感動することもあればガッカリすることもある世界遺産。以前、世にも珍しい温泉の世界遺産をご紹介しましたが、今回は実際に住むことができちゃう世界遺産のお話です。
バルセロナの街中で出合えるガウディのアート作品
ぶらぶら散歩をしているだけで、ピカソの作品があったりする芸術の街・バルセロナ。
そのなかでもグラシア通りという、東京でいえば銀座みたいな雰囲気のアーバンエリアに佇んでいるのが今回ご紹介する<カサ・ミラ(Casa Milà)>です。ユネスコの世界遺産に登録されたのは1984年のことなので、比較的新しい世界遺産といえます。
サグラダ・ファミリアと同じように、直線を持たない不思議な建物。まるで生き物のような雰囲気さえ感じさせられるんですが、夕暮れ「カサ・ミラ」の屋上は最高にロマンチックでした。
そして一個一個が思っていたよりも大きい。真ん中にいる小人みたいな人間が私です。
ガウディが54歳の時に設計した建築物で、実業家の邸宅として建設されたのだそう。さらに驚いたのが、今もここに実際に住んでいる人がいるという点です。マジか!!!
カサ・ミラの中に入って室内の見学も!気になるお部屋の雰囲気は?
カサ・ミラの居住スペースは実際に見学することができるんですよ。
以外にも内部は普通でした。もっとムーミンとかハウルの家みたいに、メルヘンな居室を想像していたのですが、至ってシステマチック笑
しかも結構古いから、ま、住むとなったらいろいろ不便が多そうだなぁというのが正直な感想でした。(現金な人間ですみません)
家賃は1200ユーロ(約14万円)!その安さの理由は?
ブランドショップがずらりと並び、スペイン国内でも最も家賃が高いとして知られるグラシア通りに面したカサ・ミラですが、ここの家賃はたったの1200ユーロなんだそう。
すごい。2020年春現在のレートで日本円に換算すると、約14万ですよ。やっす。東京よりの家よりはるかに広いし!値段をきいたら一気に住みたい気持ちが高まりました。(つくづく現金な人間ですみません)
なんでも、カサ・ミラ、建設した当時はあまりにも奇妙な見た目だったから人気がでなかったんですって。だから「住んでくれたら向こう3世代、値上げしないよ~」という条件がついたんですって。ということは、今から私が住みたいと言っても、縁もゆかりもない日本人に1200ユーロでは貸してくれなさそうですねぇ。
でも、こんなバルセロナのど真ん中、住んでみたら楽しいだろうな。チャリに乗って、毎日ボケリア市場に買い物行っちゃうな。
いろいろな想像を膨らませながら、楽しい観光のひとときになりました。いつかバルセロナに住む機会があったら、カサ・ミラの入居審査を受けてみたいと思います(笑)
今回ご紹介したのは、バルセロナのグラシア通りにある人気観光スポット<カサ・ミラ(Casa Milà)>です。
住所:Passeig de Gràcia, 92, 08008 Barcelona
近くには「Vinoteca Torres」というワイン屋さんもあって超オススメ!
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