東京から直行便で約9時間。世界的にも治安がいいと評判のカナダのバンクーバーは留学や移住する日本人も多い北米有数の人気都市です。
港の風景って、和みますよねぇ。空港からも電車で一本だから超便利な場所。今回は、ウォーターフロントの駅から街歩きしながらいけるガスタウン観光のお話。
もくじ
世界●大ガッカリを超えた?!ガスタウンのシンボル「蒸気時計台」
私がガスタウンへ行こうと思った一番の理由は、15分おきに蒸気で笛が鳴る世界で唯一ココにしかない「蒸気時計」をみたかったからです。ウォーターフロント駅から歩いて5分ちょいの場所にあります。
で、いってみたら…
シュポーって笛の音。蒸気もモクモクしていて観光客が集まっているではありませんか。
しかし、ショボイ‥。世界三大ガッカリと言われているシンガポールのマーライオンとかベルギーの小便小僧とか、なんだかんだで、心構えがあったおかげか?!あんまりガッカリしなかったのですが、ガスタウンの「蒸気時計」は思っていたよりも小さくってビックリしてしまいました。ショボっ。
でも、このショボさ、これはこれで、いい思い出になるよ。この周辺だけ冬でも空気がぽかぽかあったかいのもよかったです。
ガスタウンの地名の由来にもなった?!蒸気船船長”ギャシー”の像
ウォーターフロントの駅から蒸気時計を超えて、さらに坂道を下っていくと見えてくるのがこの「ギャシーの像」です。
ガスタウンの地名って、英語だとGastown(ギャスタウン)なんですが、ギャシーと呼ばれていたジャック・デイトン (John Deighton)さんの名前にちなんでいるんです。へぇ、そうかさぞかし立派な人なのかと思いきや、ギャシー=Gassyってニックネームで「ほら吹き」という意味…。なんか、切ない。由来からしていろいろガッカリではあるものの、このギャシーさんが酒場を開いたおかげで船乗りや港湾労働者たちによって賑わう繁華街として、街は急速に発展。世界恐慌が起きるまではとっても元気あふれる街だったそうです。
今のガスタウンは治安が悪いってホント?夜は歩いても大丈夫?
結論からいうと、治安はよくないですね。いきなり殺されるということはないかもしれませんが、昼間でも浮浪者や貧困者、見るからに目をあわせちゃいけなさそうな類の人が多くいます。
ギリ、「ギャシーの像」くらいまでは女性が一人でカメラを片手にフラフラ観光してても…という気はしますが、そのさらに奥にあるヘイスティングスストリートやチャウナタウンは男性がいたとしても行かないほうがいいと思います。
昼間でもね、臭いが…。薬とか葉っぱの。(カナダはマリファナOKなんだよ)昼間でも人は少ないし、建物の1階の窓がなぜか鉄格子になっていたりするのを見ると、ちょっと怖いな~と思って、持っていたカメラを思わずしまい込んでしまいました。
うっかり繁華街だから楽しそう!って思って、あの辺にホテルとか予約したら最悪です。夜出られなくなると思う。
危ないエリアに不用意に近づかない!ホントにヤバいのは日本人?!
ま、でもガスタウンの奥まった一部の場所を除けば、あとはそれほど危なくはないし、貴重品をちゃんと自分の手元に管理して、話しかけてくる怪しい人についていかず、一般的な注意をしながら街歩きする分にはぜんぜん楽しい街だと思いました。
私は思うんですけれど、こういうちょっと安心感のある街って、逆に話しかけてくる日本人のほうが危ないような気もします。だいたい1都市に1人くらい、ヤバイ人っていますから。「あ、日本人♡安心、よかった、お友だちになりましょーう」という運命みたいな出会いは気をつけてね。移住者や留学生が多いとはいえ、日本人コミュニティは狭いし、スグに噂にもなるし。いっときだけ遊べる観光客に話しかけてくる日本人は一番危ない気がします…。別に私はなんもなかったけど(笑)いろんな噂は聞くからねぇ。
気楽なひとり旅、でもちょっと不安があるなという人は、出かける前に外務省のHPで最近、どんな犯罪が流行っているのかチェックしていくだけでも、だいぶ心構えが変わりますよ。
ウォーターフロント駅からガスタウン「蒸気時計」までの行き方
ウォーターフロント駅を出たら、駅舎を背に左へ。
ウォーターストリートを歩いていくと、すぐに蒸気時計が見えてきます。小さいからシュポーってしてないと、通り過ぎちゃいそうなくらい存在感薄いのでお気をつけて。ちなみにギャシーさんの像はその先です。
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