カリフォルニア州司法試験にマジで受かっちゃったドナルド先生による【連載】米国弁護士試験のホントのトコロ。私が取り組んだMBE問題集で得られた知識を日本語でまとめたオリジナルTips集です。
4. Limitations on State Power (Part1)
63. Supremacy clauseはState lawをValidateするものではなく、矛盾するState lawを禁じるだけ
64. 連邦の公園を低廉な賃料で借りて運営する店への州による課税 ⇒ 狙い撃ちしたものであればSupremacy Clause違反で課税NG
65. 州内の会社について、全ての売上に課税するという州法 ⇒ 他州での販売にも課税することになりCommerce Clause違反
66. Non-discriminatoryでIndirectであれば、StateがFederal関係に課税してもOKな場合がある。特に3rd partyがFederalと契約している場合には課税可のケースも
67. 州によるNon-discriminatory, indirect taxesは連邦にUnreasonable burdenを課すものでなければ、Federal GovernmentやPropertyに対して認められ得る
68. FederalがGoverned exclusivelyに賠償責任を定めていれば、州のTort lawは適用されない
69. 外国との貿易はCongressのplenary powerに属する
70. Goods in transitはAd valorem taxが免責される
71. 州法でチーズの小売価格を決定 ⇒ ForeignやFederalの取引に適用すると違憲
72. 10時~16時までのバス通行規制 ⇒ Dormant Commerce Clause違反になり得る
73. Import goodsにStateが課税することはできないが、在庫としてごちゃごちゃになっているとImport goodsとしてのステータスを失い、State課税可。自転車は課税不可、タイヤは課税可とか、ギターはNGで弦はOKとか
74. 州内企業を買収する場合は株主の25%の合意が必要とする州法 ⇒ OK
75. 州営の駐車場で外車の駐車を禁止 ⇒ Undue burden on foreign commerceでNG
4. Limitations on State Power (Part2)
76. 州法で核燃料を運搬を制限しても、連邦政府の輸送を妨げることはできない
77. 保険会社の保険料を一律にする州法は、Rational basis testでOK
78. お酒の広告は店内だけでしかNGとする法律 ⇒ Commercial speech違反でNG (Narrowly tailoredではないため)
79. おもちゃについて、州内のメーカーしか満たせない基準を設定する ⇒ Undue burdenでNG
80. メーカーは州内の小売業者に対して、州外の小売業者よりも高い価格で売ってはいけない ⇒ Undue burdenでNG
81. 油田を所有する州が、油田に関する事業において州内企業を優遇するのはOK
82. 州が建設資材を税金で購入した場合、Market参加者なので、建設契約の締結先を州内企業に有利にしてもOK
83. Market participantであればDCC上は差別OKだが、Privileges & Immunities clause of Article IVは別途検討要
84. トレーラーの塗装を禁止する州法が連邦最高裁でNGとなった後、Congressは塗装を禁止する法律を制定可能で、連邦がConsentしたという扱い
85. 雇用条件として「州での居住10年以上。条件に違反して雇用すれば罰金」という法律はPIC4違反
86. 州民以外のPractice (医者、弁護士) を禁じる ⇒ Privileges and Immunities Clause of Article IV違反
87. Contract clauseはStateを制限するが、Federalには適用なし
88. Contract clause:財源確保のための年金調整額の廃止はNG
5. Limitations on Federal Power
89. Congressによる立法権限の委任は常にOK
90. Agencyの指名は大統領が行わなければならないが、Congressは法解釈をDelegateすることができる
91. Congressは一度Delegateしたら、StatuteによってしかOverturnできない
92. CongressはAgencyに対してRule makingをDelegateでき、Agencyは罰金表も作ることができる
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text ドナルド先生 2021年米国(カリフォルニア州)司法試験合格。世界中のディズニー制覇をもくろむアラフォー。