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<和歌山>冬の風物詩!川湯温泉の仙人風呂が開湯

いっきに冷え込んできましたね。温泉が楽しい季節になりました。高野山や熊野古道がある和歌山県は、日本のなかでも特に強烈なパワーを感じるスポットです。

熊野古道の朝。真冬でもこの青さ、背筋がのびます。しんしんと冷えるけれども、たまに差し込む太陽の光にあたたかさを感じ、ものすごく厳かな山の力にクラクラしそう。歩いた後は、しっかり温泉宿でのんびりもしましょう。私の場合、ほぼ、そっちのほうがメインだったりするわけですが、今回ご紹介するのは、そんな熊野古道散策の拠点としてもおすすめしたい田辺市本宮町にある川湯温泉というスポットです。

冬に現る!川を堰き止めて作られた巨大露天温泉<仙人風呂>って?!

橋をわたった向こう岸。看板の向こうにあるのが、私が今まで経験したなかで、もっともワイルドな日本の温泉です。川湯温泉名物の仙人風呂とよばれる、大塔川、そのものが湯船になっている野諏感あふれるスポットです。これっていったいどうなっているの?と思いますよね。川底からボコボコと温泉が湧いているんですよ。ところどころ、熱すぎる場所もあるし、ぬるい場所もあるので、ちょうどいい温度のところを探しながら入浴するです。

大人も子供も、みんな一緒に入れる巨大混浴露天風呂。実際に私が入ってみた注意点などをまとめてみました。

川湯温泉の仙人風呂に入ってみた!持ち物や注意点について

●必ず水着とタオルを持参しましょう!

この川湯温泉は混浴になります。旅館が運営しているようなオシャレな温泉ではなく、ものすご~くワイルドに振り切っている温泉です。汚れるのイヤ~という人にはあまりおすすめできませんが、こんなスゴイ温泉は日本でもココだけなので、ぜひお出かけになる場合には、水着とタオルを持参するようにしましょう。

●更衣室がありました!

更衣室というか、脱衣所というか、すごく簡易的ではありますが、着替えることができるスペースがあります。場所は、川と反対側の道路を渡ったところにある古い民家みたいな建物です。ちょっとおばけが出るんじゃないかと思うくらい、ボロボロなんとも言えない建物でしたが、川っぺりで生着替えしなくていいので、ぜひこちらのご利用を。

私はホテルで水着を着て行って、ここでバスタオルを羽織って橋を渡って仙人風呂の温泉に入りました。温泉に入るまで、めちゃめちゃ寒かった!

●持参したほうがイイ持ち物

手ぶらでOKなのですが、ゼッタイに必要なのは水着とタオルです。ちょっと…、水着忘れたからなんでしょうが、全裸で入っちゃっている人がちらほらいらっしゃいますが、一応、裸での入浴は、刑法第百七十四条に抵触する可能性があるので、ルールは厳守しましょう。

それと飲料水も持参したほうがいいかも。大自然の大塔川のパワフルな温泉、自販機も給水器もないし、けっこうのどが渇くので、湯あたりしないようにね!

あと、上項の簡易更衣室的な場所を使う場合、温泉を上がってから、更衣室まで橋と道路を濡れた体で渡る際、けっこう距離もあるので、ビーチサンダルを持参するといいと思います。

●利用する際の注意点

更衣室にも仙人風呂サイドにも、ロッカーや金庫などがありません。貴重品を自分で管理しろといわれても、こっちは水着で温泉に入っちゃっているし、ドロボーとかでても追いかけられないよな~とか思いつつ、自分の荷物を気にしながらの入浴になります。

ゆっくり満喫するには、現金やカメラなどは、あらかじめホテルにおいておくほうが安心だと思います。(そういうわけで、本件、ろくに写真がナイのです)

あと、洗い場もシャワーもありません。川ですから、石けんとかシャンプーの利用も禁止されています。ゴミを捨てたり、喫煙なども、当たり前ですがNG。美しい環境を守るために、旅行者はルールをちゃんと守るようにしましょう。

入浴料無料で楽しめる公衆浴場<仙人風呂>の営業情報

場所:川湯温泉 (大塔川)

期間:12月~2月末日

入浴時間:6時半~22時(※令和2年度は例年より時間を短縮しているそうです!)

入浴や更衣室の利用は無料でした。

注意:天気や温泉の湧き出る調子の具合などによって、入浴が禁止されることがあります。雨がたくさん降ると、お風呂ごと流されてしまうそうで、復旧に時間がかかるケースもあると地元の方が言っていました。事前に電話で確認しておくといいかも。

熊野本宮観光協会 TEL:0735-42-0735 (午前8時30分から午後5時まで)

*清掃のときはお休みになります。お掃除はあらかじめ公式HPでお知らせされます。

川湯温泉を彩る贅沢な野天風呂!

風呂上り、ポカポカしながら歩いていたら、鴨のカップルが泳いでいました。この川、あったかくって、君らは幸せ者だねぇとほっこりした気分になったよ。川湯温泉のほとりには、素敵な旅館もたくさん軒を連ねていますので、ぜひチェックしてみてください。

そうそう、民泊のプラットフォームとして知られているAirbnbが今月発表した「2019年に訪れるべき19の観光地」に日本で唯一選ばれているのが、和歌山県(Wakayama Prefecture)なんですよ!本当にどの季節にでかけても素敵な場所ですが、ぜひ冬は川湯温泉の仙人風呂でワイルドすぎる露天混浴体験をしてみませんか?

【INFO】
<仙人風呂まで徒歩でいけるおすすめ旅館>
川湯温泉 山水館 川湯みどりや
川湯温泉 冨士屋

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