『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくるねずみ男をご存知でしょうか?主人公・鬼太郎のお友達で、人間と妖怪との間に生まれた半妖怪。なんかいつもずるいことをしようとしては、失敗ばかりしていて、ちょう不潔!そんなイメージしか持っていませんでした。だけど、何事も噂を聞くのと実際に見るのとでは大違いです!私は、鬼太郎の作者である水木しげる先生のふるさと、鳥取県境港市で、つくづく思い知ることになりました。
もくじ
妖怪だらけ!水木しげる記念館を目指して「水木しげるロード」を散策
境港の駅を降りると、水木しげる記念館へ続く約800mの商店街が「水木しげるロード」と呼ばれる一大観光地になっています。
まっすぐ直進するだけの道のりなのですが、途中途中にはおなじみの妖怪の他に、こんなにかわいらしい鬼太郎と水木先生ご自身の銅像もあったりして、銅像めぐりしているだけでもあっという間に1日が終わりそうなくらいワクワクするお散歩道です。
足元に視線を落とすと、鬼太郎や目玉のおやじ、ねずみ男がいたりしします。
商店街には飲食店もあって、鬼太郎に登場する妖怪をモチーフにした食べ物や地元グルメも売っていました。写真映えするキャラクターグルメを収集している方にもおすすめ。
水木しげるロードの途中にある妖怪広場は妖怪傘もあったりするので、テイクアウトグルメをここで食べるのもいいかもね。さて、今回は、ねずみ男の話をしようと思うのですが、理由は、自分がねずみ男のことがかなり好きだ!と気が付いたからです。
水木しげる記念館に展示されてる
知られざる!ねずみ男の秘密
そもそものことの発端は、水木しげる記念館に展示されている妖怪たちのプロフィールパネルでした。私は、ねずみ男への誤解がいっぱいでした。
◆ねずみ男、結婚詐欺にあってご祝儀を奪われる
だいたいねずみ男に結婚歴があるなんて事実を、ここで初めて知ったくらいです。ねずみ男って、いつも誰かをだましているイメージがあったのに、結婚詐欺の被害者だったそうですよ。
妖子と名乗った石妖と結婚式をあげて、骨川(がしゃどくろ)温泉に新婚旅行に行くが、ご祝儀を含めて、全財産を奪われる。
水木しげる記念館の「ねずみ男の秘密」より
衝撃の事実。かわいそうすぎるだろう、ねずみ男。人がいいのか、かわいこちゃんに弱いのか、まさかだまされる側の人だったなんて。
バツイチってこと?妖子はかわいいけれど、隣でキリっときまっているタキシード姿のねずみ男の結婚写真が切なすぎます。
好奇心と夢を見る機能が発達しており毎日が楽しくてしかなたがないという生活ができる。
水木しげる記念館の「ねずみ男の秘密」より
ここも、すごく私と似ている人なんだなと思って、いっきに妙な親近感。ねずみ男のことが大好きになりました。あーずっと知らなかった。ねずみ男の素顔を見逃していた。私はねずみ男のことを勘違いしていた。ただ汚いだけじゃないんじゃないか。
そんなわけで、こちらから一方的にねずみ男との距離感を縮めたところで、水木しげる記念館をあとにし、ひとたび水木しげるロードの来た道を境港駅の方向へ戻っていったわけなのですが、もう、目につくもの、目につくもの、ねずみ男しか見えない状態になりました。
ねずみ男だらけ!境港の水木しげるロード
こんなところに、銅像が!
こっちにもねずみ男さんがいる。
人間というのは不思議なものですね。私の場合、好きになると、それしか見えなくなる都合がイイ感じに脳ができているようです。しかも「ねずみ男」「ねずみ男」ばかり言っていたら本人が前から歩いてきたので、一緒に記念写真も撮ってもらいました。
昔からの恋人みたいでしょ(笑) このあと、境港の駅の近くで夕飯を食べて、帰り道。
すっかり日も暮れ、妖怪広場の街灯に明かりがともり、目玉のおやじ感あふれる夜の景色も楽しみつつ、後ろ髪をひかれる思いで、境港の街をあとにしました。
思い出のねずみ男電車に乗って帰ろう
鬼太郎電車がくるという境線のホームで電車を待っていると、
まさかのねずみ男車輛。これ、本当にギリギリの時間まで境港で遊んでいたので狙っていたわけでなく、たまたまやってきた電車がねずみ男だったのです。
もっているでしょ(笑)
車内も何から何までねずみ男。
イスも。
天井も。
ねずみ男だらけの電車にゆられるひととき。私の境港の思い出はねずみ男一色になりました。みんな大好き、ねずみ男!
今回ご紹介したのは、鳥取県にある<水木しげるロード>です。公式サイトに詳しい地図などもあるので、ゆっくり散策してみてください。
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ちなみに私、キャラはいろいろ好きですけれど、尊敬する人のひとりが水木しげる先生です。