もくじ
人気のサントリーニ島観光!
エーゲ海に浮かぶ島々の中でも特に人気が高いのが「サントリーニ島」です。紺碧カルデラ湾にそびえたつ、この断崖に佇む白い壁の建物の数々!TVのクルーズ番組や旅行雑誌なんかでもお馴染みの光景は、一瞬で脳裏に焼き付くインパクト◎ですよね。
そして、これと同じくらい有名なのが「フィロステファニ」という教会です。今回はサントリーニ島に行った時にフォロステファニを探し回ったというお話をしたいと思います。
誰も知らない!フォロステファニの不思議
乗ってきたクルーズ船からは小型ボートでの移動だったので、酔ったらどうしよう!とややドキドキしましたが、なんとか無事に到着しました。浮足立ってサントリーニ島に上陸です。
ケーブルカーに乗れば片道5分ほどでフィラの街に到着します。ロバタクシーという選択肢もあるのですが、時間がかかるし、けっこうブリブリしているので、あまりおすすめはできません。(落ちたりすると、ケガするケースもあるそうなので、乗る場合にはくれぐれもお気を付けくださいね!)
さて、フィラの街についてからはブラブラお散歩…という感じでもなく「フィロステファニへ行くぞ!」と変な気合で燃えていました。燃えている割に、きちんと場所を調べていなかったり、ガイドブックも持ち合わせていなかったりするうっかりっぷりといつものように発揮してきたわけですが、たいてい有名な観光スポットというのは、「●●へいきたいのですが、どこっすか?」を英語で言えればなんとかなるもの…。そんな風に軽んじていたのがそもそもの大きな間違いでした。
街の会う人、会う人に、「フィロステファニはどこですか?」を連発。
「私はフィロステファニへいきたいんです」「フィロステファニの行き方を教えて」「Where is the Firostefani?」
フィロステファニはどこですか?
本物のフィロステファニは、青いドーム状の屋根に寄り添う小さい白い建物があるんです。これはピンクなのでちょっと違う・・・!
フィラの街の人は、とても気さくでいい人で、皆さん、立ち止まって話をきいてくださいました。しかし…、みんなフィロステファニを知らないというのです。私の発音がおかしいのか(日本でも日本語がうまく通じないことあるし…)、まさかギリシアまできて狐につままれているのか(この国に狐っているのかしら…)、フィロステファニが幻なのかと思うくらいの勢いで、5、6人の地元民と思われる人に話しかけてみたのですが、「ちょっとそういう教会はわからない」と言われてしまいました。
ロケーションも雰囲気も激似。でも本物の写真と比べるとちょっと違う。そんな間違え探しみたいな事態がしばらく続きます。
サントリーニ島、青い屋根の教会多すぎ問題発生…!
頼みのグーグル先生でサントリーニの住所を調べたら「Firostefani Santorini」というなんの足しにもならない結果に…。
そんな時に、クルーズ船のガイドのお姉さんを発見しました。神様、仏様、ガイドのお姉様!ラッキー♪そしてまた「フィロステファニにいきたいんですけれど、この青い屋根の教会です。ドーム状の屋根の、海がこのアングルで見えて…」と、必死の英語でネットに落ちていた写真を見せながら、聞いてみました。すると…
「サントリーニには、こういう建物いっぱいありますからねぇ。ちょっと、フィロステファニというこの建物がどのあたりにあるかは…」
確かに。おっしゃる通りで、ぐうの音も出ないし、フィロステファニじゃなくっても十分素敵な景色であることには間違えないんですけれども…(^_^;)
日本人的には、やっぱり行きたいですよね。日本人的には有名な場所だし。日本人的には…、という思いを抱えながら、絶妙なガッカリ感を味わいつつ、だんだんどうでもよくなって、白い壁のサントリーニ島の街歩きを楽しんだのでした。
タクシーのおばちゃん、フォロステファニを知っていた!
というわけで、けっこう時間的にも余裕があったのに、出会ったサントリーニ島の人々に「フィロステファニなんて知ーらね」っていわれてしまい、思わぬ形でフィロステファニの観光をあきらめざるを得なくなるなったわけですが、さっさと気分を切り替えて、イアの街までタクシーで移動しました。雰囲気はフィラよりも人が少なくって、更にゆったりしている印象です。大きな教会で、結婚式もやっていて、もうおめでたさと幸せをおすそ分けしてもらったような気分で、楽しく観光を終えた帰り道。
フィラとイアの間は、タクシー料金が一律で18ユーロと決まっているみたいですが、個人で流しでやっているドライバーさんにお願いすると、ちょっと上乗せした料金を言われることがあるので、必ず乗車前に確認しておくほうがおすすめです。
そんな帰りのタクシーのなか、ドライバーは年配の女性だったんですけれども「観光どうだった?」というジェネラルなやりとりをしていたとき、「フィロステファニにいきたかったんだけれども、場所がわからなくって…」と話したら、「すぐそこよ!」といって、近くまで連れてってくれました。
これが憧れていた本物のフィロステファニです。拍子抜けするくらい、いろんな意味でなかなか珍しいアングルでの記念撮影になってしまいましたが、これはこれでとても思い出深いワンショットになりました。どうだ!こんな角度のフィロステファニの写真持ってる人いないでしょー!とにかく、見れてよかった、出会えてよかった、凝れてよかったな感無量な光景でした。
「おばちゃん、ありがとう」ハイテンションで、チップはずんでお別れしてきましたとさ。苦労した分、嬉しさもひとしおでした!
今回ご紹介したスポットはギリシアのエーゲ海に浮かぶサントリーニ島の「フィロステファニ」という教会です。
そもそもフィラの港の場所からは、歩くと20分くらいかかるとのことでした。バスもでているようですが、あまり現地での情報が得られない場所なので、できれば事前に移動元(空港なのか港なのか…)からのアクセスをきちんと調べていくことをおすすめします。