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トルコのクシャダス観光。港からタクシーでエフェソスの遺跡へ!

港からエフェソスまでタクシーをチャーター

いいことも悪いことも、旅の思い出。中東のなかで、私が唯一行ったことがある国がトルコ。ってかトルコは中東ではなく、アジアのくくりなのかな?!東ヨーロッパと西アジアに跨るこの国は、独特な空気が流れている一方、南のほうではガチでももめている地域とも隣接していたりするので、ちょっと注意が必要ですが、エーゲ海に面しているクシャダス(kusadasi)は、とても静かで素敵なところでした。

治安自体はそんなに悪くなさそうですが、タクシー乗り場で「エフェソスの遺跡に行きたいんだけど~。」といったら、いきなり「200ユーロ払え~い。」ってどんぶり勘定されて、ちょっとビビりました。

値段は130ユーロになりました。でもホントは…

港からエフェソスの遺跡の遺跡までどのくらい距離があるのかわからないし、帰りも迎えに来てもらわないと困っちゃうとか、いろいろ事情もあるので、少し悩みましたが「100ユーロじゃないと無理。」って言ってみたら「じゃあそれでいいよ」みたいな変なやり取りがあり、高いのか安いのかよくわからずに乗り込んだタクシーの車内です。とってものどかなクシャダスの街並みを複雑な心境で見つめていました。

結論から言うと、もう少し先の街中でタクシーを捕まえれば80ユーロくらいで往復してくれるみたいです。ま、それは観光が全部終わってから気が付いたんですけれどもね。

とっても広いエフェソスの遺跡

ギリシア・ヘレニズム~ローマ時代の遺跡は、いくつもありますが、そのなかでも抜群に美しいとの評価が高いエフェソスの遺跡。あまり期待しないで、やってきてみたらその荘厳さと優美さに、びっくりさせられました。修復したとはいえ、このような規模でそのままに残っているのは、すごいですよね。ここがエーゲ海沿岸エリアでは最大級の大きさと言われている円型の劇場です。

ツアーなどに参加すると、右下みたいな感じでガイドさんがいろいろ説明してくれます。私は団体行動が苦手なので、そのままスルー。プラプラ歩いて気ままに観光もいいものですよー。

トルコ語ではエフェス(Efes)の遺跡

「説明なしじゃ、さすがに…」と思っていたら、商売上手なトルコ人のおじさんが入口で日本語のガイドブックを販売していて、思わず買ってしまいました…!そしたら、エフェソスじゃなくって、エフェスになってる。でもこれ、誤植でもなんでもなくって、現地のトルコ語ではエフェス(Efes)と呼ばれているそうです。

「ここがローマ時代のお風呂ばかぁ。ふむふむ」と読もうかと思ったのですが、やっぱり目の前の本物をみている時間のほうが大事だ!と思いました。ここでかくれんぼとかしたら、かなり楽しそう。

クレテス大通りなどの道がまっすぐ貫いていて、その両サイドにこんな感じの遺跡群が並んでいます。ちなみにこの写真を撮っている道は、あのクレオパトラも歩いたと言われているとか。もはや証明するものなどないんだけれども、悠久の時を超えて、絶世の美女と同じ場所に立っているのかもーと思うと、テンションが上がりました。

最大の見どころはアレキサンドリアの図書館!

そして、ここが、エフェソスの遺跡のハイライト。アレキサンドリアの図書館です。本はないけれど、実際にみると大きさの迫力は圧倒的でした。作られた時期は紀元前300年頃と言われています。最盛期には70万冊もの巻物が所蔵されていたのではと言われているそうですよ。”世界中の叡智を集める事を目的としていた”というので、実際のところ、図書館という概念自体もまだなかったのかもしれませんが、世界最古にして最高レベルの学術の殿堂、マジで残っていてほしかったー!と強く思った場所になりました。

右側の鼠色の服着た媚び冨田なのが私です。ファラオと呼ばれていた王様たちの権力にひれ伏すでもなく、いろいろ感慨にふけっているところ。

アレキサンドリアの図書館を右に抜けたところで、遺跡のおおよそがフィニッシュです。きれいな山が近くに見えました。私から130ユーロとった運転手さんの姿も。ま、なにはともあれ、時間通りに迎えにも来てくれてよかったーと思ったら、このあと絨毯屋さんにつれていかれるというアクシデントもあったんですけれども、その話はまた別の機会で!

【INFO】

今回ご紹介したスポットは、トルコにある「エフェソスの遺跡(Ephesos)」です。
公式サイト:http://www.ephesos.at/
2015年に世界遺産に登録されました!