今年も台風が強烈ですね。8月28日に佐賀県を直撃した台風の映像は、大々的に報道されていましたが、まもなく1か月。すっかり落ち着きを取り戻しています。大手メディアはどこも復活状況をお伝えしないので、正義感強めな温泉ソムリエの私が、この度、勝手に佐賀県のおすすめスポットを大量にご紹介していくことにしました。
まず第一弾はこちら!
今日も絶賛通常営業!美肌の嬉野温泉で元気100倍リラックス!
「日本三大美肌の湯」として有名な佐賀県の嬉野温泉は女子旅はもちろん、家族やカップルのおでかけにもわくわくする温泉街が名物です。
なまずの神様がいる神社があったり、ちょっとお茶のみに立ち寄った休憩所では嬉野名物のお茶アイスがしびれるほどおいしかったりします。
「ついでに、緑茶も~!」ととっても気軽にお願いしたら…
いきなり“日本茶マイスター”の資格を持っていらっしゃるスペシャリストが出てくるという恐れ多すぎな事態になったりしました。しかし丁寧に淹れてくださったこの一杯は、心にしみわたる格別の味わい。お茶って深い!
街角でサイダー片手に、足湯するもよし、素敵なお宿の湯めぐりを楽しむもよし、器好きな主婦なら、有田焼も伊万里焼きも次々にほしくなりますよ。都内のデパートよりもはるかに品数が多いので、わくわくしすぎて、私も買いすぎました(笑)
人間国宝の十四代目今右衛門さんってバカラともコラボしてるってご存知でした?もう器というか、アートの世界を見て回る感覚…!
九州から日帰りで遊びに来る人はもちろん、関東からわざわざ飛行機に乗ってでかけても、価値のある時間を過ごせるステキな佐賀県。なかでも嬉野は、旅の拠点にホテルをとるのにぴったり。なんてったって、温泉がありますから!
そのなかでも、日帰りの湯めぐりするなら、ぜひとも立ち寄ってもらいたいおすすめスポットがこちら。
大正ロマンが光る!オレンジ屋根の公衆浴場「シーボルトの湯」
静かな和風の温泉旅館が立ち並ぶ温泉街のど真ん中に、突如現る洋風の館。木造2階建てのゴシックなこの建物こそが、今回ご紹介する「シーボルトの湯」です。場所は、嬉野温泉公園の対岸。令和から大正へタイムスリップしたかのようなレトロなロマンは、外観だけじゃありません。
なかに入ると、嬉野温泉の名物キャラ「ゆっつらくん」がお出迎えしていました。めちゃかわいい。
広い大浴場もあるのですが、たぶん日帰りで湯めぐりしている人や、旅館に宿泊しているひとなら、もっとプライベートな空間でのんびりしたいですよね。ここ、温泉マニアにはたまらない魅力的な貸切湯があるんですよ!
ヒノキの湯船で贅沢に美肌の湯を大満喫
貸切湯は受付で空き状況を確認してくださいね。料金は2,100円又は大浴場回数券大人券5枚(これに入湯税として大人1人50円が別途必要)なんですが、1人あたりの価格ではなく、1室価格なんですよ。だから、大人2人で利用すれば、一人約1000円チョイ。ファミリーで利用すれば、ますますお得度が高まります。タオルは各自持参です。
私が利用した貸切湯は2階でした。外観のみならず、室内もレトロそのもの。階段横の昔のポスターがいい味出しています。
もっともキュンときたのは、この昔のサザエさん。なんだか、波平が気持ち若く見えますね(笑)無性に森永のキャラメルが食べたくなってきました…
そんなこんなで、案内された貸切湯がこちら。湯船がヒノキ。なんといってもびっくりしたのは、その場でお湯を入れ始めてくれたことです。鮮度抜群の嬉野温泉を独り占め!他人の目を気にせず「ぷは~!」「うぉー!」ってオッサンくさい声を出しながら新鮮な温泉一番風呂。
泉質
嬉野市公式サイト| https://www.city.ureshino.lg.jp/sightseeing_culture/458.html
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
効能
腰痛・神経痛・リウマチ・婦人病・美肌作用など
館内は、公衆浴場としての機能だけでなく、市民ギャラリーやこの地域の方々の交流の場・憩いの場としても使われているのだそう。なんだかマンガに出てきそうなくらいどの場所も素敵。いいなぁ。
もう思い出に残りまくりな癒しな温泉体験をするならば、この「シーボルトの湯」の貸切湯で、ヒノキの湯船の一番風呂体験は絶対にやってみるべし。
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