お汁粉のおいしい季節がやってきました。拙宅には、あんこの国からやってきた人(あんバタートーストが大好物の夫)がいるので、けっこう日常的に小豆を煮ています。今回は、すっごく簡単に作れるお汁粉の作り方をご紹介します。
あんこを上手に煮るコツは材料とお鍋と火加減
◆お汁粉づくりに必要な材料
朱鞠小豆、てんさい糖、塩、ミネラルウォーター
私が家で小豆を煮るときは、必ず朱鞠小豆(しゅまりあずき)という品種のものを選ぶようにしています。
北海道で作られている品種で、小粒ですがあんこに向いていて、初心者でも作りやすい小豆なんですよ。生産量が少ないですが、今はネットがあるから、いつでも手に入れることができて助かります。
◆甘さ調節も自由自在!お汁粉の作り方
お鍋はSTAUB(ストウブ)という鋳物ホーロー鍋をよく使っています。ストウブがないときには、なるべく蓄熱性が高いお鍋を選ぶようにするといいと思います。
小豆の量は200~300gくらいが作りやすくておすすめ。洗った豆をたっぷりのミネラルウォーターのなかに浸して半日以上しっかりお水を吸わせます。最初に小豆を洗う時に、一番お水を吸い込むので、はじめからミネラルウォーターで仕込んでます。贅沢な使い方かもだけど、たいした金額じゃないしね!
水をたっぷり吸った小豆を弱火で火にかけひと煮立ちさせ、灰汁は小まめにとっていきましょう。沸騰したら、火を止めて蓋をしたまま2時間以上放置。
水が減っていたら、お豆にかぶさるくらい足しておきます。ここで、好きな甘みにてんさい糖とお塩で味を調整。お塩は多くとも小さじ1程度で十分です。
甘みがちょうどよくなったら、とろ火(極弱火)で蓋をしてさらに1時間加熱。ここで吹きこぼれないように注意です。あとは火を止めて予熱でまた2時間以上放置。
放置時間含めると、まる1日がかりのお料理ですが、家事をしながらキッチンを見張っていられる時に作っておけば、おやつにおいしいお汁粉にありつけるのであります。
お汁粉のお餅は焼いても茹ででもOK
お餅は焼いても茹でても、それぞれにおいしさがあるので、その日の気分でまちまちですが、今日は茹でたトロトロのお餅をいれました。
塩昆布と一緒に!手作りだと甘さ加減を調整できるのもいいです。デブにならないようにてんさい糖は控えめだけど、今回も目分量だけで美味しくできました。お豆を上手に煮ることができると、なぜか若い女子に尊敬されます。
おうち時間が長い今年の冬。すごく簡単なので、ぜひ試してみてください。
私のおすすめ小豆煮るときに使ってるお鍋はコレ。
必要最低限の熱で調理が可能なので、フランスのお鍋ですが和食づくりとの相性もいいんですよ。
小豆はコレ。
色、コク、香りともにプロっぽく仕上がる小豆です。お汁粉はもう少し煮詰めていけば餡子にもできるよ。
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