直5段階評価って大ざっぱすぎて、どうなんだろ。
だから、この結果を受けて「じゃあ、アフラックのがん保険、もう解約しよう」とも思わなかったんですよね。「保険絞り込めればいいな!」という目的があったのは事実ですが、実際結果を受け取ってみて、そこまで自分自身が単純に割り切れるものではない。なんだか微妙な心境に…
◆生活習慣病や感染症、呼吸器や免疫のリスクも評価されている!
解析項目数 約360項目!と謳っているだけあって、その評価は3~5段階という大ざっぱなものではあるけれど、実にさまざま。
たとえば最近コロナで気になる「感染症」の項目ひとつとってもノロウイルスには感染しやすい傾向(確かにしょっちゅう牡蠣にあたる!)とか、重症マラリアには低い傾向(マラリアって…!)とか、帯状疱疹や腸チフスは普通です!など分析されたであろう結果をウエブ上でみることができます。
それぞれの病気に関する一般的な解説も、正しい情報を得ることができるのはイイと思いました。とはいえ、かなり一般的な内容ですけれど。自分の体が、七大生活習慣病のどういうものになりやすいのか、傾向をつかめれば、対策が打てると思ったけれど、とにもかくにも内容がどんぶり勘定のような結果でなんとも言えないのであります。
遺伝子検査より日ごろの検診が大事だと思う
体質」と違って、「疾患」の項目については、今時点、私がとても健康体なので、当たったとか、ハズレたとか、まだ結論づけることはできません。
先にも書きましたが、可能性が低いからって保険を解約しようとは思わなかったし、たぶん今年以降も人間ドックで受ける検査を減らすことはないです。これはあくまでお守りみたいな程度のものだな!というのが私の感想でした。
でも全然意味がないかというわけではなくって、今回のような外出自粛が続く事態に見舞われている中、ちょっと気になる病気の話題がでたとき、「あ、私って、どのくらいのリスクがある人なのかな?」と遺伝子情報を自分のスマホですぐに調べることができるのはとても画期的なことだと思います。症状がでたら、病院へいくべきですが、テレビ番組とかみてて「この病気ってどんなものなんだろう?」と気になったときに、自分の体質と照らし合わせる材料といったところでしょうか。
体験談は以上です。
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