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空港のラウンジの思い出

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空港のラウンジとかで、
わざわざPCあけて、ビール頼んで、イケてる俺!みたいなのを
演出してくる男をダゼ族と呼んで、嫌いなんだよね~っていう
スカしたこと思っていた女の私です。
でも実際、やらなきゃいけないことがたまっていると
本当に空港のラウンジにノーパ持ち込んでカリカリ怒っている自分
本当にイケてないどころの騒ぎじゃないなって落ち込んでしまった香港一人旅。
実は、あれ、ひとりじゃなくって、ずっとピカチュウと一緒でした。
何この、彼氏に浮気告白する感じ・・・w
ま、いっか。
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アフタヌーンティーのときも
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バーとかでお酒飲んでるときも
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足つぼマッサージにキャンキャンいってるときも
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100万ドルの夜景も
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街中で夜遊びしてるときも
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ベッドでも(いやん♡)
だから、なんか大親友になったくらいの気持ちになってしまって
ピカチュウにマリチュウとか変な名前つけて、
自分の分身みたいに可愛がっていたのに、
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最後、ここのラウンジでシャンパン飲み倒していたら
うっかり置いてきてしまいました・・・。
これが、最後の姿・・・。
おっちょこちょいにも、うっかりにも、ドジにも、ほどがある。
突然訪れたマリチュウとの根性の別れに打ちひしがれていたんですが
ストーカー気質な私は、帰国後に必死で各所にお電話。
そしたら3日後くらいに無事に見つかりました。
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別便に乗って無事に東京まで帰ってきたマリチュウ。
おかえり。よかった。
というわけで、思いがけない形で子供を持つ親の気持ちみたいなのを体験したという話でした。
あと何事もあきらめてはいけないということと。
夫にも友人たちにも、そのぬいぐるみ買ったばかりなら、新しいの買えば?みたいなことを言われたけれど
もうね、そうじゃないんだよ。
大事なのは一緒にいた時間。世話した時間。共有した時間。
その思い出が、すべてなんです。
東京駅にいけば、同じピカチュウのぬいぐるみはいっぱいいるけれど
一緒に旅したピカチュウは、このマリチュウしかいないんだからね。
だからこの子は、私にとって特別なの。
それって、恋人にも子供にもあてはまるんじゃないかな。愛の正体はこれだ。